「そこそこレベル」で終わらせないためには?【クリエイター志望者向け】

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「自分の得意なことってなんだろう?」

「わたしに合ったやり方って、どんなのなの?」

こんなふうに悩んだことのある人、いると思います。

自分の得意なことがわからないと、
大勢を魅了できる作品は作れず、
もちろんクリエイターにもなかなかなれません。

でも、今回の記事を読むと、
自分に合ったやり方、得意なことが見つかります!

まず、「得意」とはいったいなんでしょうか?

それは、無意識に自然とやれていること。

みなさんも経験あるはずです。

自分にとってはすごく苦手なことなのに、
友人はそれをこともなげにやっていたり、
その反対だったり。

僕は不器用なので、
針に糸を通すのができないのですが、
できる人ってすごくあっさりと通しちゃいますよね。

「いつも~~している」
「気づけば~~している」
といったように、自然と、なんの無理もせずに、
無意識にやっていることが、あなたの「得意なこと」なのです。

これを自覚しているのと自覚していないのとでは、
創作物にも大きな影響が出てきます。

なぜならば、得意なことは、
無理なくできるため、
努力をすることもカンタン。

努力しやすいとどうなるかというと、
もっとスキルを伸ばしやすいんです。

恥ずかしながら、僕はオンチです。

そんな僕が、がんばって歌の練習をしたところで、
そんなにうまくはなりません。
音程が取れるようになるのが限界でしょう。

それに、
人並みになるまでいくのも
時間がかなりかかってしまう。

でも、もともと歌がうまい人というのは、
音程を取ることなんて簡単に、
あっさりとやりとげてしまうもの(うらやましい……)。

そんな人が、
ボイトレに通って努力をしたら、鬼に金棒!
もっともっと上手になれます。
カラオケ大会に出たら、
いい成績が残せるかもしれません。

しかも、歌がうまい人で歌が嫌いなんて、
なかなかありえないから、
歌うのが楽しくてしょうがないはず。

だから、ますます歌が好きになるし、
うまくなるし、
うまくなったらもっと好きになるし……
というように、好循環が待っているわけです。

「音程が取れる程度」と
「大会でいい成績が残せる」の
どちらが歌手に近いかといえば、
考えるまでもありません。

歌手で例えましたが、
クリエイターも同じこと。
そこそこのレベルの人なんて、
たくさんいるんです。

日本一とまではいかなくても、
ある程度のレベルまで達しないと、
クリエイターとして仕事をしていくことはできません。
そのためには、得意なことを見つけて、
そこを重点的に伸ばす必要があるのです。

ただ、難しいのは、
歌のうまい下手というのは、
カラオケに行ったりすれば
「あ、俺下手なんだ」
「わたし、みんなよりうまいなあ」と、
すぐに自覚できるものですが、
これはむしろ珍しいこと。

得意なことって、なかなか見つからないし、
自覚もできないんです。

その理由は、最初に書いたように、
得意なことは無意識に、自然とやれてしまうし、
他の人と比べる機会がそれほどないからです。

その分、自分の得意なことが見つけられると、
それだけでもすごく有利!

ちなみに、得意なことというのは、
単なる行動のクセや特徴のようなものだったりもします。

その特徴を、自分で良い方に認識したら長所となり、
悪い方に認識したら短所になるだけです。

たとえば、
大人数でワイワイやるとすぐに疲れるけれど、
一人でずっと家にいても苦にならないというクセ、
特徴を持っていたとしましょう。

それを「社交性がない」と思ったら
短所になってしまいますが、
「一人でイラストを何時間でも書ける」と思ったら
長所になります。

ほとんどの長所や短所は、
自分でどうとらえるかという程度のことなのです。

そして、この長所を伸ばすと、
個性的になれます。

一方、短所を伸ばすと、
没個性になってしまいます。

つまり、自分の得意なことを見つけることで、
個性的なクリエイターになれるということ。

ということで、前置きはここまでにして、
ここから質問を3つします。
得意なこと、自分に合ったことをたくさん見つけてください!

▼▼▼▼▼

質問1
「これまでの人生で、とくに充実していた体験はなんですか?」

学生時代までさかのぼって、
いくつか考えてみてください。

充実していた、とは、楽しかった経験、
やりがいのあったことです。

そういった経験の中に、
あなただけの得意なことがあります。

得意なことをやっているときというのは、
苦手なことと比べてラクにやれますよね。
しかも、疲労感も感じない。

だから、やっていて充実感があることが、
得意なことであり、
反対にやっていて疲れてしまうことが、
苦手なことなのです。

それと過去の体験をいくつも照らし合わせて、
充実感を感じた楽しいことを思い出してみてください。

 

▼▼▼▼▼

質問2
「最近、イラっとした出来事はありましたか?」

あなたのイライラした出来事を教えてください。

「友人のラインの返信が遅い」
「静かにしないといけない空間なのに、まわりがうるさい」
「前の人がくわえたばこをしている」

日常生活を送っていたら、
きっと何個もイラっとする出来事に出くわすはず。

そもそも、イラっとするのはなぜでしょうか?

それは、自分はこともなげにやれるのに、
他人がまったくできないから、なのです。

そこには、他人は不得意で、
自分は得意なことが隠れているともいえるです。

ちなみに僕はというと、電車に乗っていて
僕の目的駅に停車したとき、
ドア付近で立ち止まっていて降りるのにジャマになる人間がいると、
イラっとします。
軽く舌打ちしたくなります。

「周りを見ろよ。迷惑だろ。邪魔だから一回降りろよ」と。

自分でいうのもちょっとアレですが、
これについて考えてみると、
僕は周りを冷静に見ることができるし、
俯瞰的に状況を観察することが得意ともいえます。

普段イラっとしたときに、
「あれ、わたしはいま、なんでイラっとしたんだろう。
ここに自分の得意があるかもしれない」
と考えてみてください。

イライラを鎮めることもできるし、
自分の得意が見つかるかもしれないという一石二鳥です!

▼▼▼▼▼

質問3
「これまでで一番大きな成果が出たことを教えてください。そのとき、どうやって成果を出しましたか?」

成果が出たこととは、
ようするに成功体験です。

パッと浮かんだものでかまいません。
人に誇れるようなものでなくても、もちろんOKです。

成果を出した時、
あなたはどうやってその成果にたどり着くことができたか。

それを具体的に深堀りしていくことによっても、
得意なこと、自分に合ったやり方が見えてきます。

ここはほかの質問よりも時間をかけて考えてみたほうが、
自分の得意が見つかると思います。

僕の場合、これまたある本を出した時のこと。
最終的に10万部売れて、その年のいろんな賞を総ナメしました(笑)。

それは、大勢に話を聞いて、
ある出来事について追っていくスタイルの本だったので、
作家さんと一緒に何度も取材とインタビューをおこない、
そこで相手にたくさんの質問を重ねました。

事前に質問事項を用意しつつ、
取材をしながらさらにいろんな角度から質問をしていき、
相手がこれまで話したことのないような言葉を
たくさん引き出すことに成功しました。

この質問について考えてみたことで、
僕は相手に質問をするというスタイルが合っているし、
全然苦ではないし、
そうやって相手から引き出していくことが
得意だと自覚できたわけです。

▼▼▼▼▼

いかがでしたか?

繰り返しますが、得意なことが見つかれば、
それを磨くことであなただけの勝ちパターンを手に入れることができます。

得意なことを見つけない限りは、
楽しくもないし、
苦手だし、
疲れるし、
といった仕事から抜けだすことは
なかなか難しいでしょう。

好きを仕事にして、
クリエイターとして生きていくためにも、
時間をかけて何度もトライをして、
いくつかの得意なことを見つけ出してください!

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【自分に合っていることが見つかる3つの質問】

質問1
「これまでの人生で、とくに充実していた体験はなんですか?」

質問2
「最近、イラっとした出来事はありましたか?」

質問3
「これまでで一番大きな成果が出たことを教えてください。そのとき、どうやって成果を出しましたか?」

 

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この記事は、
クリエイターを目指す人向けのメルマガ
「週刊 あなたにしか表現できないものの見つけ方」
6月6日号からの抜粋です。

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