集中力のない人が「作品づくり」に没頭するたった1つの方法

クリエイターのマインド

大勢がやりがちな「あれもこれも」

 

「ぼくは絶対に小説家になりたいから、SFも、ミステリーも、恋愛も、ショートショートも、なんでも手広く書いて、どこかで引っかかればいいと思っています

 

以前、こんな小説家のタマゴと出会いました。

 

「あれも、これも」と手広くやることが、まったくムダとはいいません。

 

ですが、そうやって限られている時間とエネルギーを分散させた状態で、大きな成果を出すことは非常に困難でしょう。

 

とはいっても、これは案外多くの人がやりがちです。

 

逆を言えば、もしもあなたが一極集中して創作すれば、大きな成果を出せる可能性は高まるんです。

 

そのために必要なのは、「やらないことを決める」ということ。

 

「やらないことを決めよう」これが今回の結論でもあります。

 

 

クリエイターにも大切な「選択と集中」

 

さて。

 

少し話がずれて経営戦略の話になりますが、「選択と集中」という言葉があります。

 

ジャック・ウェルチというゼネラル・エレクトリック(GE)のCEOを務めた経営者が提唱した概念なのですが、選択と集中とは、「やることを決めたら、それに全精力を注ぎ込む」ということ。

 

これは、

「アパレルも、飲食も、不動産も、介護も、出版も、映画も、というように幅広くやると、人員もお金も手薄くなってしまい、結果としてどれも成功しない。

 

そうではなく、どれかの分野に絞って、そこに人員やお金を集中投下したほうが成功しやすい

という意味です。

 

この「選択と集中」は、クリエイターにとっても大切なことだといえるでしょう。

 

たとえば、あなたが10のエネルギーを持っていたとします。

 

そのエネルギーを5つのことに使っていたら、エネルギーが分散してしまい、それぞれ2ずつのエネルギーしか注ぎ込めません。

 

でも、1つに集中してエネルギーを使えば、10のエネルギーを注ぎ込めます。

 

2のエネルギーと10のエネルギー、どちらのほうが大きな結果が出そうでしょうか?

 

当然、10ですよね。

 

つまり、「あれもこれもやろう!」とエネルギーを分散させず、やることをしぼり、そこにエネルギーを集中投下させることの大切さを説いているわけです。

 

 

やらないことを決めないと、時間は生まれない

 

 

「選択と集中の大切さはわかったけど、どうやって選択すればいいの? なにか気を付けることとかないの?」

 

と思った方はよくわかってらっしゃる!

 

「選択と集中」をする際、気を付けなければならないことがあるんです。

 

それは、選択すること、つまり「やること」を決めると同時に、「やらないこと」も決めるということ。

 

なぜなら、やることを決めるだけでは、「あれもこれも」状態になってしまいやすいから。

 

そうならないためには、「やらないこと」も決めて、それをバッサリと捨て去らなければならないんです。

 

もうすこしわかりやすく説明しますね。

 

たとえばぼくは、「新人クリエイターが知っておいた方がいいことを、【文章】を通じて広める」ためにこうしてブログを書いています。

 

だから、「動画」はやらないことに決め、一時期やっていたユーチューブは捨てました。

 

本当は、ユーチューブやTiktokといった動画のほうが、大勢に見てもらいやすいことはわかっているんです。

 

でも、台本をつくり、撮影をして、編集をする時間を確保すると、今度は文章を書く時間がなかなか確保できなくなってしまう。

 

そういった理由から、動画をバッサリと切り捨て、文章を書く時間に集中投下させているんです。

 

その結果、今は1日2本の記事をアップできるようになりました。

 

みなさんもたとえば、朝のワイドショーを見るのをやめたり、夜にバラエティ番組を見るのをやめたり、飲み会の二次会をやめたりすることで、時間とエネルギーが生まれます。

 

それを創作活動に集中投下させることで、これまで以上の結果を残せるはず。

 

「やらないことを決める」の重要性、なんとなくわかっていただけましたか。

 

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ということで今回は、創作に集中するために、やらないことを決めて、それは捨てようという話でした。

 

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