小説の創作論を読んで、満足するのはやめませんか?

プロ作家を目指すあなたへ

今回は、小説の書き方本をたくさん読んで、ネットで創作論を学んでも、結局は書いて実践しないと何も身につかないし、時間の無駄だよね、ということについて書きます。

もう結論を書いてしまっているのですが、とにかく行動しないとダメなんです。

私は、以前はよくビジネス書を編集していました。

ビジネス書を読んでもらえるとわかるのですが、たいていの場合、「あとがき」に、

「あとは行動です」

「さっそく試してください」

「実践あるのみ」

などと著者は書いて、最後の一押しをしています。

表現はどうであれ、ほとんど全ての本にこんなことが書かれているのです。

どうしてだと思いますか?

ほとんどの人が、読んで満足して、行動にうつさないからです。

多くのビジネス書は、著者の経験から得た成功法則が書かれています。
「私(著者)は、こうやって成功しました」と。

読者のほとんどは、そんなふうに書かれている成功法則を読んで、「なるほど、こうすればうまくいくのか~」「効率いいやり方がわかったぞ!」と納得します。

でも、それで終わりなんです。

そのやり方を実際に自分に取り入れたり、実現に向けて行動する読者は、圧倒的少数。100人中1人、いるかいないか。

とにかく誰もが行動にうつしません。

著者たちはそれを知っていて、さらにいうと、行動さえすればかなりの高確率でうまくいくことを自身で体験しているから、なおさら「行動して!」「試して!」と読者に伝えるのです。

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こんなに私たちが行動できない原因は、一体なんなのでしょうか。

知識の3段階を学ぶことで見えてきます。

実は知識には、「知らない」と「知ってる」のほかに、その知識を「使っている」という段階があるのです。

「知らない」と「知っている」には、それほど差がありません。

けれど、「知っている」と「使っている」には大きな差があります。

それなのに私たちは、「知っている」になったら満足してしまいます。

その結果、「知ってはいるけど、使ってはいない」という、非常にもったいない状態で止まってしまうのです。

 

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たとえば数学で、「台形の面積=(上底+下底)×高さ÷2」という公式があります。

これを学校の授業で教わっただけでは、「知っている」状態止まり。

「使っている」まで進むには、どうすればいいでしょうか?

答えは、練習問題をたくさん解く、です。これしかありません。

 

いくら公式を習ったとして、期末テストをやると、問題が解ける人と解けない人で分かれてしまいます。

この違いは、「知らない」と「知っている」の差ではありません。

「知っている」と「使っている」の差。

つまり、練習問題をたくさん解いたかどうかが大きいのです。

ですので、みなさんもきっと、「おもしろい小説を書きたい!」と思って、書き方や創作論を調べたことがあるはずです。

でも、調べてそこで満足するのではなく、その知識を用いて小説をたくさん書かなければ、その知識は宝の持ち腐れになってしまいます。

気を付けてください。

 

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