今回は、「小説の印象を変える簡単なテクニック」について、お話しさせていただきます。
本でもネット小説でも、パッと原稿を見たときに、「あ、なんか難しそうだな」とか「読みづらそうだな」と思うことがあります。
これは見方を変えると、みなさんが書いている小説でも、読者にそう思われてしまって、中身を読まれずに立ち去られてしまったり、ほかの小説にうつられてしまっている可能性があるんです。
これって結構もったいないことで、せっかくタイトルやあらすじで「ちょっと読んでみたいな」と興味を持ってもらえたのに、読んで中身の評価をされる前の段階で離れられてしまっているわけです。
やっぱり、きちんと読んでもらって、おもしろいかおもしろくないかを見極めてほしい、というのが実際の本音だと思います。
じゃあ、パッと見て「難しそうだな」と思われないためにはどうすればいいのか。
この疑問に対する結論を先にお伝えすると、ひらがなを多めにすればいいんです。
なぜかというと、私たちは、まったく同じことが書かれていたとしても、漢字が多ければ多いほど、その文章に難しそうな印象を抱きます。
一方、ひらがなが多ければ多いほど、その文章にやさしい印象、つまり簡単に読めそうなイメージを抱くからです。
まったく同じことが書かれているにもかかわらず、です。
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では、これを上手に利用するには、どうすればいいか。より具体的なテクニックをご紹介します。
そのテクニックとは、「例えば」「~する時」「~と言った」「要するに」「出来る」「全て」「~の様に」など、小説によく使われる言葉を、漢字ではなくひらがなに統一する、というものです。
これだけで、パッと原稿を見たときの印象はガラッと変わります。
注意点が2つあります。
1つめは、「統一する」ということ。
最初が漢字の「要するに」なのに、途中でひらがな「ようするに」になって、また漢字の「要するに」になっていたりすると、ただ読みづらいだけなので、それは避けましょう。
パソコンなら一括検索と置換で簡単にできるはずです。
私たち編集者はこの作業を「用字用語の統一」といっていて、編集者の間ではすごく一般的なテクニックで、それでいて効果はとても大きなものなんです。
注意点の2つめは、あまりひらがなばかりにしない、ということ。
ひらがなにすればするほど、簡単に読めそうなイメージにはなります。
ただし、やりすぎると、実際に読んだときに非常に読みづらくなってしまいます。
小学校1年生くらい向けの児童書を読んでいただくとわかると思いますが、ひらがなが多すぎるとかえって読みづらいんです。
その点は気を付けたほうがいいと思います。
どの漢字をひらがなにするのがいいのか、というのは、「用字用語」や「表記の統一」などで検索して少し調べてみてください。
どんな言葉が漢字とひらがなで混ざりやすいのか、すぐにわかると思います。
ということで、今回は小説の印象を簡単に変えるテクニックについて、お話しさせていただきました。
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