10月3日(日)の読書録

読書録

これからしばらく備忘録として、読んだ短編と、一言感想をあげることにしました。

10月3日(日)の読書録

『檸檬のころ』(豊島ミホ)より「ジュリエット・スター」

二人の世界に入りこんでいる高校生カップルを、24歳の主人公が冷めた目で見つめている感じがいい。「あんな時代もあったな」と。

私は高校時代を描いた小説を結構好きなんですが、あの甘酸っぱいというか、痛々しいというか……。その空気をよく味わえます。

『檸檬のころ』(豊島ミホ)より「ラブソング」

密かに恋心を抱いている仲のいい男から「お前とずっと友達でいたいな」と言われ、そこで彼を好きなことがバレてしまい、二人の関係がギクシャクする場面は、私の大好きな「片思いの切なさ」が凝縮されていました。

『檸檬のころ』(豊島ミホ)より「担任稼業」

高校生くらいのころ、よく、「大人は分かってくれない」と思ってたけど、この小説を読んで気づきました。
先生も生徒に対して、「生徒はわかってくれない」と思っていたんだなと。

 

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