【小説家のタマゴ必見!】1年間で37倍成長する方法

プロ作家を目指すあなたへ

先日、こんなツイートをしました。

小説家になれた人と、夢半ばで挫折してしまった人の違いとは? それは、書き続けられたか、途中で書くのをやめてしまったか。最終的にはこれしかない。なので、小説家を目指すなら、とにかく「書き続けること」が大切です!

 

「書き続けることが大切だ」というのは、ほとんどの人が肯定できるはず。

でも、

「わかっていてもなかなか続かないから、困っているんだよ」

と考えている人も多いのではないでしょうか。
「三日坊主」なんて言葉もあるくらいですから。

ということで、今回は、「どうやったら続けられるのか」についてです。

 

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先に結論を書いちゃうと、続けるためには「小さな成長に目を向ける」ことが大切です。

 

「作家になって100万部売ってやる」

というような大きく壮大な目標を掲げて、それに向かって努力をするのは、素晴らしいこと。

 

でも一方で、目標が大きいがゆえに、それを達成するまでには長い長い時間がかかってしまいます。

 

それに、大きな目標だと、本当に自分がその目標に近づけているのか、いま歩いている道は合っているのか、自分ではなかなかわかりません。

 

それなのにモチベーション高く、毎日目標へ向けて歩み続けられるほど、私たちの意思の力というのは強くありません。

 

当然、やる気だってそう。一時は情熱がメラメラと燃えたぎっても、やっぱりそれもそんなに続かないはず。

 

そもそも、世間では、以下のような順番で考えられています。

 

●やる気がわく→行動をおこす→結果が出る

 

ですが、脳科学の本を読んだり、ビジネスで結果を出している人に取材をして話を聞くと、どうもこの順番は間違っているみたいです。

では実際はどうなのか?

 

まず最初の段階から違います。

 

「やる気」なんていうものは、いくら待ってもなかなか湧いてこないし、自分の力で「よし、やる気を出すぞ!」と思ったところで、湧いてきたりするものでもありません。

 

まして、大きな目標を達成するためには、やる気という自分の意思ではどうにもならない、非常にあやふやなものに頼っていてはダメなんです。

 

もちろん、「小説を書くのが三度の飯より大好きだ!」「絶対に、何があろうとも小説家になりたい! なれないなら自分は生きてられないんだ!」という人であれば、話は別です。

 

そういう人たちは、誰がなにを言わなくても、ただただ自分の意思だけで書き続けることができるでしょう。

 

けれど、そんな人は極めて少数です。私も含めて、モチベーションが常に高くて、24時間やる気に満ち溢れているなんて熱い人ばかりではないはず。

たとえば、小説を書くのが好きで、ゆくゆくは小説家になりたいと思っていたとしても、

 

「テレビも見たい」
「ネットフリックスが好きすぎる」
「ゲームが止まらない」

 

なんていうことも、いくらだってあるはず。

 

べつにそれでいいんです。

私自身も、小説予備校メルマガから映画化原作を出したいとか、いろんな目標はありますが、24時間ずっとやる気があるわけではありません。

テレビで「鬼滅の刃」を見ちゃったりしています。

 

結局、私も含めて多くの人は、何かを続けるためにやる気がわくのを待っていては、いつまでたっても目標を達成できないということです。

 

やる気がわかなくたって、行動するしかないんです。
そうでないと、目標は達成できない。

 

もしも小説家になりたいなら、やる気の有無に関係なく、書き続けるしかありません。

 

書き続けるという行動を積み重ねていくと、徐々に成長していき、だんだんとできることが増えていきます。

そうなったら自然とわいてくるものがやる気です。それが人間なのです。

 

つまり、
●やる気がわく→行動をおこす→結果が出る

ではなく、

●行動をおこす→結果が出る→やる気がわく

なのです。

それを何度も何度も繰り返していくと、気づけば大きな結果が出ていたり、目標が達成できていたりするというわけです。

 

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こう書くと、
「最初に行動を起こすことができても、結果が出るまでが難しいし、それで続かないんだよ」
と思った人もいるはず。

 

いってみれば、「行動を起こす」と「結果が出る」の間で力尽きる、ということですね。

 

では、どうすれば結果が出るまで続けることができるのか。

 

その答えこそが、「小さな成長に目を向ける」ということなのです。

 

成長とは変化のこと。

 

脳科学的に、人間というのは変化のない同じような毎日を、なかなか続けることができません。

 

でも、日々、成長という変化があると、続けることができます。

 

だから、ほんの小さなことでかまわないので、自分の成長した部分を探して発見し、それを毎日書き記して、記録に残すのです。

 

日記帳でも、スマホのメモでも、なんでもかまいません。

とにかく成長を記録するんです。

 

なぜ記録に残すのか。

「昨日に比べて、●●ができたな」と考えるだけではだめなのか。

 

実は、成長が積み重なっていることが「目に見えて確認できること」も大切なのです。

 

仮に1年間毎日成長の記録をつけたとしたら、1年前と比べて365も成長していることがあるということ。それだけ変化・成長しているって、すごくないですか?

 

人間である以上、たまにまったくやりたくない日も来てしまいます。

 

プライベートや仕事で失敗があったり、全然うまく書けなかったりして、「もうだめだ、あきらめよう」と思ってしまう日も来るでしょう。

 

そんなときに過去の積み重ねの記録を見てください。

 

「こんなに自分はやってこれたのか」
「自覚はないけど、ちゃんと成長していたんだ」

 

と実感できます。

 

その実感こそが、やる気、活力へと変わるのです。

 

 

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最後に一つ、面白い数字を。

人間が毎日1%ずつ成長したとしたら、1年でどれくらい成長しているでしょうか?

 

365%、つまり3倍以上になっている?

いいえ、違うんです。

 

人間の成長というのは、単利ではなく複利で考えるものです。

複利とは、元本だけでなく、元本についた利息も含めて利息がつくということ。

 

たとえば、1万円に毎日1%の利息がつくとしましょう。

初日は10100円、2日目は10100円に1%がつくので10201円、翌日は10201円に利息がついて10303円……と増えていくのです。

 

その結果、1年で10000円がなんと「376,149円」になります。

 

毎日、たった1%の成長を積み重ねることで、1年間で37倍以上に成長していますね。

 

日々は小さな成長であっても、それが積み重なれば、とてつもない成長につながるのです。

 

逆に言うと、成長していない人とは、えげつない差が生まれてしまうともいえます。

 

両者の差は、毎日たった1%成長したかどうかだけ。

 

人間の成長は、お金と違ってなかなか目に見えにくいものですよね。

でも、数字に表さなくたって、昨日と比べてできるようになったことなんて、絶対に見つけられます。

 

あとはその変化を文字にして記録すること。

 

それだけで、書き続けること、成長し続けることができるのです。

 

ということで、今回は「どうやったら続けられるのか」について書きました。

参考にしてみてください。

 

おたがいがんばりましょう!

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今回の記事は、【小説予備校】メールマガジン2021年9月27日配信号から抜粋したものです。

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