号泣アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を観たよ

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少し前になるのですが、金曜ロードショーでアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』をやっていて、それを録画してようやく見たのですが……。

号泣

しました!

以降、ストーリーのネタバレありです。といっても、ミステリーではないので、ネタバレしていようが関係なくおもしろいですが。

 

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私が見た金曜ロードショーは、アニメの総集編のようなもの。

もともとは30分×13話あるアニメだそうで、その中からいくつかをピックアップして編集したのがその総集編なのですが、その中の1エピソードがとにかく素晴らしかった!

 

物語の設定をすごく簡単に書くと、手紙の代筆屋という仕事をしている主人公が、さまざまな出会いを通じて成長していくというもの。
(主人公がこの仕事をやる背景とか、そういった設定を細かく書くときりがないので、これくらいで)

で、私が感動したエピソードでは、主人公がとある母娘の元を訪れ、母から7歳くらいの娘にあてた手紙を代筆します。
で、その手紙が娘の誕生日に、娘の元に届くわけです。

どうして母親は、こんな手紙の代筆を頼むのか。
実は母親は病気にかかっていて、余命が長くありません。

つまり、次の娘の誕生日には、もう母親は娘の近くにはいられない。
だから手紙を書くというわけです。

この設定だけで、ちょっとウルっときませんか?
私は、今この記事を書いていても思い出してしまって、ちょっと涙目になっているくらいです。

さらに泣かせられるのが、この娘は、母親がこれから先、あまり長く生きられないことに気づいているという点。

娘としては、あと少ししたら、母親と一緒に話したり、遊んだりするのができなくなってしまうからこそ、もっと母親と一緒にいたい。

なのに母は、手紙を代筆してもらわないといけないから、一緒にいられない。

 

ある意味、すごく残酷な設定ですよね。

 

私は常々、小説家のタマゴの方々には、

「ドラマチックなエンタメ小説を書きたいなら、主人公をとことん追い詰めて、どん底に落とすストーリーにしてください」

とお伝えしています。

そういう意味で、このストーリーは勉強になると思います。

 

ここまで残酷に、どん底に落とす必要があるのか、と。

 

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さて。
アニメのラストはどうなるのでしょうか。

当然といってもいいのですが、母親は亡くなります。

そして、娘の次の誕生日。
一人でさびしく過ごしていると、亡くなった母親からの手紙が届くんです。

しかも、その手紙は1年分だけではありません。

それ以降、毎年毎年、たしか娘が50歳まで手紙が届くんです。
その手紙の一部が読み上げられていく、というラストです。

想像するだけで泣けてきませんか?

 

私は、「泣けるストーリーなら何でもいい!」というわけではないのですが、それでもこのアニメは文句なしに素晴らしかったので、ご紹介しました。

ネットフリックスで全話見られるので、よろしければぜひ。
紹介した母娘のエピソードは、第10話「愛する人は ずっと見守っている」ですね。

 

たまにはこんな「オススメのエンタメをご紹介」記事もいいかと思って書いてみました。

 

 

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