文学賞1次で落ちてしまう人がやりがちな5つのこと

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(この記事を音声で聴きたいかたは、上のリンク先からお聴きください)

 

「何度文学賞に応募しても、いつも一次で落選してしまう……なにがダメなんだろう……」
と嘆いている人へ、今回は「文学賞1次で落ちてしまう人がやりがちな5つのこと」を解説します。
基本的なことではありますが、案外やりがちだったりするので、読んでみて、次回応募するときは気を付けてみるといいと思います。

 

私はいくつかの出版社を渡り歩いてきたのですが、そのうちの2つの出版社で、その会社が主催する文学賞の審査員をしました。
そのときの経験からいえることは、「この人は、自分の間違いに気づかない限り、次回も落ちるんだろうな」という人が少なからずいるということ。
それは、小説のおもしろさ以前の問題です。

 

今回の記事は、そういった小説のクオリティとは違う、もっと基本的でかつ根本的な問題についてになります。

 

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それでは、「文学賞1次で落ちてしまう人がやりがちな5つのこと」にうつります。

 

1つめは、「最低限の文章のルールが守られていない」です。
代表的なのは、「改行後の行頭は1文字下げ」です。
とくにwebの横書きに慣れている人が、募集要項に則って縦書きで出力する場合に多いです。

 

「そんなこと知らないやつ、いないだろ」
と思った人もいると思いますが、意外にいるんです。
とはいえ1つめはかなり基本的ですが、これから徐々に「あ、やっちゃってるかも……」と思う人が増えてくるので、ご注意を。

 

2つめは、「募集要項に反している」です。
たとえば、「A4用紙に縦組みで40文字×30行で出力」「原稿用紙換算で50枚~300枚」などと指定されているにもかかわらず、横組みで送ってきたり、30文字×20行などの独自のレイアウトにしたり、大幅に文字数が超過していたり。
こういうの、本当に多いです。

 

募集要項に反していると、1文字も読まれないで一発退場になる可能性も十分にあるので、気を付けてください。

 

3つめは、「日本語がおかしい」です。
「私は彼の家に行きたかったけど、私は彼の家に入れた」みたいに絶望的なほど意味が分からない文章もあれば、主語と述語の関係が乱れまくっているなど、変な日本語の原稿を送ってくる人もけっこういます。
まして、それが冒頭から連発されていたら、読むのはそこまで。落選です

 

美麗な日本語である必要はありません。
わかりやすい日本語を心掛けてください。

 

4つめは、「人称が統一されていない」です。
最初は「私」だったのが、いきなり「斎藤(主人公の名前)」になり、また「私」に戻ったり、というように、人称がコロコロ変わっていくのです。

 

もちろん、場面ごとに「私」と「彼女」と「娘」が入れ替わる、などというのは全然問題ありませんので。
あくまで、著者は意図していない、読み直したら気づけるような「人称の統一」のミスです。

 

最後の5つめは、「誤字脱字が多い」です。
冒頭の1ページで何個あったらダメ、などという基準はないのですが、あまりにも誤字脱字が頻発していると、審査側も「あ、この人は推敲していないな」と考えてしまいます。

 

それはマイナス評価にしかなりませんし、下手したら途中で読むのをやめて、落選にされる可能性だって十分あります。
なので、気を付けてください。

 

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ということで、5つを駆け足で解説しました。
こういったミスをしないためにはどうすればいいかといえば、読みなおして推敲するんです。
これ以外にありません。
できれば、紙に印刷して、読み直すのがオススメです。

 

ということで今回は、「文学賞1次で落ちてしまう人がやりがちな5つのこと」について解説しました。

 

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