今回は「猛スピードで成長したいなら、先生を3人もちなさい」という話です。
みなさんきっと、先生や師匠、目指している人がいると思います。
ですが、そんな先生は1人ではなく、3人持ってください。
3人持つことには、大きなメリットが3つもあるんです。
プロとアマチュアの差がなくなっている?
その解説をする前に、こんな話から始めさせてください。
「プロとアマチュアの境界線が、どんどんなくなってきている」
こんなことを編集者、小説家、ミュージシャン、イラストレーターの知り合いたちがよくいっています。
以前は、プロとアマには作品のクオリティに大きくて明確な差がありました。
はっきりいってしまうと、昔のアマはもっとヘタクソで低クオリティだったんです。
でも今は、アマチュアのレベルが格段に上がっています。
その結果、アマチュアとプロの差がなくなっているというわけです。
この理由として大きいのが、ネットやSNS、ユーチューブなどでしょう。
これらの出現によって、だれでも簡単に無料で勉強することができるようになりました。
ちょっとググったりユーチューブで検索すれば、「プロ直伝 小説の書き方」「プロのマンガ家はどう描いているか」「ボイストレーナーが教える 歌がうまくなる方法」といったものがすぐに見つかります。
このように、昔に比べて格段に学びやすくなり、スキルの上達も早くなったといっていいでしょう。
先生は1人ではなく3人
ここまでをまとめると、ネットのおかげで勉強しやすくなったわけですが、ぼくは、勉強するうえで3人、先生のような存在を持つといいと思っています。
ちなみにぼくの編集者時代の先生は、幻冬舎社長の見城徹氏、元女性自身編集長の櫻井秀勲氏、つとめていた出版社の社長、でした。
こんなふうに、イラストレーターを目指すならイラストの分野で、小説家を目指すなら小説の分野で、ミュージシャンを目指すなら音楽の分野で、それぞれ3人の先生をもつということです。
「えー、1人じゃなくて3人がいいの? 師匠は1人のほうがいい気がするけど、どうして?」
こんなふうに思った人もいると思うので、3人の先生をもつメリットを3つ、お伝えしますね。
いいとこどり&圧倒的スピードで成長
メリットの1つめは、「先生のいいとこどりをできる」ということ。
先生を1人に絞ると、その先生の背中ばかりを追いかけることになります。
そうすると、先生が絶対的な存在になってしまうため、その先生を超えることが難しくなってしまうんです。
でも、3人も先生がいると、
「この部分はA先生で、あの部分はB先生、こっちはC先生の技を徹底的に盗もう」
というようにそれぞれの先生のいいとこどりができるんです。
いってみれば、あなたは、先生たちの長所をかけ合わせた存在になれるということ。
すごくないですか?
メリットの2つめは、「圧倒的なスピードで成長できる」です。
メリット1つめで話したように、先生たちのいいとこどりをしていくと、それぞれの部分での成長ができるため、クリエイターとしてすごいスピードで成長していけます。
そのスピードは昔の先生の成長よりも速く、しかもあなたは多分野で成長できるというわけです。
こう聞くと、なんだかモチベーションがわいてきませんか?
先生たちがバラバラなことを言っていたら?
メリットの3つめは、「自分の頭で考えられる」というもの。
先生が1人だと、「あの先生が言っているんだし、すべて正しいはずだ」と考えてしまいがち。
ですが、先生が3人いて、それぞれが違ったことを言っていたら?
「う~ん、みんなバラバラなことを言っている……どういうことなんだろう?」
と、思いますよね。
そこから自分の頭で考える作業が始まります。
「自分の頭で考える」という作業は、クリエイターにとって絶対に必要なこと。
けれども、自分の頭で考えるには、訓練をしなければなりません。
3人の先生がそれぞれ違う主張をし、戸惑っているという状況が、訓練としていい機会になるわけです。
以上、1人ではなく3人の先生を持つメリットを解説しました。
最後に1つ、注意があります。
先生は、ずっと同じ3人で固定する必要はありません。
みなさんの成長に合わせて、臨機応変に先生も変えていってください。
学べることをすべて学べたと思ったら、その先生の役目は終わりです。
ぼくたちがいつまでも中学校に通わないで、3年間したら自動的に卒業して次のステップに進むように、学ぶことを学んだらその先生からも卒業してください。
ということで、今回は3人の先生をもつと、圧倒的なスピードで成長できるという話でした。
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