口コミ待ちしてませんか?

「いい小説を書けたんで、サイトにアップしました! 本当はお金を使ってでも宣伝したいんだけど、そんなお金もないし、口コミで広がっていくのを待ちます!」

僕が出版社につとめていた頃、プロを目指す小説家のタマゴの人がこのように言っていました。

自作の宣伝に対して、このタマゴの方のように、

「あまり宣伝できないから、あとは口コミで広がるのを願う!」

と考えるクリエイター志望者も多いみたいですが、口コミに対して「誤解」がある気もするので、そのあたりを書いていきます。

読み終わったころには、やる気が高まって、胸が熱くなっているはず!

▼大ヒットのスパイラルとは?

作品が口コミで広がるときって、どんな新聞広告やネットのプロモーションよりも大きな効果があったりします。

出版業界でも、「3万部までは宣伝費をかければなんとかなるけど、その先は口コミがないと厳しい」と聞いたことがあります。

それは、口コミのほうが「熱さ」が相手に伝わるから。

とくに、知人から直接すすめられると、なおさらその熱は伝わってくるもの。

きっとみなさんも、親しい人から、

「これ、絶対使ったほうがいいよ!」

「この映画、ムチャクチャ感動的だった! 観るべし!」

なんてすすめられて、商品を買ったり、映画館に足を運んだりした経験があるはず。

ぼくもよく、映画通の知人にすすめられて映画を観たり、小説好きの知人に言われて小説を読んだりしています。

しかも、人間の脳というのは、感動すると人に言いたくなる性質があるそうです。

なので、

いい作品をつくる→誰かを感動させる→感動した人が知人に伝える→その知人が感動して、また知人に伝える→……

というようなスパイラルになり、結果として大ヒットすることがたまにあります。

というか、大ヒットした作品はほぼ、このスパイラルに当てはまっているでしょう。

この大ヒットの図式を否定する人はいないはず。

▼口コミ待ちでは、誰にも届かない

ですが、いい作品をつくりさえすれば、勝手に口コミで広がると思っていませんか?

残念ながら、そんなことはありません。

でも、そのように考え、口コミで広がるのを待つだけの人が、案外いるんです。

最初から口コミ待ちをしても、誰もその作品に触れてくれません。

先ほどの図式で言うと、「いい作品をつくる」と「誰かを感動させる」の間には、実は大きな壁が立ちふさがっているんです。

その壁を乗り越えるためには、まずはいろんな人に必死に働きかけて、動いて動いて動きまくるのみ。

そうやってプロモーションをしないと、誰かを感動させて口コミで広がっていく「前に」終わってしまいます。

つまり、口コミ待ちをしているだけでは、誰にも届かないんです。

▼大量の試行錯誤の後に、口コミ効果が現れる

このようにいうと、

「じゃあ結局は、ある程度はお金を使って宣伝しないとダメってこと?」

といってくる人もいます。

そうではありません! お金がなくてもできるプロモーションだって、たくさんあるんです!

たまにテレビで、小さいけれど人気店が取り上げられて、「宣伝するお金なんてなかったけど、口コミで広がりました!」なんて言っていますが、それをそのまま信じてはいけません。

口コミで広まっていくまでに、お金がないなりにさまざまな試行錯誤をしているんです。

店頭に立ってチラシを配ったり、近所の家に投げ込みチラシをしたり、お客にサービスしたり、新商品を開発したり。

もちろんそれだけではないでしょう。

もっともっと動いて、動いて、動きまくって、ほかの店がやらないようなこと、やらないくらいたくさんの量をやって、その末にようやく今の状態があるんです!

その点はちゃんと胸に刻んでおきましょう。

口コミ待ちって、ラクなんですが、言い方を変えると「何もやっていない」ということでもあります。

その先にヒットはありません。

口コミ待ちの先に、成功はないんです。

ぼくらは、やれることを粘り強くやり続けましょう!

▼新サービスを始めます

なんてエラそうに書いていますが、今回のブログは、ほとんど自分自身に言い聞かせているようなものです。

とにかく汗水たらして動かないと!

ということで、最後にお知らせをさせてください!

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