今回は、「小説ビギナーが一番大切にするべきこと」についてです。
これは、プロの小説家は全員大切にしていることです。というより、クリエイティブな仕事に就いている人だけでなく、ビジネスでも、スポーツでも、結果を出している人に共通していることです。
「とにかく続けること」
これを小説ビギナーは大切にしてください。
いま、これを読んでいるほとんどの人は、「自分は天才だ」「小説家になるために生まれてきた」「次から次に、アイデアが生まれてくる」「筆が止まらない」なんてことは思っていないはず。
むしろ反対に、「小説家になりたいけど、あんな売れっ子みたいにおもしろい小説は書けない……」「今日もまったく筆が進まない……」「どうやって大団円にすればいいか、全然浮かんでこない……」というように、いろんなことで悩んでいるのではないでしょうか。
もしも、自分で「書く才能があふれている」と思っている人は、ここから先は必要ないことなので、読まないでください。
▼▼▼▼▼
いま、これを読んでいる「自分はなんて普通なんだろう」と思っている人こそ、とにかく書き続けてください。
普通の人でも、書き続けることによって、才能にあふれた人に勝つことができます。
童話の「うさぎと亀」を思い出してみてください。
あの話は、才能にうぬぼれた者と、才能はないけど地道に努力し続けた者とを対比して描いています。
ご存じのように、途中までは前者がリードしますが、最後は後者が勝つわけです。
「あれは童話だし、現実とは違うんじゃない?」
そう思ったかもしれませんが、ほとんどの場合は、現実も同じような結果になります。
「自分には書く才能がある」と思っている人の多くは、その才能にあぐらをかいてしまいがちなんです。または、その才能は、単なる思い込み。このどちらかです。
もちろん、才能がある人が努力を続けたら、鬼に金棒。普通の人につけいるスキがなくなってしまいます。
でも、安心してください。編集者として断言しますが、本当に書く才能を持っていて、さらに努力を続けている人は、極めて少数です。
その人たちと戦わなくたって、十分に活躍できます。
今、活躍している作家さんで、「自分は天才だ」と思っている人なんて、多分いません。
ひたすら書き続けたことによって、そして今も書き続けていることによって、活躍できているわけです。
みなさんは、他人のことなんて気にしないで、とにかく書き続けること。
これが大事です。
▼▼▼▼▼
そうやって続けた先に何があるのかというと、あるときから「量が質に転化」するのです。
ある国民的バンドのリーダーが、何かのインタビューで話していたことがすごく印象的でした。
リーダーは、そのバンドの曲のほとんどを作詞作曲していて、CD売り上げ200万枚を超えるビッグヒットになった曲も作っています。
彼は、
「自分には名曲を作る才能はない。でも、しいて言うなら、曲を作り続けられる才能だけはあったかもしれない。そうやって曲をたくさん作って、量をこなしたことによって、たくさんの人に好んでもらえる曲も作れた」
と言っていました。
これはまさに、量が質に変わったということ。
たくさんの曲を作り続けたことによって、もちろん駄作もあったはずですが、名曲も作り出せたのです。
彼がたくさんの曲を作り続けなかったら、つまり量をこなさなかったとしたら、きっと名曲も生まれていなかったでしょう。
一時は、リリースしたCDがすべてヒットしていたバンドなので、何も知らない周囲から、彼は才能にあふれた作曲家、つまり「うさぎと亀」のうさぎだと思われたはずです。
でも、実際のところの彼は、「自分には曲を作る才能はない」という前提から始めて、「だったら、とにかくたくさんの曲を作ろう」と思って曲を作り続けた、どちらかというと「自分はなんて普通なんだろう」と思っている亀だったのです。
「私たちのような普通の人間だって、続けることによって、いくらでも大きくなれるんだ」と勇気をもらえませんか?
実は、このような話はいくらでもあります。
たしかに世の中には、天才とか、才能の塊のような人がいますが、実際のところ、そんな人のほとんどは、「普通の人が努力し続けた結果、そうなれた」といっても過言ではありません。
ということで、今回は、才能以上に「続けること」が、本当に本当に大切なんだということについて書きました。
参考にしていただければうれしいです。
▼▼▼▼▼
もしも、今回の記事を読んで、「もっとおもしろい小説を書けるようになりたい」と思った方は、どうかこちらの記事も読んでみてください。
私が発行しているメールマガジン「おもしろかった!」と絶賛される小説が書けるようになる! 【小説予備校】メールマガジンの一部を掲載しています。

このメールマガジンを読んでいくと、小説を書く力が飛躍的にアップするのです。
ちょっと想像してみてください。
いつも最後まで書き上げられなかったのに、しっかりしたストーリーで最後の「終」まで書き切ったあなたを。
作品をサイトにアップしたら、これまでとはまったく違う評価を数多くもらえているあなたを。
文学賞に応募したら、どんどん上の審査まで進んでいるあなたを。
本屋の「話題の新刊コーナー」に、自分の小説が置かれているのを見つけるあなたを。
けっして夢物語ではありません。
これを実現させるのが、このメルマガです。
初月無料なので、試し読みをして気に入らなければ、解約していただいて全く構いません。
一カ月タダ読みして、考えていた内容と違っていたら辞めてください。
私はこのメルマガから、出版業界・小説界を変えて、出版業界に重くのしかかっている「小説が売れない問題」を解決するつもりです。
そのためには、あなたの力が必要です。
このメルマガ読者の作品から、ベストセラー小説を出すのです。
だまされたと思って、メルマガを購読してみてください。
登録は下記リンクよりどうぞ。

強制はもちろんできませんので、あとはお任せいたします!