小説は準備が9割
突然ですが、質問です!
あなたは、
「よし! 小説を書こう!」
とやる気になったら、パソコンの電源を入れてワードなどのソフトを開いて、1行めから書きだしていませんか?
もしもこのように小説を書いていて、毎回、最後まで書いて完成させられているなら、あなたは天才です。この先を読む必要はありません。
でも、ほとんどの人は、途中で筆が止まってしまうはず。
場合によっては、
「ああ、私には書く才能がないんだ……」
なんて考えて、小説を書くのをあきらめてしまうでしょう。
そんな人はみな、準備不足なだけで、このブログを読めば、再びやる気に満ち溢れるはず。
小説は書きだす前の「準備」が大切なんです。
準備もせずに、いきなり1行めから書き始めても、うまくいくはずがありません。
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小説を書く準備とは何だと思いますか?
それは、「プロットを先に作る」ことです。
プロットとは、小説の設計図にあたるもの。ビルを建てるときの建築図と同じです。
普通に考えたら、ビルを建てる土地はあるけれど、建築図がなかったら、ビルを建てることはできませんよね。
完成したビルが何階建てになるのかも、どんな間取りになるのかも、なにも決めていなくてビルを建て始めることなんて考えられません。
なのに小説だと、設計図なしで書き始めてしまうんです。
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私がプロットの大切さを知ったのは、以前、ある人に小説執筆を依頼したときです。
その女性は、エッセイをブログに書いたことはあったけれど、小説は発表していませんでした。
そのエッセイを読んで、私は感動し、きっと小説も書ける人だと考えて、「小説を書いてください!」と頼んだわけです。
実は彼女もいつかは小説を書きたいと思っていて、その断片をいくつも書いていました。
なので、それを読ませてもらうことに。
たしかにおもしろいシーンがいくつも書かれていました。
でも、ストーリーにはなっていません。
「こんなに魅力的な文章を書けるのに、なんでだろう……?」
話を聞いてみると、頭に思い浮かんだシーンをとにかく書き残しているけれども、なかなか小説っぽくできなくて困っていたとのこと。
なので私は、「まずプロットを書きましょう」と話し、二人三脚でプロットの書き方を教えながら、一緒にプロットを作ることにしました。
結果、書き溜めていた断片が随所に使われた、むちゃくちゃおもしろいプロットが完成しました。
その後、いろいろありまして、小説の出版には至らなかったのですが、このときに私はプロットの大切さを痛感したのです。
どんなにおもしろいことが書ける人でも、プロットを書かないと小説は完成しない。
やっぱり小説は、プロット作りという準備が大切なんだ、と。
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もしも、「なかなか小説を完成させられない」や「おもしろい小説が全然書けない」という人は、プロットを先に作るという「準備」をおろそかにしてしまっている可能性があります。
プロットをまず作り上げて、それから原稿を書き始めてみましょう。
今までとは違う良いことが起こりますよ。
ということで、今回は、「小説は準備が9割」という話を書きました。
もしもプロットの書き方を学びたいという人がいたら、下記の無料レッスンメールを読んでみてください。
きっと1週間後には、一段も二段もレベルアップした自分に出会えますよ。