今回は、「新人クリエイターは、今だからできる、プロのクリエイターとは違う戦い方をしよう」という話です。
少し前に、
「有名なクリエイターって、もう何万人もフォロワーとかファンがいる。自分はまだフォロワーが２ケタ……。この差は永遠に縮まらない……どうやったらあんな風になれるんだろう？」
というようなことを言っている人がいました。
たしかに、無名で未熟な新人クリエイターが、これから有名なプロのクリエイターになろうというのは、正直なかなか厳しい。
でもそれは、彼らと同じようなことをやっていたら、の話！
無名で未熟な新人ならではの戦略、無名で未熟な新人にしかできない戦略をとれば、あなたがプロのクリエイターになるチャンスもあるんです！
その戦略は３つあります。１つ１つ説明するので、最後までお読みいただければと思います！
「無名で未熟な新人にしかできない戦略」の１つめは、「のびしろを活かす」です。
有名なプロクリエイターは、100点に限りなく近い作品ばかりを生み出せます。
それができるからプロなんですが、見方を変えると、あまり成長幅がないともいえます。
95点の技術を96点にアップさせても、1点しか成長していないということ。
でも、まだ未熟な新人であるみなさんの作品は、現状ではまだ60点かもしれません。
ですが、努力してそれを70点にしたら、10点も上がっているんです。
つまり、それだけ成長ののびしろがあるといえるんです！
創作品に点数をつけるというのは、ちょっと分かりづらいかもしれませんね。
なので、100メートル走で考えてみましょう。
オリンピックレベルになると、
「やった！ 自己最高タイムが、10.03秒から10.02秒になった！」
というような、0.01秒単位の成長を喜ぶ世界。
もう成長ののびしろはほとんど残っていません。
でも、中学生くらいなら、
「陸上部入部当初は17.0秒だったのが、夏合宿後には15秒を切った！」
というように、２秒も成長できたりするんです。
こんなこと、オリンピック選手ではありえません。
オリンピック選手よりもはるかに成長できるのが中学生なんです。
このように、未熟だからこそ、これからすさまじく成長できるのびしろがあるといえます。
新人クリエイターのかたは、それを活かした戦略をとってみてください。
テレビのアイドルより、地下アイドルのほうが身近な存在！
「無名で未熟な新人にしかできない戦略」２つめは、「身近な存在になる」です。
なぜかというと、すでに有名でファンの多いクリエイターとは、ほぼ１：１の関係になれません。
彼らが、ファン１人１人とやりとりしていたら、とてつもない時間が必要になってしまう。
そんな時間、彼らは持っていません。
それに対して、無名な新人クリエイターは、ファンにとっての身近な存在になれるんです。
たとえば、アイドルで考えてみましょう。
テレビにも出るような有名アイドルは、ファンとなかなか直接会えないし、会えても握手会で数秒です。
ほかにも会いたいと思っているファンがたくさんいるから、１人１人にそんなに時間をかけることはできないんです。
だから、ファンにとっての身近な存在にはなりづらい。
でも、ファンの少ない地下アイドルは違います。
ライブ後にたくさん話す時間をつくれるし、１人に費やす時間も多いので、名前も顔も覚えることができるでしょう。
つまり、ファンにとっての身近な存在になれるんです。
もちろん、これもアイドルに限りません。
身近な存在になるのもやはり、無名の新人クリエイターにしかできない戦略といえます。
広く浅い応援より、深く熱い応援
「無名で未熟な新人にしかできない戦略」３つめは、「深く熱く応援してもらう」です。
これまで説明したように、１つめで成長を見てもらい、２つめで身近に感じてもらうと、どうなるでしょうか？
深く、熱く応援してもらえるようになるんです！
有名なプロのクリエイターもファンから応援してもらえますが、伸びしろもないし身近でもないので、浅い応援になりがちといえます。
もちろん、フォロワーが多いと、拡散力もつくため、幅広い人たちから応援してもらえるという利点があります。
ただし、その分、深く熱く応援してもらうことが難しいんです。
でも、無名で未熟な新人クリエイターが、これまで説明したような戦略をとることで、深く熱いファンを増やすことができるということ。
これは間違いなく、今のみなさんだからこそ取れる戦略だといえるでしょう。
お知らせ
ということで、無名で未熟な新人ならではの戦略、無名で未熟な新人にしかできない戦略を３つ、ご紹介しました。
参考にしてみてください。
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お知らせは以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました！
