毎日小説を書きたいなら、自分に●●を出そう

未分類

 

「よし! 今日から毎日、小説を書く時間を確保するぞ! 絶対にこれをやりとげて、今書きかけの小説を完成させてやる!」

年始だったり、誕生日だったり、なにもなかったとしても、なんだかモチベーションがわいてきて、こんな風に一念発起して目標を決めるときって、ありますよね。

それ自体は非常にいいことですが、でも、
「今日は夜8時から小説を書こう」
と決めて、いざその時間になると、机の掃除をはじめたり、マンガを見たり、風呂に入ったりして、結局その日は取り掛かれなかった……なんて経験、ありませんか?

さらに、
「まあ、今日はもういいから、明日から本気でやるぞ!」
なんて思って、結局翌日もやっぱり同じようにできなくて、
「ああ、やっぱりわたしはダメなんだ」
なんて思ってしまう人、いませんか?

今回、そんな悩みを抱えている人に向けた記事です。

先に結論を書きますね。

こういう人は、「毎日、小説を書く時間を確保する」というアバウトな取り決めではなく、

「今週は月曜から金曜までの毎日、夜9時から10時まで、自分の机に座って、今書いている途中の『〇〇(仮)』のプロット作りを進める」

というように、「いつ、どこで、なにを、どうする」までを具体的に決めて、自分自身に指示をだすのです。

こうやって自分を自分でがんじがらめにすると、不思議とその時間になったら体が動き出し、実際に決めたとおりに行動ができるのです。

これは本当に不思議なんですが、具体的にやることを決めると、
「あ、9時になったから小説書かかなきゃ」
と感じて、仮にリビングでテレビを見ていても、自分の机に移動し始めるんですよ。

あまり深く考えず、試しにやってみて、その効果を実感していただければと思います。

▼▼▼▼▼

なぜ、ここまで具体的に自分に指示を出さないといけないのでしょうか。

それは、私たちの脳は、抽象的でアバウトな指示をいくら出したところで、なかなか実行にうつせないからです。

「小説を完成させる」でも、「英語をしゃべれるようになる」でも、「5キロやせる」でもなんでもいいのですが、このような具体性のないアバウトな目標を立てて、実際に達成できた人はいるでしょうか?

きっといないはず。

私たち人間というのは、とにかく面倒くさがり屋で、ラクをしたいんです。

そんな人間に、このようなアバウトな目標を押し付けたところで、行動にうつせるはずがありません。

けれども、何をすればいいのかが誰でもわかる「具体的な指示」を自分自身に出してあげると、行動できるんです。

みなさんも経験あるかもしれませんが、「シャンプーが切れそうだから買っといて」と家族に言っても、「は? どのシャンプーを買うの? どこで売ってるの?」と言われたり、想像と違うシャンプーを買ってこられたり、何も買ってきてもらえなかったりしたこと、ありませんか。

でも、「今日の帰りに、近所のマツキヨで、〇〇という銘柄のシャンプーを1つ、買って帰ってきて」と言ったらどうですか?

きっと相手はそのとおりに行動して、望み通りの商品を買ってきてくれるはず。

ようするに、具体的な指示だと行動にうつしやすいのですが、抽象的な指示だと、行動にうつせないのです。

まして、人と人とのやり取りなら、コミュニケーションを取ることで、相手に行動してもらえますが、自分自身のことになるとうまくいかず、結果的に、「行動にうつさない」という選択になってしまいます。

こういった理由から、目標を達成するためにやるべき行動が見えているなら、「いつ、どこで、なにを、どうする」といった具体的な指示を自分に出してみてください。

今回は、モチベーションはあるのに、なかなか行動にうつせない人に向けて、誰にでもできる簡単な対処法をお伝えしました。

参考にしていただければ幸いです。

 

タイトルとURLをコピーしました