いい作品を創りたい新人クリエイターがやってはいけないこと
今回は、「新人クリエイターの禁止事項 10項目」について説明します。
新人クリエイターが禁止事項を破ってしまうと、
- いい作品がつくれなくなってしまう
- 楽しく創作できない
- 創作活動が苦しくなる
- ライバルに差がつけられる
- がんばっても成果が出ない
- 似たような作品ばかりになる
といったことになり、クリエイターとして結果を出せなくなってしまいます。
気を付けてください。
それでは早速「新人クリエイターの禁止事項 10項目」はこちら。
- 自分には個性も才能もないと思うこと
- 締め切りギリギリまで粘らないこと
- 他人や周囲を気にしすぎること
- 不得意なことをがんばること
- 他人の批判
- 「まだ本気出してないだけ」という言い訳
- なかなか行動しないこと
- 新しい事象を受け入れないこと
- 自分の作品の力を信じないこと
- なんでもすぐ鵜呑み
1つ1つ説明していきますね。
【1:自分には個性も才能もないと思うこと】
クリエイティブな仕事をして活躍している人と、そうでない人では、いったい何が違うのかを調査した研究があります。
彼らの違いは「1つだけ」でした。
学歴でも、親の年収でも、毎日の習慣でも、アイデア出しの方法でも、時間の使い方でも、食生活でもありません。
「自分のことを創造的な人間だと信じているか」
これだけだったそうです。
つまり、「わたしには才能があって、いいものが作り出せる」と思っている人はクリエイティブな仕事ができるのです。
そう思っていなくて自信のない人には、クリエイティブな仕事はできないということ。
もし、「ぼくには個性も才能もないんだ」と思いながら創作活動をしているなら、まずは自分を信じてみましょう。
そこに根拠はいりません。
「わたしには才能があるから大丈夫!」
と自分を信じていれば、不思議といいアイデアが浮かんできて、素晴らしい作品がつくれるんです。
【2:締め切りギリギリまで粘らないこと】
ぼくが付き合いのあったクリエイターのみなさんは、締め切りギリギリまでとにかく粘っていました。
そうやって、少しでも作品を良くしようとするんです。
以前、ノンフィクション作家の担当をしたことがあります。
その方は、現地に何度も何度も足を運んで取材をしました。
印刷する3日前に、
「最後の部分を調べて追加して書きたいから、もう1回、あの人に会って話を聞いてきます!」
とメールが来たことも。
担当編集者としては「発売、大丈夫かな……」と冷や汗をかきましたが、こういった「しつこさ」と、作品のクオリティは、やっぱり比例関係にあるんです!
なのでみなさんも、締め切りギリギリまでいい作品をつくってください。
【3:他人や周囲を気にしすぎること】
他人や周囲の目を気にしてばかりいると、あなたの個性はどんどん死んでしまいます。
その結果、ありきたりで平凡な作品しか作れなくなってしまう。
優秀なクリエイターは、そんなに周囲を気にしていません。
「最近はこれが流行っているらしいよ」
「こんなもの作ったら、友人になんて言われちゃうかな」
こういったことを気にしすぎるのは、そろそろやめませんか?
【4:不得意なことをがんばること】
人間、得意なことと不得意なことってありますよね。
自分ができることと、あまりできないことをちゃんと見極めて、できないことや不得意なことはバッサリと切り捨てましょう。
不得意なことに時間とエネルギーを費やしたとしても、それほど上達しません。
その時間があったら、得意なことに費やす。
これこそ、新人クリエイターの生存戦略です。
【5:他人の批判】
人の作品の批判ばかりしている優秀なクリエイターを、私は見たことがありません。
みな、そんな生産性のないことに使うエネルギーと時間を持っていないです。
その時間があったら、創作に関わることに使いたいと思っています。
すでに力のあるクリエイター達でさえ、他人の批判というムダなことに時間を使っていないのです。
新人クリエイターがそこに時間を使っていたら、彼らとの差がもっと広がってしまいます。
他人の批判は禁止です。
その時間とエネルギーは、創作に充ててください。
【6:「まだ本気出してないだけ」という言い訳】
この前、とある企業の経営者に聞いた話です。
起業したい人たちが集まって、情報交換などをする塾のようなものがあるそうです。
そこに通う人たちは、志こそ高いのですが、仲間たちで集まっては、
「まだ機が熟していない」
「まだ本気になれない」
などとグダグダと話をするだけで、いつまでたっても会社を作らないとのこと。
これは新人クリエイターでも似たような人が案外います。
作品をつくることなく、「小説家を目指している」「イラストレーターになりたい」などといっているだけで、本気になって作品つくりに没頭することはない。
いつになったら本気を出すのでしょうか?
口だけではなく、手を動かしましょう!
【7:なかなか行動しないこと】
6とも似ていますが、行動しなければ人生は変わりません。
今のままの人生が続くだけです。
恥ずかしい話ですが、ぼく自身、大学時代に「小説家になりたい」と思っていながら、まったく小説を書いていませんでした。
なのでなおさら、行動することの大変さを知っています。
そして同時に、行動したことで、人生がどんどんいい方向に変わっていくことも、やはり知っています。
あなたの新人クリエイターとしての未来は、行動しなければ始まりません。
【8:新しい事象を受け入れないこと】
創作に携わるクリエイターにとって、新しい技術やこれまでとは違う価値観を取り入れない姿勢は、マイナスにしかなりません。
まして、新人クリエイターならなおさらです。
新しいというだけでアレルギー反応を起こす人もいますが、クリエイティブな仕事をしようと考えているなら、そんなものも柔軟に受け入れる意識を持ってください。
【9:自分の作品の力を信じないこと】
「世の中なんてそんなもんだよね」
「怒ったってしょうがないじゃん」
「自分にやれることなんて何もないから、考えるだけムダよ」
こんなふうにある種、達観して世界を見ている人もいると思いますが、世の中に対する不満や怒りというのは、創作のガソリンになります。
個性的な作品を産み出すクリエイターは、「世界がもっとこうなったらいい」「世の中をこうしたい」というメッセージを作品に込めています。
そして、自分の作品の力を信じています。
なので、もっともっと自分の作品の力を信じてください。
メッセージを込めてください。
何も考えず、ただただ創作するだけでは、近いうちにきっと行きづまってしまうでしょう。
あなたの作品が世の中を変えることだって十分にありえます。
作品の力、そしてクリエイターである自分の力を信じてください。
【10:なんでもすぐ鵜呑み】
9つの「新人クリエイターの禁止事項」をあげてきました。
ここまで読んでいただいた方には申し訳ないのですが、ぼくのいったことを鵜呑みにして、信じないでください。
もちろん、嘘偽りは書いていません。
ですが、ちゃんと自分の頭で考えて、それで正しいと思ったものだけを信用してください。
自分の頭で考えず、人に言われたことを鵜呑みにしてしまう。
これこそが、新人クリエイターが一番やってはいけないことです。
以上、「新人クリエイターの禁止事項 10項目」を解説しました。
さて。
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