今回は、
- クリエイターとして頭1つ出たい
- 自分の個性を表現して創作したい
- 周囲に埋もれず目立ちたい
という人たちへ向けて書いています。
最後まで読んで実行すれば、その願いがかなうはず!
結論を先に伝えると、「プロフィールが目立てば、作品も目立つ」です。
経営者が自分の声で発信したほうがいい理由
さて。
先日、『新時代の話す力』(緒方憲太郎・ダイヤモンド社)という本を読みました。
こちらは、「Voicy」という日本最大級音声プラットフォームを作った緒方憲太郎さんという方が著者となっています。
「音声って、クリエイターと関係するの?」
と思ったかもしれませんが、しっかりと関係しているので、この先も読み続けてください!
この本では、経営者が社員に何かを発信するとき、一斉メールではなく、自分の声を使って発信することをオススメしています。
その理由としては、経営者の言うことはだいたい似てくるし、ネットや本でいくらでも同じ情報を仕入れられる。
でも、経営者が自身の声で発信することで、同じ情報であっても、その人自身が如実に表れるから、経営者の人柄や心意気が伝わりやすい。
だから、経営者が社員に発信する際は、音声を使うことをすすめる、というわけです。
これは、ぼく自身がビジネス書をたくさん編集してきたから、よくわかります。
ビジネス書というのは、経営者や大きな成果を出した人など、いわゆる成功者が著者となります。
そういった成功者は、だいたい言うことが似ています。
「感謝が大切」「当たり前のことをきちんとこなせ」「早起きや掃除をしよう」「人を大切に」「引き寄せの法則」などなど、ビジネス書を読んだことのある人なら聞いたことあるのでは?
こういったことだけを書いていると、本の中身が同じになってしまい、読まれなくなってしまう。
そりゃ、中身が同じなら、1冊あれば十分ですからね。
そうならないために、著者の経験を盛り込みながら、他の本との違いを出していき、目立たせているんです。
でも実は、著者が伝えたいことというのは、どのビジネス書もあまり変わらないということ。
今は、クリエイターは作品だけでは目立てない
この状況は、クリエイターも似ています。
どういうことかというと、創作した作品をたくさんの人に伝えたい、届けたいとみんな思っているんですが、実は作品単体では他の作品との違いを出しづらいし、目立たないということ。
いやいや、私の作品はオリジナルで、ほかの作品とは全然違うよ!
と思ったかもしれませんが、残念ながら、似たようなクオリティの作品が山ほどあるし、多くの作品の中で埋もれてしまっていて、全然目立っていません。
目立っているなら、もうプロとしてバリバリ活躍できているはずです。
なぜこうなってしまったのか。
ユーチューブやSNSを使えば、無料で創作技術を学ぶことがいくらだってできるので、だれでも同じスキルを身につけることが可能となり、その結果、もうクオリティではあまり差がつかないんです。
それに作品の点数も、20年前と比較して段違いに増えました。
以前は、作品を創作したところで、それを公開する場がほとんどなかったんです。
たとえば小説であれば、SNSや、「小説家になろう」などの投稿サイトがまったくなくなったら、あなたは作品をどこで公開しますか?
つい20年くらい前は、その状態だったわけで、つまり作品を公開する場が増えたことで、ぼくらが触れる作品数も飛躍的に増えたということです。
そのため、ただ作品をネットで発表しただけではまったく見つけてもらえません。
まずは目立たないことには、話にならないんです。
この状況をしっかりと理解しないことには、他のクリエイターより目立つこと、頭1つ抜け出すことなんて、残念ですが不可能でしょう。
人間は数字やデータより「ストーリー」を好む
クリエイターも、作品では違いが出づらいことはわかったよ。じゃあ、どうやって目立てばいいの?
このように考えた人も多いはず。
そこでぼくがオススメしたいのが、「あなたの人生のストーリーをプロフィールに入れること」です!
なぜストーリーなのか?
ぼくら人間が、物語を好む生き物だからです。
物語は人類がもっとも古くから使ってきたコミュニケーション技法であり、それゆえにぼくらの脳は、数字やデータよりも「ストーリー」で世界を認識して、理解するように最適化されているんです。
インドネシアの洞窟で見つかった約5万年前の壁画には、当時の民族が巨大なモンスターと戦っているストーリーが描かれていたなんて話もあります。
また、ストーリー性が強いメッセージほど、心に残りやすいということが、複数の研究から判明しています。
これを使わない手はありません!
プロフィールにストーリーをうまく盛り込むことで、ほかのクリエイターよりも目立てるんです。
ストーリーにプロフィールを盛り込むって、どうやればいいの? 教えてよ~
と思った人もいますよね。
そういう方のために、「ファンを増やしたいクリエイターの人へ! ストーリーを入れた自己紹介の作り方」というレッスンを作りました。
ただし、こちらにはパスワードが必要です。
そのパスワードは、てて160のライン公式アカウントをご登録いただいた方だけにお伝えしています。
興味がわいた方は、こちらからぜひご登録ください!
また、近いうちに「ストーリーを盛り込んだツイッタープロフィールを作成するサービス」も販売予定です。
こちらも、ライン公式アカウントをご登録いただいた方限定になりますので、そちらもぜひ。
ということで今回は、「プロフィールが目立てば、作品も目立つ」という話でした。