あの村上春樹さんもやっていることとは?

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【もっとおもしろい小説を書きたい人へ】書いた小説は、恥ずかしがらずに、かならず誰かに読んでもらおう!

 

 

みなさんは、自分の作品を誰かに読んでもらっていますか?

そして、感想なり批評なりをもらっていますか?

 

今回は、

「自分が書いた小説は、かならず誰かに読んでもらって、なんらかの感想をもらうようにしましょう」

というお話しです。

 

 

さて、ここからいきなりファッションの話になります。

小説の話からずれてしまいますが、後でしっかりとまとめるので、まずはこのまま読んでみてください。

 

少し前にあるファッションブロガーさんが、

 

「おしゃれな人は、かならず全身が映る姿見を持っていて、それで自分のコーディネートを確認しています。どんな人でも、自分で自分の姿を見ることはできないので、姿見は絶対に必要です。おしゃれになりたい人は、服を買う前に、まずは姿見を買いましょう」

 

と言っていました。

 

服を買う前に姿見を買うというのはおもしろいなと思ったのですが、たしかに、どんなにオシャレなシャツを着ても、かわいいスニーカーを履いても、結局は全体のコーディネートのバランスが大切ですからね。

 

そのバランスがうまくいっているかどうかを自分で知るためには、姿見を見て確認するしかないわけです。

 

つまり、姿見を使うことで「他人の目」を獲得しているということです。

 

 

この話を聞いていて、「ああ、小説も似ているな」と思いました。

 

作家というのも、結局は自分で自分の小説を100%客観的に判断することはできません。

 

だから、発売前に家族だったり、友人だったり、担当編集者に作品を読んでもらって、その感想を聞いて、自分の書いたものがおもしろくなっているか、目論見通りになっているか、わかりづらいところはないか、などを確認しているのです。

 

そういえば、何で読んだのかは忘れてしまいましたが、作家の村上春樹さんも、自分が書いた作品はまず、奥さんに読んでもらうそうです。

 

そして、感想をもらって、わかりづらいところなどを修正したりして、それから出版社の編集者に読ませるらしいです。

 

奥さんは、結構厳しいことをいうそうですが、あの大作家の村上春樹さんでさえ、自分では自分の作品を客観的に判断できないということ。

 

まして、プロ作家ではない人だったら、なおさらでしょう。

 

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たまに、「書いた作品はしばらく寝かせて、再読しましょう」というアドバイスがあります。

私もこの意見には賛成です。

作品から少しの期間、離れることによって、客観的に見ることができる、つまり著者ではない、他人の目で読めるからです。

 

とはいっても、それでもまったくの他人の目で読めるわけではありません。

やっぱり、先の展開を覚えているし、自分でわかっても誰かが読んだらまったくわからないなんてこともありますし、自分のクセは自分ではなかなか把握できません。

 

ですのでやっぱり、しばらく寝かせてから読むのとは別に、だれかに読んでもらうということも必要になってくるのです。

 

誰かに読んでもらって感想や批評を聞くというのは、想像するとわかると思いますが、結構恥ずかしかったりします。

万が一酷評されたときには、落ち込みますよね。

 

私も、小説ではありませんが、それこそブログを読んだ人や、音声配信を聞いた人から、「わかりづらいね」とか「声がこもっていて聞きづらい」「活舌がわるい」とか言われると、恥ずかしいしへこみます。

 

想像以上に、へこみますよね。

 

でも、ブログにしても、音声配信にしても、誰かに喜んでほしくてやっているもの。

そのためなら、私がへこむかへこまないかは、どうでもいい話です。

 

それよりも、感想をもらってそこを修正して、ブログや音声配信のクオリティを上げて、もっと喜ぶ人を増やしたいという想いの方が強いです。

 

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もしも自分を喜ばせるためだけに小説を書いている人がいたら、別にそれ自体は悪いことでは全然ありません。

 

そして、そんな人は、作品を誰にも読ませる必要ないですし、そもそも公開する必要だってないわけです。

 

でも、もしも自分じゃない誰かを喜ばせたくて小説を書いているなら、恥ずかしさやプライドは捨てて、誰かに読んでもらって、感想をもらってください。

 

私は創作論やらおもしろい小説の書き方をこうして発信しています。

もちろんそれらを取り入れることで、作品はおもしろくなります。

 

でも、つきつめていくと、だれかに読んでもらって、感想や批評をもらって、それを作品に反映させることを繰り返すことでしか、作品をおもしろくすることはできません。

 

ということで、今回は、自分の作品はだれかに読んでもらいましょう、ということについてでした。

 

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