てて160が毎週発行している小説予備校メルマガ。
1月10日号の見どころは……。
kindleダイレクトパブリッシングで出版する『小説家のタマゴが最速で成長するための9カ条(仮)』のほぼ全文(まえがき、あとがき以外)を、メルマガ読者にプレゼントしています。
こちらは、メルマガ内で書き溜めていた原稿に加筆修正を加えたものです。
目次は以下のようになっています。
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目次
まえがき
その1 長編よりまず短編から
その2 プロットを先に
その3 ストーリーの型を暗記
その4 途中で投げ出さず完成させる
その5 完成したら紙に出力して読み返す
その6 毎日書く習慣を。10分でいい
その7 睡眠時間は削らない
その8 お金を出して小説を買って読む
その9 読ませたい一人を決める
あとがき
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小説を書いていて、まだまだ伸びしろがたっぷりある人に向けた内容となっており、およそ2万文字の大ボリューム!
せっかくなので、「その1 長編よりまず短編から」の冒頭をチラッとここに掲載しちゃいます。
興味を持った方はメルマガをご登録くださいませ。
10日(月)までにご登録いただければ、掲載号をお送りいたします。
それではどうぞ!
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『小説家のタマゴが最速で成長するための9カ条(仮)』
【その1 長編よりまず短編から】
いきなりですが、結論を先に書きますね。
長編小説ではなく、短編小説の執筆からスタートしてください。
「いやいや、私は、長編小説を書いて作家になりたいんだ!」
と思った人も少なくないでしょう。
でも、まだ小説を書き慣れていない人ほど、いきなり「長編小説」に取り掛かるのではなく、まずは「短編小説」から始めてください。
そして、短編をたくさん書いて、小説を「最後まで」書くことに慣れましょう。
私が短編を書くことを勧めるのは、3つの理由があります。
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1つめの理由は、「とにかく完成させるため」です。
小説を書くというのは、最後まで書き終えてこそ「小説を書いた」といえるものです。
途中まで書かれていればOK、なんて募集要項に書かれている文学賞が存在しないのがその証拠でしょう。
これは音楽でもマンガでも料理でも同じこと。
材料を切って、鍋に入れたとしても、それだけでは「カレーを作った」なんていいませんよね?
その後に、煮て、カレールーを入れて、味見をまで終えて、はじめて「カレーを作った」といえるはず。
たまに、途中まで書いて亡くなってしまった作家さんの小説が「未完の作品」として出版されたりしますが、完成していないのに価値のある小説は、そういう場合のみです。
まだプロにもなっていないあなたが、どんなに未完の小説を大量に書いても、残念ですが出版業界も編集者も、まったく相手にしません。
厳しいかもしれませんが、これが現実なのです。
さらにもう一つ。
こちらも残酷かもしれませんが、本当のことを書いちゃいますね。
途中までしか書けなかった小説を何作積み重ねたとしても、小説を書く能力は身につきません。
時間と労力をいくら費やしていたとしても、少しもうまくなっていないのです。
最後まで書いて完成させることによって、小説の「終わらせ方」がわかってきます。
ここまでやってはじめて、小説を書く能力が身につき、書く力がアップするのです。
では、どうすれば途中で挫折せず、最後まで書いて作品を完成させられるのでしょうか。
それが、「短編小説を書く」ことなのです。
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長編小説ではなく、短編小説を書くことを勧める理由の2つめは、「リタイア癖をつけないため」です。
42.195キロを走るフルマラソン。経験豊かなランナーであっても、たまに途中でリタイアしてしまいますよね。
一度や二度のリタイアならいいのですが、リタイアを繰り返すと、いつしか「リタイア癖」というのがついてしまうそうです。
そして、一度癖がつくと、なかなか最後まで走り切れなくなってしまう……。
マラソンと同じように、「小説リタイア癖」というのがあるのです。
こちらは、長編小説を書き始めては途中で筆が止まり、また新しい小説を書き始めては途中で筆が止まり……というのを繰り返したことで、完成させられなくなってしまうというもの。
一度この癖がつくと、非常に厄介です。
そうならないための「短編から始める」なのです。
どういうことかというと、フルマラソンでリタイアする人はいても、400メートル走をリタイアする人はほとんどいませんよね。
それと同じです。
長編小説の途中で筆がストップしてしまう人は多くいますが、短編小説ならほとんどいない。
つまり、短編小説は、その短さゆえに完成させやすく、リタイア癖がつきにくいのです。
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3つめの理由は・・・。
ということで、ブログで公開するのはここまで!
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