フルマラソンも長編小説も、リタイア癖がつくと大変

小説の書き方入門

 

【作家のタマゴ必見】途中で筆が止まらないたった一つの方法

 

 

今回は、ショートショートでも短かめの短編でもかまわないので、とにかく最後まで書き切ることで、小説を書く力は確実にアップします、ということについてお話しさせていただきます。

 

 

この話は、ショートショートや短編を主に書いていきたいという人ではなくて、おもに長編小説を書こうと考えている人に向けてのものになります。

 

 

長編小説を書いている人のなかで、多くの人が悩んでいることがあります。

それは何かというと、最後まで書けない、完成させられない、という悩みです。

 

長編小説といっても文字数は小説ごとに違いますが、かりに10万文字の大作だとして、毎日2000文字書いたとしても50日かかるわけです。

 

しかも実際はそんなにうまく進むことはなくて、筆が乗る日もあれば、まったく書き進められない日もあります。たぶん、そんな日のほうが多いのではないでしょうか。

 

 

そうやって長編小説を書き進めていく中で、「どうやって終わらせていいのかわからない」とか、「だんだん書くのが楽しくなくなってきたな」とか、「書いても書いても進んでいる気がしない」とか、「いま書いている小説より、おもしろくなりそうな小説のアイデアを思いついた」とか、とにかくいろんな理由で、完成させないでやめてしまうこと、つまり未完の小説になってしまうことがあると思います。

 

 

書くのがつらいのはわかりますし、きついということもわかるんです。とくに長編小説は、スラスラ~っと書けて、「はい出来上がりました!」なんてことは絶対にありません。完成させることはとにかく大変ということです。

 

でも、私から言いたいことは、とにかく最後まで書き切ってください。

 

「なんか強引な展開になってしまったな」と思っても、原稿の最後の1行を書いて「終わり」とか「了」とか付けて、完成させてください。

 

 

どうしてここまでいうかというと、一度途中でやめてしまうと、終わりまで書かない癖、途中で辞める癖がついてしまうからです。この癖がつくと、非常にやっかいです。

 

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42.195キロを走るフルマラソンを走ったことがある人もいるかもしれませんが、マラソンでも、「リタイア癖」というのがあるらしいです。

 

一度リタイアすると、次のレースでもやっぱり途中でリタイアして、完走することができなくなってしまうそうで、なぜそうなるかというと、途中でやめることがラクだってことを知ってしまうからなんです。

 

結局、フルマラソンも長編小説も、ゴールまで長くてつらいもの。そのつらさと、途中で辞めるラクさを比べたら、それはラクなほうを選んでしまうのが人間なわけです。

 

 

もう一つ、最後まで書いたほうがいいのは、そういった癖が付くという以外にも理由があります。

 

未完成の小説は、文学賞などに応募できません。

 

その賞の募集要項には、原稿用紙何枚とか、ジャンルとか、締め切り日とかあるはずですが、当然、完成した作品、最後まできちんと書かれている小説ということが大前提となっています。

途中まで書いてあればOK、なんて文学賞はないはずです。結局、未完成の作品ばっかりを何作書いたところで、それは「小説を書いた」とは言えない状態ということです。

 

「俺はまだ本気だしてないだけ」ってマンガか映画でありましたが、まさしくそうやって言っている人とか、「俺はいつかはやる男だ」とか「いつかビッグになる」とか言っている人と同じになってしまうんです。そうなりたい人はいないと思います。

 

では、どうすれば最後まで書けるのか。

 

 

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その方法の一つが、ショートショートだったり、短めの短編だったりを書いて、まず最後まで書く癖を付けて、「自分は小説を最後まで書けるんだ」という自信をもつことです。

 

 

42.195キロのフルマラソンを途中でリタイアする人は多くて、練習をしっかりしているランナーでさえ、リタイアすることがあるくらいです。

でも、トラック一周の400メートル走を途中でリタイアする人はほとんどいませんよね。

 

それと同じで、ショートショートや短編だったら、ほとんどの人が最後まで書いて、完成させることができます。

 

いきなり長編小説に挑んで、途中で挫折してしまって、途中で書くのを辞める癖をつけてしまうよりも、まずは短い小説を書いて完成させる癖というか、そういう体を作ってから、長編小説に挑むことを、私はおすすめします。

 

一見、回り道に見えるかもしれないんですが、実はこれが長編を完成させる一番の近道なんです。

 

ちなみにでいうと、その小説のおもしろさについては、最後まで書き切ったその先の話です。

 

最後まで書き切っていない小説に、おもしろいかおもしろくないかの評価は付けられないということです。

 

まずはとにかく、短い小説であろうとも、最後まで書い完成させることによって、小説を書く力も構成力も身についていきます。

 

「おもしろい長編の大作を書いてやるぞ」と意気込んで書いて、途中でやめて、また次の作品を書く、というのを繰り返すよりも、はるかに価値があります。

 

ということで、今回は、途中で書くのを辞めると、辞め癖がついてしまうので、とにかく最後まで書き切りましょう、というお話しをさせていただきました。

 

もしも、こういったことに興味がある人は、まずはこちらの無料レッスンを読んでみてください。小説の土台となるストーリーの作り方について、書きましたので。

 

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