【プロ作家を目指すあなたが、やっておきたいこと、やってはいけないこと 1】
メモの習慣をつけましょう。
人間はすぐに忘れてしまうもの。大切であろうと、そうでなかろうと、関係なく忘れます。
メモ帳でも、スマホのメモアプリでもいいので、とにかくすぐにメモを!
【プロ作家を目指すあなたが、やっておきたいこと、やってはいけないこと 2】
小説を読んだり、映画を見たりして感動したら、「いったい自分は何に感動したのか」「なぜ感動したのか」を細かく分析しましょう。
そのうち、自作に転用できるようになります。
【プロ作家を目指すあなたが、やっておきたいこと、やってはいけないこと 3】
意識して、昨日と違うことをやりましょう。
毎日、同じ時間に同じ電車の同じ車両に乗っていませんか?
それでは何も発見できない、冒険できない体質になってしまいます。
毎日同じ定食を食べている人も要注意です。
【プロ作家を目指すあなたが、やっておきたいこと、やってはいけないこと 4】
きちんと睡眠時間を確保しましょう。
執筆時間を捻出するために、多くの人は「睡眠時間を削ろう」と考えてしまいがち。
でも、必ず体にガタがきますし、そんな日々は続かないのでむしろ非効率です。
絶対に睡眠時間は確保してください。
【プロ作家を目指すあなたが、やっておきたいこと、やってはいけないこと 5】
執筆するとき、スマホを近くに置いてはいけません。
スマホには人の集中を妨げる、おそろしい力があります。
ツイッターもゲームも、強烈な引力であなたを引き寄せます。
集中したいときは、スマホを遠くに置きましょう。
【プロ作家を目指すあなたが、やっておきたいこと、やってはいけないこと 6】
普段から発したり書いたりする言葉に、今以上に気を配り、疑問に感じたら調べるクセをつけましょう。作家になるとは、言葉のプロになるということです。プロが間違えてばかりだと、作品の信頼を損ねてしまいますので。
【プロ作家を目指すあなたが、やっておきたいこと、やってはいけないこと 7】
作品が全然評価されなかったり、低い評価を受けても、歩みを止めてはいけません。プロの作家も、最高の自信作がまったく売れなかったり、低評価を受けることが頻繁にあります。それでも書き続ける人だけが、生き残れるのです。
【プロ作家を目指すあなたが、やっておきたいこと、やってはいけないこと 8】
周囲にライバルや同志を見つけましょう。書く作業は、気づいたら孤独になってしまうもの。そんなときでも、ライバルが頑張っている姿を見ると、「よし、自分も!」と奮い立たせることができます。
【プロ作家を目指すあなたが、やっておきたいこと、やってはいけないこと 9】
他人の足を引っ張ってはいけません。そんなことに費やすことほど、ムダな時間はありません。芸能人の不倫も、SNSの誹謗中傷問題も、あなたの人生に関係ないはず。それに時間を割くより、小説執筆に時間を割きましょう。
【プロ作家を目指すあなたが、やっておきたいこと、やってはいけないこと 10】
自分に言い訳をするのはやめましょう。「●●な理由があって、書く時間が取れない」という人がいます。もちろん書くも書かないもその人次第。でも、みんな●●な理由を持っていて、それでも書いていることはお忘れなく。
【プロ作家を目指すあなたが、やっておきたいこと、やってはいけないこと 11】
新しいことに挑戦したいけれど、「もう●●を目指すほど若くないので……」なんて言いわけをする人がいます。そんなこと言うくらいなら、まず挑戦しましょう。今のあなたが、これからの人生で一番若いのです。
【プロ作家を目指すあなたが、やっておきたいこと、やってはいけないこと 12】
他人と比べてはいけません。他人の長所と自分の短所を比べて、凹んでしまうからです。比べるのは、昨日の自分です。昨日よりも努力していますか? 少しだけでも成長していますか? 胸を張ってイエスといえますか?
【プロ作家を目指すあなたが、やっておきたいこと、やってはいけないこと 13】
悲観主義になってはいけません。もっと楽観的に考えましょう。イギリスの作家のオスカー・ワイルドは、「悲観主義者とは、チャンスがドアをノックしても、『うるさい!』という人だ」といっていました。
【プロ作家を目指すあなたが、やっておきたいこと、やってはいけないこと 14】
目標は数値化しましょう。フワフワした目標は、何をしていいのかもわからず、達成できません。「とりあえず書き進めよう」ではなく、「●月●日までにこの小説を書き終える」「毎日●文字書く」という感じです。
【プロ作家を目指すあなたが、やっておきたいこと、やってはいけないこと 15】
自分の性癖、変態性を隠してはいけません。あなたの魅力だったり、読者に好かれる部分は、その隠したい部分にこそあるからです。そこに共鳴するのです。ちなみに、性癖と性的嗜好は違うものなので誤解なきよう……。
【プロ作家を目指すあなたが、やっておきたいこと、やってはいけないこと 16】
作家トレーニングとして、人間観察をしましょう。いつでもどこでもできます。人を見て、その人のストーリーを想像するのです。名前、年齢、職業、どんな恋愛をしてきたか、何をするのが幸せか……。キャラ作りに活きます!
【プロ作家を目指すあなたが、やっておきたいこと、やってはいけないこと 17】
「書かなければならない」ではなく、「書きたい」と思って執筆していますか? まずは好きなことを楽しめていないと、小説執筆は続きません。楽しくないことを無理やり強制しても続かないので、気をつけましょう。
【プロ作家を目指すあなたが、やっておきたいこと、やってはいけないこと 18】
自分の優先順位を明確にして、低いものは「やらない」と決断しましょう。私たちの時間は有限です。小説を書くのに確保できる時間は限られています。それを増やすためには、優先順位の低いものを捨てるしかないのです。
【プロ作家を目指すあなたが、やっておきたいこと、やってはいけないこと 19】
「どうせ自分なんて……」とよく考えてしまっていたり、口癖になっていたりしませんか? 自己否定から生まれるものは、何もありません。「自分ならやれる!」「自分にしか書けない!」口癖にするならこっちです。
【プロ作家を目指すあなたが、やっておきたいこと、やってはいけないこと 20】
完璧な原稿を求めてはいけません。完璧なんて存在しないからです。完璧を求めると、「書いては消し」を繰り返し、書き進めることができなくなってしまいます。それよりも、7割の出来でいいから、どんどん書き進めましょう。
【プロ作家を目指すあなたが、やっておきたいこと、やってはいけないこと 21】
体調が悪いときは、休みましょう。こんな時代だから言うわけではありませんが、頭が痛いときに小説を書くなんてできません。薬を飲みながら、なんてやらずに、早く寝て、体調がよくなってから執筆を再開しましょう。
【プロ作家を目指すあなたが、やっておきたいこと、やってはいけないこと 22】
編集者の言うことを鵜呑みにしてはいけません。彼らだって間違えますし、そんなにたいした人間ではありません(笑)。編集者のほうも、アドバイスを鵜呑みにする人より、アドバイス以上の修正をしてする人が好きです。
【プロ作家を目指すあなたが、やっておきたいこと、やってはいけないこと 23】
原稿を最後まで書き終えたら、その原稿のことを忘れましょう。書き終えてすぐに読み直しても、それほど良い加筆修正はできません。客観的に原稿を読めないからです。原稿をある程度寝かせてから、加筆修正をしましょう。
【プロ作家を目指すあなたが、やっておきたいこと、やってはいけないこと 24】
「こんなこと書くと、嫌われちゃうか…」なんて思って、書きたいことをためらってはいけません。私の経験上、そういうことのほうが、読者からいい感想をもらえます。人から嫌われるのをこわがっていてはいけません。
【プロ作家を目指すあなたが、やっておきたいこと、やってはいけないこと 25】
思考する習慣をつけましょう。1日5分でもいいので、ネットを切り、スマホを手放し、ノートとペンを用意して、思考する時間をつくってください。小説家は書くよりも、思考している時間のほうが長かったりします。
【プロ作家を目指すあなたが、やっておきたいこと、やってはいけないこと 26】
1日1行以上、かならず書き進めましょう。書くのを続けるためには、習慣にしなければいけません。習慣にするには、21日間、続ける必要があるといわれています。21日書き続ければ、書くのが苦でなくなります。
【プロ作家を目指すあなたが、やっておきたいこと、やってはいけないこと 27】
メモ帳をいつでもかならず持ち歩きましょう。スマホでもいいでしょう。人はとにかく忘れます。驚くくらい忘れます。自分の記憶力を過信してはいけません。大事なことであっても、あっさりと簡単に忘れてしまいます。
【プロ作家を目指すあなたが、やっておきたいこと、やってはいけないこと 28】
書く姿勢に気をつけましょう。とくにPCで書いている人は、腰を痛めがち。作家の職業病なんていわれていますが、健康であるにこしたことはありません。集中力にも影響して、アイデアも出なく、文章も乱れてしまいます。
【プロ作家を目指すあなたが、やっておきたいこと、やってはいけないこと 29】
自分が書きたい小説がどんなあらすじか、一言でいえるようになりましょう。そして、そのあらすじを何人かに話してみて、誰もくらいついてこなければ、そのときはもう一度見直してもいいかもしれません。
【プロ作家を目指すあなたが、やっておきたいこと、やってはいけないこと 30】
他人の作品を批評、批判するのはもうやめましょう。その時間はなにも生み出しません。そんなことより、あなた自身が前に進みましょう。本当にプロを目指している人は、今も自作を書き進めているはずです。