10月6日の読書録
『魚舟・獣舟』(上田早夕里)より「くさびらの道」
30ページ弱の短編だが、非常に濃厚。この読後感は、長編一冊を読んだ後のよう。
質問3(※)の回答は、【友人が「早く日本を脱出したほうがいい」と忠告してくれたのに、それを信じ切れなかった】。
このことによって、主人公は次第に追い詰められていく。
しっかりとストーリーの型に沿っている。
次号のメルマガで、この短編を分解・解説しようかと思案中。
『花芯』(瀬戸内寂聴)より「女子大生・曲愛玲」
この主人公の「気づき」は、
「曲愛玲はいくつも仮面をかぶっていて、その素顔は誰も見たことがない。私が街中で見た彼女だって、やはり仮面をかぶっていたのではないか?」
というもの。
私が好きな有吉佐和子の『悪女について』に通ずるものがあった。
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質問3とは、小説予備校メルマガで教えている3ステップの一つです。
興味がある人は、こちらをぜひ。

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