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見習いアイドルプロデューサー活動日誌
2023年2月6日配信 創刊号
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★★今号の目次★★
1:新人クリエイターの学校~放課後~
2:先週の見習いアイドルプロデューサー活動日誌
3:編集後記
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1:新人クリエイターの学校~放課後~
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<コーナーの内容紹介>
ブログ「新人クリエイターの学校~0時限目~」では、平日に毎日、新人クリエイターやクリエイター志望者が、スキルを磨く「前に」知っておいた方がいいことを中心に解説をしている。
一方、こちらの「新人クリエイターの学校~放課後~」コーナーは、無料でだれでも読めるブログでは書きづらいことや、クリエイター業界の新しい情報、チェックした方がいいエンタメ作品などを中心に書き記していく予定。
有料の情報なので、門外不出ということで!
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今回は、
「前に目標を立てたときも達成できなかったし、目標を立ててもきっとまた同じようにダメなんだろうな……」
と思ってしまう人へ。
実は、立てた目標を「達成しやすい時」と「達成しづらい時」がある、という話。
目標の80%は1カ月も続かない
さて。
今年も1カ月が過ぎた。
年始に「よし! 今年こそ●●するぞ!」と目標を立てた人は、継続できているだろうか?
残念ながら、多くの人は続いてなくて、挫折しているのではないかと思われる。
というのも、ある調査では、目標を立てたうちの80%は、1ヵ月後には続いていないそうだ。
ダイエットなんてわかりやすい。
「最近、お腹に肉がついてきたなあ」と思い、「明日から毎日●キロ走ろう!」「もう夜8時以降は何も食べないぞ」と決心する人も少なくない。
でも、そのとおりに1ヵ月間、継続できた人なんて、ほんの一握りだろう。
問題なのは、そうやって「目標を立てる→なんやかんやで失敗する」というのを、何度も何度も繰り返していると、いつしか、せっかく何かをやろうと少しモチベーションが上がっても、
「まあ、今回もムリだろうな」
と最初からあきらめてしまうようになることだ。
失敗グセや、負けグセのようなものが染みついてしまう。
これはなかなか厄介で、自分の意志ではなかなか取り除けない!
もしかしたら、「あ、私はまさにそうだ!」と思った人もいるかもしれない。
なので、そんな人に伝えたい。
「ラベル」が変わるタイミングで新たに目標を立てると、成功の確率がアップするのだ!
ちなみに、ラベルが変わるときとは、新年、月初め、誕生日、引っ越し、就職、進学、進級などなどをさす。
つまり、それまでとは違う新しい状態に入るタイミングだ。
ラベルが変わると、人は生まれ変わる
「単純すぎない? どうしてそんなことで目標達成の可能性が上がるの?」
と思った人もいるだろう。
その理由は、「ラベルが変わるタイミングで、人は生まれ変わる」からだ。
目標を立てては失敗を繰り返し、それが染みついてしまった人は、目標を立てる時点で、
「前回もダメだったから、今回もダメだろう。やっぱり私はいつまでたっても変われないんだろうな」
と考えてしまう。
目標達成をめざすうえで、それが一番の問題といえる。
最初から負けた気になって勝負をしたところで、勝てるハズがない。
と、このようにいうと、
「そんなこといっても、自分のことは自分がよくわかっているんだよ! 何度やってもダメで、すぐに続かなくなる……。自分はそういう人間なんだよ!」
と反論したくなるかもしれない。
たしかに、これまでの自分を変えるのは非常に難しい。けっして簡単なことではない。
でも、過去の自分とは違う、新しい自分だったら?
それなら、何度も挫折して失敗グセが身についている過去の自分は関係なくなり、ゼロの自分から始めることができる。
それは「何度やってもダメだった自分」とは違う自分。
このように、過去の自分とは違う「新しい自分」になる方法こそ、「ラベルが変わるタイミングを狙って、目標を立てる」ということなのだ!
ちなみに、ラベルが変わるタイミングは、探せばいくらだってある。
1週間のはじめの月曜日だって、先週の自分とはラベルが張り変わっているし、病気が治ったときだって、やっぱり新しいラベルの自分だ。
人生の節目となる大きなものから、毎週やってくる月曜日まで、たくさんある中から、自分で好きなものを選べばいい。
ラベルの変わるタイミングでも、やっぱり続けるのは難しい!
とはいえ、最後に1つだけ注意を。
ここまで読んで、
「なるほど! ラベルの変わるタイミングに目標を立てれば、簡単に継続できるようになって、目標を簡単に達成できるんだな!」
なんて思ったかもしれない。
冷や水をぶっかけるようだが、それでもやっぱり「継続すること」は難しい!
なので、あとは数をこなすしかない。
冒頭で書いたように、目標の80%は1ヵ月継続しない。
だから、目標を10つくったとして、そのうち1つでも続けばいいという程度に思って、あとは何度も何度も、ラベルが変わるタイミングを狙って、トライしまくるのがいい。
もちろんぼくも、何度もトライを続ける。
お互いがんばろう!
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2:先週の見習いアイドルプロデューサー活動日誌
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<コーナーの内容紹介>
新卒で出版社に入り、そこから本の編集者をずっと続けていたぼくが、「2023年にアイドルグループをたちあげる!」と宣言。
それからの試行錯誤の日々を公開するのがこのコーナー。
グループ名はどうするの? メンバー集めは? レッスンの様子は? お金はどうやって集めるの? 楽曲は? 歌詞は? ダンスは? ライブ会場は? グッズは?
などなど、やるべきことはたくさんあるが、経験はまったくない。
どこからどうやって手を付けていけばいいのだろうか……?
そんな試行錯誤の日々を公開するのがこのコーナー。
アイドルグル―プが0から徐々に作られていく様子を知れるはず!
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・1月24日
今日は午前に取材が2時間、午後も仕事で3時間ほど外出があり、アイドル活動を進めることができなかった。
時間がほしいなと思うのはこういう日だ。
「もっとアイドルプロデュース業に時間を使いたい」というのと、でもお金を稼ぐための仕事もしなければ、結局アイドルプロデュースができなくなる。
小説家もマンガ家もミュージシャンも劇団員も、いろんなクリエイターが「創作と仕事のバランス」で悩むという。
その悩みの存在はもちろん知っていたけど、もしかしたら初めてその悩みに直面しているのかもしれない。
そう考えると、また一歩、クリエイターの仲間入りができた気がしてきた。ちょっとうれしい!
とはいえ、お金の悩みが消えるわけではないし、う~ん、もっと時間を有効に使おう!
・1月25日
昨夜、ぼくが入っている某オンラインサロンの主催者が、質問を受け付けていたので、「アイドルグループを起ち上げようと思っていて、こんなことをやりたい」というのを送ってみた。
その回答がなかなか辛辣だったけれど、実はなるべく見ないようにしていたことを指摘されたので、「やっぱりこれがネックだなあ」と思い、そこをどうクリアするかを、昨夜から考えていた。
そして今朝、カフェでノートにペンを走らせていたら、なんとなく解決策が見えてきた気がした。
もうちょっとブラッシュアップしないとならないが、この方向性なら、指摘されたこともクリアできるし、ぼくにとっても、みなさんにとってもプラスになる。
あと2日くらい検証して、問題なさそうなら、この方向で発表していこう。
それと、今日はショックな出来事があった。
ぼくは2カ月に1回、髪を切りにいっている。
担当美容師はいつも同じ人で、もう5年くらい毎回お願いすることにしている。
で、髪を切りながら彼女と話をしていると、おそらく卵巣がんで2月に入院するという。
まだ30歳くらいなのに…と思うが、本人は「もう、なるようになれですよ」と、明るい。
きっと告知されたときは相当落ち込んだだろうし、悩んだと思うが、接客業ってこういうときに暗くなれないなあと。
ただ、逆に言うと、人と話さないといけないから、なかば無理やりだけど明るくいられる、ともいえる。
「病は気から」なんていうけど、そうやって無理にでも明るく振舞うのは、実は悪くないんじゃないかなと。
そして、人が健康でいられること、行動できることなんて、何の保証もされていないんだから、動けるうちに動いておかないと、後悔先に絶たずだな、と痛感した。
やっぱりアイドルを早く立ち上げて、どんどん動いていこう。
・1月26日
『歌舞伎町と貧困女子』という本を読んだ。地下アイドルについて書かれているからだ。
「地下アイドルはファンとチェキをとり、そのチェキ代の半分くらいが収入となる。チェキ以外に収入減はないから、貧困になりやすく、コンカフェやガールズバー、果ては風俗やパパ活でお金を稼ぐ」
というようなことが書かれていた。
ここまでひどくないにしても、以前少し話したことがある元地下アイドルも、収入はチェキだけといっていた。
ぼくの起ち上げるグループは、このビジネスモデルというか、お金の稼ぎ方を変えないとならない。
「好きを仕事にするために貧乏はガマン。やりたくないこともガマン」という仕事に未来はない。
それに、そんなアイドルの姿を見せても、クリエイター志望者は、不安こそ増すが、「夢も希望もない」と思うだろう。
とはいえ、「チェキがあるからがんばれる。これがないと、本当にタダ働きになってしまう」と言うアイドルがいるのもわかる。
お金がモチベーションのすべて、という状態は良くないけど、がんばったらこれだけ良いことがあるよ、という目標のようなものはきちんと示さないとならない。
やはり、芸能事務所に所属するタレントのように、レッスン代や交通費を会社が出し、さらに月給のような形でもお金を払うべきだな。
もちろん、そうやって支払えるお金をぼくが稼がないとならないんだけど。
・1月27日
ぼくの会社は12月締めなので、決算書類を整えていた。社員1人だけど案外大変。
でも今年は現場マネージャーをやといたい。
アイドルメンバーも所属タレントみたいにしたいから、事務手続きも今以上に煩雑になるはず。
タレント事務所がどうやっているのか、調べる必要ありだな。
あとやっぱりマネージャーが必須になる。最初はぼくが現場にいくにしても、ある程度大きくなったら、現場はマネージャーに任せて、ぼくは全体の方向性とか、考えることに時間をつかなわないとならない。
以前、「料理が好きでシェフになった人が店を開いて経営をすると、失敗しやすい。なぜなら、料理と経営は脳の使い方が異なるから」と聞いたことがある。
実際、飲食店の倒産率は高い。
秋元康さんも現場につきっきりになっていない。
けれど、大きな方向性は示しているはず。
ぼくの役目は、グループを大きくすること。
これを間違えてはならないはずだ。
(※今回は無料公開分なので、4日分だけ。実際は、平日5日分の日記を公開予定)
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3:編集後記
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このような形で、これから毎週、活動日誌を更新していくけど、今後やることをちょっとあげるだけでも、
・グループのコンセプト
・メンバー募集
・グループ名決め
・ライブに向けてのダンスや歌のレッスン
・ライブ会場決め
・歌や歌詞をどうするか
・グッズ製作
などなど細かくあげたらいくらでもある。
しかも、ほとんどのことにお金が絡んでくる。
・・・・・・大変だ!
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