今回は、「絶対にかなえたい夢があるのに、こんなことをしたら、夢が遠のいてしまう」という話です。
「文学賞をとって小説家になって、100万部売りたい!」
「マンガ家になって、自分のマンガを世界に届けたい!」
「好きを仕事にして、絶対にクリエイターになりたい!」
このような夢を持っている人がこのブログを読むと、モチベーションが高まり、夢に近づけることでしょう。
さて。
ぼくがもう15年以上推している、ある女性シンガーソングライターの話をさせてください。
その歌手は、今はテレビにも出ていますし、人気番組の主題歌を歌ったり、大きなホールを満員にもしますが、デビューする2006年くらいまでは、路上で弾き語りをしていました。
彼女には当時、ライブのMCで毎回かならず言っていることがありました。
「私には夢があります。オーケストラコンサートをすることです」
デビュー前の路上ライブでも、デビュー後のCDショップインストアライブでも、ショッピングセンター無料ライブでも、小さなライブハウスでの対バンイベントでも、毎回かならず、です。
ぼくは都内を中心に、結構な数の彼女のライブに行っていましたが、どのライブでも絶対に夢について語っていました。
その後、活動を続けるにつれて、少しずつライブ会場が大きくなっていきます。
有名ライブハウス、1000人以上収容できるホール、そして日本武道館!
そこでもやっぱり、
「私はオーケストラコンサートをやりたいんです!」
と口にしていたんです。
そしていよいよ、デビューから10年少し経った時、夢だったオーケストラコンサートを開催しました。
もちろんぼくも行ったわけですが、ファンはみんな、その日が彼女の夢がかなう日だと理解していたわけです。
会場が暗転するやいなや、ぼくの隣の席の人は泣き始めました。おそらく、同じような人がたくさんいたはず。
当日は、最初からアンコールのラストまで、普通のライブとは全然違う、なんともいえない雰囲気の漂う、最高に感動的なライブでした。
ミュージシャンは浮き沈みが激しい職業。
今はネット上に動画をアップするんだと思いますが、15年以上前は路上で歌うシンガーソングライターはたくさんいました。
ただ、その中からデビューできて、さらに10年以上活動を続けられ、日本武道館でライブをできて、オーケストラコンサートを開催できる歌手は、ほんの一握り。
その原動力になったのは、間違いなく「夢を口にし続けたこと」でしょう。
彼女が夢を口にし続けていなかったら、オーケストラコンサートはおろか、今も活動を続けられているかさえわからないと思います。
すべて、夢を口にし続けたことの力なんです。
だれだったかの名言で、
【夢は願い続ければかならずかなう。それなのに夢がかなわないのは、夢を見るのを忘れてしまうから】
なんてありましたよね。ウォルトディズニーだったかな。
人間って、どんなに大切なことでも、時間がたつにつれて忘れてしまうものです。
みなさんも、「なんでこんな大切なこと、忘れてしまってたんだろう」という経験があるのではないでしょうか。
何度も何度も刻み込まないと、大切な人の顔であろうと、絶対にかなえたい夢であろうと、気づけば記憶から消えてしまうんです。
そうです。口にすることは、忘れてしまう前に、思い出す作業なんです。
忘れないためには、その作業を何度も繰り返す以外に、方法はありません。
きっとシンガーソングライターの彼女は、夢を口にするたびに、自分の目標を再確認していたはず。
ライブのとき以外にも、いろんなところで口にしたり、または夢のことを日記に書いたりもしていたことでしょう。
そのたびに身が引き締まる想いをしながら、夢に向かって一歩ずつ着実に歩んでいたのだと思います。
彼女の夢がかなうまでに、10年以上かかりました。
これを長いと思うのか、短いと思うのかは人それぞれです。
「10年間も言い続けるなんて、私にはムリだな」
と思った人もいるはず。
ただ、一つだけいえることは、10年間以上、かなえたい夢を口にし続けて、本当にその夢をかなえた人がいるという事実。
最後に、あるマンガの名言をご紹介します。
【あきらめたら、そこで試合終了ですよ】
絶対にかなえたい夢があるなら、あきらめずに、口にし続けましょう。
そうしなければ、今、強く願っていたとしても、いつしか忘れてしまうんです。
みなさんは、かなえたい夢を持っていますか?
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さて。
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