文学賞に何度応募しても落ちてしまい、応募するのがこわくなってしまった人へ

プロ作家を目指すあなたへ

この記事は、文学賞に何度応募しても落ちてしまい、応募するのがこわくなってしまった人に贈るものです。

読んでいただけたら、応募するのが少し気楽になると思います。

 

さて。

文学賞に限らず、ネットの投稿でもそうなんですが、苦労した書いた小説に対して、自分が思ったような結果がでないと、「ああ、今回は失敗だった」と考えてしまいますよね。

私はそういう人から相談を受けると、「失敗をおそれないで、またチャレンジしましょうよ」と返していました。

でも、最近になって、「失敗をおそれるな」という言葉は、なかなか無理があるんじゃないか、と考えるようになってきました。

「おそれるな!」って言われただけでおそれずに前に進めるなら、みんな苦労しないでやっているんじゃないか、と思うように変わってきたのです。

 

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「失敗は成功の母」

なんて言葉もあります。

「世の中に失敗なんて存在しない。途中であきらめてしまうから、失敗になってしまうんだ。挑戦し続ける限りは失敗は失敗ではない」

なんて言葉もあります。だれが最初に言ったかは知りませんが、結構いろんな人が似たようなことを言っています。

理屈としては正しい。

でも、ほとんどの人が、そうやって挑戦し続けられないんですよね。

「失敗したらどうしよう」
「恥ずかしい」
「みんなに笑われる」
「プライドが傷つく」

こんなふうにこわがってしまうのがむしろ普通で、私たちは失敗したくないんです。

 

だったら、失敗しないためにはどうすればいいかというと、挑戦しないことに尽きます。
これ以外ありません。

新しいことにチャレンジしなければ、失敗しないですみますし、当然、恥をかくこともなければ、笑われることもないでしょう。

失敗してマイナス点が付くことと、挑戦しないでマイナス点がつかないこと。

これだけを比べたら、挑戦しないほうがいいに決まっています。

 

 

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ただし、問題もあります。いつまでたっても成長できないのです。

でも、「成長できないこと」を問題視するかどうかだって、人それぞれです。

 

ある人は、

「成長なんてしなくていい。何もしなければ、プラスにもマイナスにもならないんだから、つまり同じ地点にい続けられるんだ

といいます。

 

でも、また別の人は、

「成長できないとは、同じ地点にいると思われるけど、実際は少しずつ衰えている。つまりマイナス成長だ。成長しようと挑戦し続けることによって、ようやく今のままでいられるか、すこし成長できるんだ」

といいます。

おそらく、両者のどちらのとらえ方をするかによって、その人の未来が決まっていくんだと思います。

 

成長とかいうとわかりづらくなってくるので、すこし具体的に考えてみましょう。

みなさんは、ランチで行く店は決まっていますか?

たとえば、毎週水曜は会社近くの中華料理屋で食べているとします。毎回、麻婆豆腐定食を頼んでいます。

3カ月前に初めてこの店に来て、頼んだのが麻婆豆腐定食で、すごく美味しかったんです。
それ以来、「この店は麻婆豆腐定食が一番うまいんだ!」と思い、毎回同じメニューにしているわけです。

 

この人に対して、どのように思いますか?

「麻婆豆腐より五目チャーハンのほうが、もっと美味しいかもしれないのに、その可能性を捨てるなんてもったいない」

とも言えますし、

「わざわざほかのメニューを頼んで、それが不味かったらお金ももったいないし、正しい判断だ」

とも言えます。

 

成長できる人とできない人の違いは、こういう考え方の違いにあるんじゃないでしょうか。

 

昼食のランチくらいだったら別にどっちでもいいのですが、たとえば麻婆豆腐定食が何らかの理由によって、メニューからなくなったときのことを考えてみましょう。

このとき、麻婆豆腐定食以外も頼んだことがあって、どの定食が美味しくてどの定食が不味いかを知っている人なら、とくに大きな問題はありません。

以前頼んで美味しかったメニューを頼むこともできますし、また、これまで頼んだことのないメニューにチャレンジすることもできます。

でも、これまでずっと麻婆豆腐定食一択だった人はどうでしょうか?

このときになって、はじめてほかのメニューにチャレンジすることになってしまうのです。
どれが美味しくて、どれが不味いかわからない。でも注文しないとならない。

 

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お昼のメニューだったら、別にたいしたことになりませんよね。ラーメンでも野菜炒め定食でもいいですし、別の店に行ったっていいでしょう。

でも、もしもこれがもっと大きな仕事に関することだったら?
しかも、絶対に失敗をしてはいけない場面だったら?

そう考えると、「失敗」や「チャレンジ」に対する考え方が少し変わってくるのではないでしょうか。

 

ようするに、チャレンジや挑戦をするのは、成長や成功するためというよりも、どのやり方だと失敗して、どのやり方だとうまくいくのか、といった「情報を得るため」ということです。

その情報は、今の時点ではすぐに役に立たないけれど、いつか役に立つ日が来ます。

失敗をおそれて新しいことへの挑戦に躊躇してしまう人は、挑戦とは「ただの情報収集」と考えてみましょう。

文学賞に応募するのも、ネットに小説を投稿するもの、情報収集です。
情報収集するのに、いちいち失敗とか成功とかは考えなくてもいいはず。

そう考えると、チャレンジや挑戦に対するハードルが、不思議と下がってきませんか?

 

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