プロの小説家にあって、アマチュアにないものとは?

プロ作家を目指すあなたへ

突然ですが、問題です。

 

「プロの小説家にあって、アマチュアにないもの」とはなんでしょか?

 

「才能」でも、「スキル」でも、「情熱」でもありません。

 

正解は「締め切り」です。

 

プロの小説家は、編集者から「●月に出版したので、●月●日までに初稿を書いてください」というような形で締め切りを設定されます。

 

私が担当した小説家(ドラマ化作品もあるベストセラー作家)は、
「締め切りがなかったら、小説を書ける気がしない」
とまでいっていました。

 

それくらい締め切りは大切なのです。

 

もしも、
「いつまでたっても小説を完成させられないし、上達もしないんだよな~」
と考えているなら、それは締め切りがないからという可能性が高い。

 

今からさっそく締め切りを設定しましょう。

 

●月●日までに完成させる、と日付を具体的に決めてください。

 

このように締め切りを設定すると、3つ良いことがあります。

 


▼▼▼▼▼

 

まず1つめは、
「最後まで書いて完成させることができる」
です。

 

私たちは、締め切りがないと、いつまでだって書き続けてしまいます。

 

細部にこだわってしまい、「ここもあそこも直したい。あ、あそこも直さないと……」と永遠に書くのをやめられません。

 

けれど、締め切りさえあれば、
「よし! これで完成だ!」
と、書くことに区切りをつけられます。

 

文章だって、句点(=マル)があるから文章に区切りをつけて、次の文章にうつれるのです。

 

句点を打たない限り、文章は終わりません。それと同じです。

 

以前のブログで、未完成の小説を何本書いても意味がないと解説しました。

 

小説を完成させて、小説を書くスキルをアップさせるためにも、締め切りを設定しましょう。

 

▼▼▼▼▼

 

つづいて、締め切りを設定するメリット2つめは、
「やる気がわいてきて、本気になれる」
というもの。

 

習い事や、学生時代のクラブ活動などで、大会やコンクールに出場したことのある人、多いはず。

 

私は中学時代、卓球部に所属していたのですが、「10月の大会に向けて練習だ!」というように、部員一同、その大会に向けて汗水たらしていました。

 

もしもその大会がなかったとしたら、何を目標に練習をしていいのかわからず、卓球に対してやる気もなければ本気にもなれなかったと確信しています。

 

クラブ活動における「大会」こそが、小説家の「締め切り」にあたるのです

 

私たちは、大会があることで、やる気がわいてくるように、締め切りがあることで、本気になれます。

 

▼▼▼▼▼

 

最後の3つめは、
「おもしろい小説が書けるようになる」
です。

 

先述したように、締め切りを設定することでやる気がわいてきて、心の底から本気になったら、どうなるでしょうか?

 

当然、もっともっとおもしろい小説が書けるようになりたい! と思うはず。

 

それによって、小説を書くスキルも向上するのです。

 

おもしろい小説を書くためには、いくつも必要なことがあります。

 

でも、なによりも「情熱」が必要なんです。

 

情熱さえあれば、いくらでもがんばれます。

 

おもしろい小説だって、かならず書けるようになります。

 

けれど、情熱がないなら、残念ながら、なにを学んでも無駄なんです。

 

 

▼▼▼▼▼

 

以上、締め切りを設定すると起こる3つのいいことについて解説しました。

 

プロ小説家を目指す人も、ただただおもしろい小説を書きたい人も、今から締め切りを設定してみてくださいね!

 

こういう記事は、読んで「なるほど~」と思うだけだと、すぐに忘れてしまって、あまり意味がないんです。

 

でも、「私は~~~と思った」みたいに一言書いて、自分の意見を入れておくだけで、その内容が頭にしみこんで、後々、活きてくるんです。

 

なので、もしも今回の記事がおもしろかったという方がいましたら、すぐ下にあるツイッターマークから、この記事の感想や意見を入れつつ、つぶやいていただけると、覚えていられるし、私もうれしいです!

 

よろしくお願いします!

タイトルとURLをコピーしました