小説家になりたい人のほとんどが気づいていない話

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今回は、小説家になりたい人のほとんどが気づいていない話をこっそりと書いてしまいます。

 

時間のない人のために、今回の記事のまとめを書いてしまうと……。

「周囲の小説家になりたい人たちと同じことをしていたら、いつまでたっても小説家にはなれませんよ」

これに尽きます。

さっそく、その理由を説明しますね。

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みなさんもご承知のとおり、小説家になるのはすごく難しい。

文学賞を取って、その大賞作を出版してデビューするか、または、「小説家になろう」のようなサイトに投稿して、出版社から声がかかるのを待つか。

これくらいしかありません。

けれど、どちらもその確率はすごく低い。

小説家になる確率は0.6%? 0.025%?
・小説家になりたいという情熱を持っている ・文学賞に何度応募しても落ちてしまう ・投稿サイトではランク入りしないけど、おもしろい小説を書けている...

(こちらの記事で、その確率などを書いていますので、参考にぜひ)

まして、その難関をくぐり抜けたところで、小説家として本を出し続けるのはさらに至難の業といえるでしょう。

有名な賞を受賞しても、小説を書くだけで生活費を稼げている小説家はなかなかいません。

にもかかわらず、ご存じの通り、文学賞に応募する方は毎年たくさんいますし、サイトに作品を投稿する人はそれ以上に多くいます。

つまり、小説家になりたい人はたくさんいるのに、小説家になれる人はむちゃくちゃ少ない!

大前提として、この厳しい現実は知っておいてください。

 

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私が問題だと思うのは、小説家になりたい人がたくさんいて、その多くは小説家になれないという現実があるのに、小説家になりたい人がみな一様に、同じことをしてしまっていることです。

大勢と同じ結果を出したいなら、大勢と同じ行動をとればいい。

大勢と違う結果を出したいなら、大勢と違う行動をとればいい。

 

たとえば、100人が受験して1人しか受からない、超難関の資格試験があったとしましょう。

どうやったら、その1人になって合格できると思いますか?

残念ながら、絶対にその1人に選ばれる方法なんてありません。

けれど、絶対にやってはいけないことがあります。

 

それは、ほかの99人と同じ勉強をして、同じ試験対策をすること。

99人は落ちるのに、その99人と同じことをやっていたら、間違いなく落ちてしまいます。

「さっきから、なにを当たり前のことを言っているんだ?」
と思ったかもしれません。

多くの人は、そうやって頭ではわかっているんです。

なのに、ほとんどの人が、こういうミスをしてしまうんです。

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周囲の人と違うことをするのは、とてつもなく勇気がいります

それがわかる実験があります。

ある映画館にはAとBの2つの避難口があり、映画上映前に係員が「避難口はAとBの2つあります」と説明します。

このとき、実はお客の多くは実験の仕掛け人で、火災報知器がなったら、みなAの避難口に走り出すようにしておくのです。

そして、映画上映中に火災報知器が鳴るとどうなるか。

仕掛け人たちが一斉にAの方に走っていく様子を見て、仕掛け人でないお客もみな、Aの避難口から逃げようとするのです。

これは、「他の人と同じことをしていれば安心だ」「みながやっているなら、失敗はしない」という考えから生まれた行動といってもいいでしょう。

みなさんは、他の人がみなAに向かっていく中、自分だけBに向かえると思いますか?
想像してみればわかると思いますが、かなり勇気が必要です。

「自分だけが間違っているんじゃないか」

私たちは、「失敗したくない」という気持ちが強い生き物。

それゆえ、周囲と違う行動をとることがなかなかできないのです。

 

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ここまで読んで、

「よし! だったら他の人がやらないことをやってやる!」

と考えた人もいると思います。

そのやる気に水を差すようで申し訳ないのですが、他の人がやらないことなら、なんでもいいわけではありません。

それなりの知識を持っていない人がやる思いつきの行動は、ほとんどの場合、逆効果です。

先ほどの資格試験の例でいうと、みなが同じ問題集をやっているから、自分はその問題集を解かないというのは、他の人と違う行動をとってはいますが、逆効果ですよね。

これくらいならすぐにわかりますが、小説の書き方や出版業界に関することになると、何が逆効果なのか、よく分からないことも多いと思います。

なら、小説の書き方や、出版業界の知識や情報がない人は、どうすればいいか。

本来は、作家や編集者に直接聞くのがベストです。なんだかんだで、その業界のプロですから。

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ということで、今回は、「周囲の小説家になりたい人たちと同じことをしていたら、いつまでたっても小説家にはなれませんよ」についてでした。

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