小説を書くのキツくなったときの対処法

プロ作家を目指すあなたへ

いきなり結論から入ります!

 

小説を書くという好きなことをやってプロを目指すなら、
キツイ時期も乗り越えないとならない、
ということについてです。

今回は、
プロ小説家を目指している人に向けて書いています。

 

ですので、
ちょっと難易度高めというか、
少し厳しめに聞こえるかもしれませんが、
愛のムチみたいなものだと
受け取っていただければうれしいです。

 

少し前に「好きなことを小説に書こう!」
というような内容でツイートをしたところ、
普段はいいねをしないような人やフォロー外の人から、
反響というか、否定的な意見と
「そうなれたらいいけど実際は、ね…」
みたいな反応がありました。

 

想像するに、多くの人が、
「好きなことを小説に書くのはダメだ。
それでは読んでもらえない」
と考えているようです。

 

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ツイートしたように、
小説は好きなことを書きたいように書いたほうがいいですし、
それがプロになる近道です。
そのこと自体は、間違いではありません。

けれども、
それ「だけ」ではダメなんです。

好きなこと「だけ」を続けていても、
どこかの段階になったら
壁にぶち当たってしまうんです。

もしもみなさんが、
好きなこと、つまり小説を書くことで生きていきたい、
お金を稼ぎたいと本気で考えているなら、
歯を食いしばって
キツイことをやらなければならない時期が、
絶対にやってきます。

すこし安心してほしいのは、
一生ではないし、
何十年という長期間でもありません。

でも、そのキツイ時間は、
必要な時間なのです。

その時間を乗り超えることができたら、
一気に成長します。

プロの小説家にも近づけます。
それは断言できます。

 

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ギターで考えてみましょう。

弾いたことのある人は分かると思いますが、
ギターというのは
6本ある弦のどこかを押さえて、
CとかAm(エーマイナー)といったコードを弾くのが基本です。

たとえば、Cコードは、
人差し指、中指、薬指でそれぞれ、
2弦1フレット、4弦2フレット、5弦3フレットを押さえます。

「C」は初心者でもすぐに押さえることができる
簡単なコードなのですが、
一方で「F」というコードがあります。

多くのギター初心者は、
このFコードで挫折するのです。

みなさんの知人にも、
Fコードが押さえられなくて
ギターを辞めてしまった人がきっといることでしょう。

CコードやDコード、Gコード、
それにAmやEmコードは
簡単に押さえることができます。

そして、
それだけのコードを押さえられれば
演奏できる曲というのもあるのです。

あの名曲「Stand By Me」は、
C、D、G、Emだけで演奏可能です。

初心者のうちは、
そういった簡単な曲を弾くだけで、
十分楽しむことができます。

けれど、
そんな簡単な曲は、あまり多くありません。

Fコードを押さえられないと、
弾ける曲が限られてしまうため、
すぐにいきづまってしまうのです。

 

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Fコードのどこに難しさがあるのかというと、
「セーハ」といって
人差し指1本で1~6弦のすべてを押さえないといけない
という点にあります。

Cコードなどは、
指1本で1つの弦を押さえれば良いのですが、
Fは6つの弦すべてを押さえないとならないということ。

しかも、
弦を押さえるのは結構、力が必要なんです。

そんなこと、
最初はとても不可能としか思えません。

弦は案外固いので、
指もどんどん痛くなります。

ときには指の皮もむけたりして、
ますます辛くなるんです。

「Fコードをきれいに弾ける日がくるんだろうか」

「あのミュージシャンは簡単にFを押さえてるけど、
俺にはFは押さえられないんじゃないか…」

こんなネガティブなことを
考え始めてしまったりもするんです。

それでも、
1週間くらい毎日練習をしていたら、
ある日突然、Fが押さえられるようになるんです。

そうしていわば真っ暗闇のトンネルを抜けたら、
またギターを弾くのが一気に楽しくなります。

Fと同じ「セーハ」を使うB♭やBmなどのコードも弾けるようになって、
演奏できる曲数も増えるのです。

このギターの例からわかることは、
ようするに、楽しいだけでやっていると、
かならずいきづまって、
成長が止まってしまうときがやってくるということ。

そのときがきたら、
道を戻る以外には、
キツイことに耐えないとトンネルを抜けられないし、
成長もできないんです。

けれど、
それを乗り切りさえすれば一気にラクになって、
技術はもちろん、自信もついてきます。

またギターで例をだしますが、
仮にFより難しいコードを押さえる曲をやる必要があっても、

「俺はFコードを押さえるのがあんなにきつかったけど、
毎日練習を重ねたら、ある日乗り越えられたんだ」

という経験さえあれば、

「だから、このコードだって
練習すれば絶対に押さえられるようになるんだ」

というように
自分を信じることができるし、
かならず乗り越えることができるのです

そういうことを何度も何度も繰り返していくと、
技術はどんどん上達して、
プロになれたり、
プロは無理でも個人レッスンをできるようにあったり、
今ならギタリストユーチューバーになったりして、
大好きなギターで食べていけるようになるというわけです。

それらはすべて、
最初のFコードでつらい体験をして、
乗り越えられたかどうかです。

 

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小説家だって同じこと。

好きなことを書くだけでは、
ずっと成長しつづけられない。

あるとき突然、壁にぶち当たったり、
長く暗いトンネルに入るときがくるのです。

ギターの場合は、
ほとんどの初心者が同じように
「Fコード」というトンネルに入りますが、
小説に関しては、人によって違います。

ぶち当たる時期も違うでしょう。

でも、
本気でプロを目指すならみんな、
とにかくキツくて辛くて大変な時期がやってくるのは
間違いありません。

そのときに大切なのは、
未来を信じること。

「私はかならず乗り越えられる」
と自分の未来を信じるんです。

ギターを弾くのが本当に好きで、
ギタリストになって
ステージに立っている自分の姿をイメージしたり、
あの名曲をコピーして引いている自分の姿を想像した人だけが、
きつい時期を乗り越えられるのです。

何も考えず、
未来を信じることもしないで、
淡々と作業をして乗り越えることはできません。

私自身も、
小説の編集者になりたての頃は、
「好きな小説が仕事になった!」
と毎日が楽しかったんですが、
その後、
原稿にどうやって赤字を入れて良いのかわからなくて悶々としたり、
それゆえに作家と打ち合わせしても、
全然うまくいかない時期がありました。

その後、
「ストーリーの型」の存在を知って、
それをしっかりと身につけるまでは、
まさにFコードを習得するような辛い時間でしたが、
あるときから一気にラクになったのを覚えています。

そして、
そんな暗黒期を救ってくれたのは、
小説が好きという想いと、
小説の編集者として
作家たちと仕事をしている未来の自分の姿を
何度も何度も想像したことです。

辛い時期を乗り越えてからは、
何人もの作家さんと作品を作れましたし、
今も小説に関われているし、
ありがたいことに、
好きなことを仕事にして食べていけています。

もちろん、
それ以降も何度も大変な時期はありましたが。

 

ということで、
今回の結論は、
小説という好きなことを仕事にして食べていきたいなら、
そのうちキツイことを乗り越えないとならない時期がやってきます、
ということです。

とはいえ、小説が好きなみなさんだったら、
半分は乗り越えたようなもの。

あとは、未来を信じて、
それぞれの夢がかなっている姿をイメージしながら、
歯を食いしばって努力するしかありません。

おたがい、がんばりましょう!

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以上です。

この記事は、
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9月20日号から抜粋しました。

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