人気作家が「おもしろい小説」を量産できるたった1つの理由

クリエイターのマインド

今回は、

 

  • 自分に甘いと自覚している

  • もっと早くレベルアップしたい

  • 多少苦しくても、早く成長したい

 

このようなクリエイター志望者に向けた話です。

 

結論を先にいいます。

 

頭の中に1人、「厳しい客」をつくって、その人に作品をチェックしてもらいましょう!

人気作家がおもしろい小説を量産できる理由

さて。

 

これは、ぼくが出版社で小説の編集者をやっていた時代の、ある作家さんと打ち合わせをしたときの話。

 

その作家さんは、何冊も小説を出していて、いくつもの書店でフェアが組まれるくらい書店員から愛されているかた。

 

今も覚えているんですが、その作家さんのとくに人気のある小説に登場するカフェのモデルとなった喫茶店で、看板メニューを食べながら打ち合わせをしたんです。

 

話の流れでぼくは、

 

「どうやったら、あんなにおもしろい小説を量産できるんですか?」

 

と質問したところ、

 

「わたしの頭の中には、すごく厳しい読者が1人いるんです。その人が最初の読者なんですが、彼女を納得させようと思うと、生半可な作品ではダメ。見透かされちゃう。そうやって自分に高いハードルを課しているんです」

 

との答えでした。

 

「なるほど!!!!!!」

 

ムチャクチャいいことを聞いたと思ったぼくは、それ以降、数多くの作家のタマゴに、同じ話をすることにしています!

 

あたかも自分の話のように(笑)。

 

それはともかく、これは小説家だけにあてはまることではありません。

 

むしろ、あらゆるクリエイターに知ってほしいこと

 

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甘い読者を想定すると成長できない

たまに、

 

「ターゲットを決めて、その人が喜んだり、その人に突き刺さる作品をつくりましょう」

 

という話を聞きます。

 

というか、ぼくもこのブログで書いたことがあります!(笑)

 

そうやって作品をつくることで、

 

「なんとなく、こんな感じにしたらおもしろいかな~」

 

100%自分の考えだけで創作するよりも、読者やお客を楽しませられる作品になるといえます。

 

ただし、1つ、この方法には注意点もあります。

 

想定するターゲットによって、作品のクオリティが大きく変わってしまう、ということ。

 

とくに、甘口の人を頭の中に思い描くと、なんでも喜んでしまい、あまりおもしろくない作品でもOKになってしまうんです。

 

これだと、いつまでたってもクリエイターとして成長できません。

最速で成長させてくれる読者とは?

なので、とくに自分に甘いと自覚していたり、最速で成長したいと考えたりしている人はぜひ、厳しい目をもった読者や客を想定してみましょう。

 

厳しい読者とは、

 

「これくらいでいいかな」という程度の作品には、OKを出してくれない。

 

「もっともっと」とレベルの高い作品を要求してくる。

 

そんな性格の持ち主です!

 

きっと、そんな厳しい人間を納得させなければならない創作活動は、今以上に大変になってくるでしょう。

 

より高度で、細かい技術も求められるはずです。

 

ですが、その苦しさに見合った収穫が、間違いなくあります!

 

クオリティの高い作品がつくれるようになる!

 

つまり、一気に成長できるんです!

最後にお知らせ

ということで今回は、「頭の中に1人、厳しい客をつくって、その人に作品をチェックしてもらいましょう!」という話でした。

 

もっとハイクオリティの作品をつくりたい、と願っているクリエイター志望者はぜひ、参考にしてみてください。

 

最後にお知らせです。

 

昨年、「アイドルグループをたちあげる」という話をしました。

 

くわしくは下の記事を読んでいただきたいのですが、みなさん新人クリエイターが仕事をする第一歩目となる場にします。

 

もし興味があるという方がいましたら、まずはてて160のライン公式アカウントをご登録いただければと思います。

 

今日のブログを読んでモチベーションが上がって、「よし! やってやるぞ!」なんて気になっている人がいたら、ぜひ!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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