今回は、「個性や才能がないと思っちゃっている人にだって、ちゃんと個性はあるよ。個性はこうやって探すんだよ」という内容です。
これから出す1つの質問に答えることで、あなたの個性が見つかり、
良かった! わたしにもちゃんと個性があるんだ!
と自信が持てるでしょう。
早速ですが質問はこちら。
質問
「もしもあなたの作品を見た編集者が『ここが良いですね!』とほめるとしたら、どんな点をほめると思いますか? ほめる点を3か所、あげてください」
客観的な視点であなたを分析する
この質問にはポイントが3つあります。
1つめのポイントは、あなたの主観的な視点ではなく、「編集者」という客観的な視点で自身を観察、分析できるということ。
ちなみに、小説やイラスト、マンガ家を目指している人は編集者でいいですが、ミュージシャンを目指している人はレコード会社のプロデューサーなど、あなたの力を見出して、大舞台に連れて行ってくれる人を選んでくださいね。
もしかしたら、
編集者の視点なんてよくわかりません。知り合いにもいないし……
という人もいるかもしれませんが、たとえばツイッター上にもたくさんの編集者やプロデューサーがいて、有名な人も少なからずいます。
そういった人を参考にしつつ、なんとなくで構わないので想像してみてください。
そもそもクリエイターにとって想像力は必須ですし、あなたは想像力を使うことが大好きで大得意のはず!
だから大丈夫ですよ!
または、理想の編集者、プロデューサーを思い描くのもいいでしょう。
おぼろげにでも、想像できましたか?
その人は、一体あなたの作品のどんな点をかっているでしょうか?
あなたの作品にたいして、具体的になんと言ってほめていますか?
ほめられた点こそ、あなたの個性
質問の2つめのポイントは、その編集者がほめてくれる点こそが、あなたの個性につながるということ。
個性とは、ほかの人と違っている点のことです。
残念ながら、自分で自分の個性はなかなか見つかりません。自覚することも難しい。
ですが、この質問では「編集者」という客観的な視点を通して、あなたの作品を見つめています。
そうかもしれないけど、しょせんはわたしが想像している人だから、わたしの都合良いようにほめているんじゃないかな」
と考えたかもしれません。
でも、あなたの想像上の人物であっても、質問に答えるときは、
「プロの編集者ならここを見るだろうなあ」
「レコード会社の人の目だったら、ここに気づいてくれるはず」
などと考えながら、どこをほめてくれるかを3つ、探したのではないでしょうか。
それは紛れもなく客観的な視点だといえます。
その視点から見えた、ほかの人と違っている点は、まぎれもなくあなたの個性なんです。
3つも個性が見つかった!
3つめのポイントは、どんなに自信がない人だって、この質問に答えることで良い点を「3つも」探し出しているということ。
仮にあなたが、
「わたしは個性も才能もないんです……」
なんて嘆いていたとしても、質問の答えが3つ出てきたなら、実際は3つも個性をちゃんと持っているんです。
3つも、ですよ!
この質問に答えることで、これまで気づけなかった自分の個性に気づけたのなら、ぼくはとてもうれしいです。
これはすごく大切なことなので、とくに自分に対して自信を持てていない人にお伝えしたいのですが、みんな一人ひとりが絶対に個性を持っています。
個性がない人なんていないんです。
「隣の芝生は青い」ということわざがあります。
他人のものはなんだって良く見えてしまう、という意味ですね。
多かれ少なかれ、これはだれもがやってしまう。エラそうにこの記事を書いているぼくだって、しょっちゅうやってしまうこと。
けれど、あなた自身にだってうらやましがられる点は絶対にあるんです。
あなたが誰かを「うらやましいな~」と思っているように、また別の誰かはあなたのことを「うらやましい……」と思いながら見ているんです。
そんなものを、あなたも間違いなく持っているんです。
ただ、自分ではなかなか見つけられないだけ。
あなたに個性がないなんてことは、絶対にありません。
このことは心に刻んでほしいと思います。
個性がない人なんていない
ということで、あなたの個性が見つかる質問について、3つのポイントを説明しました。
周りの人と全く同じ人、周りと少しも違いのない人なんていません。
みんなそれぞれが、なんらかの違い、つまり個性を持っています。
個性がない人なんていないんです。
この質問によって、あなたの個性が少し見えてきたと思います。
「自分には個性がないなあ。個性がほしい……」
と悩んだことのある人こそ、まずはじめに、あなたにも個性があることをきちんと理解しましょう。
ここが、クリエイターとしてのスタート地点です。
これから先、きっとまただれかと比べて、悩むこともあると思います。
そのたびに、今回の質問を思い出して、回答を考えてみてください。
きっと毎回、違う答えが出てくるはず。
それはあなたがクリエイターとして成長している証なんです。
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