クリエイターになりたい人にとって、
「周りに埋もれてしまって、自分の作品を見つけてもらえない」
ことは、かなり大きな悩みですよね。
そんな悩みを抱えている人は、
「ある質問」について考えることによって、
自分の取るべき道が見えてきます。
つまり、大勢のライバルに埋もれることなく、勝利を手にするにはどうすればいいかが、見つかるということです。
「ある質問」とはこちらです。
「大人気のあのアイドルに誕生日プレゼントをあげるとします。何をどんなふうに、どうしたら、周りの人よりも喜んでもらえるでしょうか?」
小説家にしても、
イラストレーターにしても、
マンガ家にしても、
ミュージシャンにしても、
ユーチューバーにしても、
クリエイターというのは、自分の作品を見てもらってからが勝負。
それなのに、その作品が埋もれてしまっては、スタートラインにも立てません。
「大勢のライバルたちよりも一歩前に出ること」
これを目指さない人は、
クリエイターにはなれないと言っても過言ではないのです。
このことを大前提として、胸に刻みつつ、それではさっそくこの質問について解説しています!
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まず、この質問を考えていくうえでのポイントが3つあります。
ポイントの1つめは、
「周りと同じプレゼントを、周りと同じようにあげても、埋もれてしまう」
というもの。
たとえば、大人気アイドルの誕生会イベントが開催されて、そこでアイドルに直接プレゼントを渡せるとしましょう。
大人気アイドルなのですから、当然、ほかにもファンはたくさん来ます。
どのファンもみんな、なんとかしてアイドルが喜ぶプレゼントをあげて、他のファンよりも喜ばせたいと思っています。
そうして、自分のことを印象づけたい、覚えてほしい、と考えているのです。
ようするに、競争率がムチャクチャ高い!
そんななかで、そのアイドルが「バラが一番好き!!」と公言しているのを知っているあなたは、
「よし! バラの花束をあげたら、きっと喜んでくれるはず!」
と、バラの花束をプレゼントするとします。
いかがですか?
そのアイドルはすごく喜んで、あなたのことを覚えてくれると思いますか?
違いますよね。
同じように考えて、バラの花束をプレゼントする人がたくさんいるんです!
そのアイドルの視点に立ってみてください。
「この人もバラ……次の人もバラ……また次も……バラは好きだけど、みんなが同じものをくれると、あまりうれしくなくなってきちゃう」
また、みんなが同じものをプレゼントするのですから、あなたのことだけ覚えていられるはずがありません。
みんなと同じものをプレゼントしたって、印象に残らないんです!
あなたは、大勢いるファンの一人になってしまったんです!
このように、周りと同じことをしてしまうと、周りに埋もれてしまい、目立たないのです。
逆言うと、もしも埋もれたくないのであれば、周りと違うことをしないとならない、ということ。
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つづいてポイントの2つめは、
「上には上がいる」
ということ。
もしかしたら、
「同じバラの花束でも、わたしはもっとたくさん! 300本のバラで作った花束をあげる! そうすれば目立つはず」
このように考えた人もいるかもしれません。
たしかに、みんなが50本、100本のバラの花束をプレゼントする中、300本をプレゼントしたら、それは目立ちますし、そのアイドルもあなたのことを覚えてくれるでしょう。
ですが、500本の花束をプレゼントする猛者がいたらどうなりますか?
その猛者を覚えられてしまい、あなたはやっぱり周りに埋もれてしまい、覚えてもらえないのです。
ようするに、値段の高さ、量の多さなどで競争をしても、上には上がいること可能性があって、あなたがどんなにがんばっても、その上をいかれてしまったら、やっぱり勝てないということ。
値段や量で勝負をするのも、よっぽど自信がなければ、なかなか厳しいのです!
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さて。ポイントの3つめは、
「あなたの個性を出すしかない」
ということ。
ポイント1で、「まわりと同じものではダメ」だとわかり、ポイント2で「量でもダメ」だとわかったはず。
だったら、どうしたら勝てるのでしょうか?
もうおわかりかもしれませんが、周りのライバルたちに埋もれずに勝つためには、
「あなたにしかプレゼントできないもの」
をあげたり、
「あなたにしかやれないこと」
をしたりするのがベストなのです。
一言でまとめると、
「あなたの個性を活かして、プレゼントをする」
ということ。
個性は十人十色、千差万別。一つとして同じものはありません!
当たり前のことですが、あなたにしかできないことは、他の人はがんばってもできないのです。
なので、あなたの個性を活かしたプレゼントをできたら、周りの人とかぶることはないでしょう。
当然、ライバルたちを置き去りにして、大人気アイドルにも強い印象を残すことができます!
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「いやいや! そうやって個性を出したものをプレゼントしたとしても、相手が絶対に喜んでくれるかはわからないでしょう。逆効果の可能性だってあるし」
このように思った人もいるかもしれませんね。
そのとおりです。
個性を出して周りとかぶらなかったからといって、相手が100%喜んでくれる、覚えてくれるとは限りません。
けれど、考えてみてください。
大好きなアイドルにプレゼントを渡すんです。
その相手のことを想像してプレゼント内容を考えるのは、大前提ではないですか?
プレゼントとは本来、そういうもののはず。
なので、相手が喜びそうなものの中から、自分の個性を活かしたプレゼントを考えますよね。
そうやって考えついたものを、相手が嫌がることは、まずありません!
ちょっと極端なたとえ話になりますが、あなたが梅酒を作るのが得意だったとしましょう。
けれど、アイドルがお酒を飲めないと知っていたら、
「よし、わたしの梅酒ならだれにも負けないし、かぶらないぞ」
なんて思って梅酒をプレゼントしたりはしないはず。
ここからもわかるように、個性を活かしたプレゼントをあげたからといって、少なくとも、逆効果になる可能性はきわめて低いといっていいでしょう。
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ここまでをまとめると、大好きなアイドルにプレゼントをする場合、想定できるケースは3つあります。
ケース1:周りと同じものをあげて、埋もれてしまうケース
ケース2:あなたの個性を込めたプレゼントをして、埋もれないけれど、あまり喜ばれないケース
ケース3:あなたの個性を込めたプレゼントをして、埋もれないし、すごく喜んでもらえたケース
お気づきのように、アイドルにすごく喜んでもらうには、ケース3以外に選択肢はありません。
僕が結局、なにがいいたいのかというと、
「周りの人たちよりも相手を喜ばせたいと考えているなら、個性を出していくしかない」
ということです。
クリエイターは、人を喜ばせてなんぼの仕事です。
相手を喜ばせた量が多ければ多いほど、人気がでるのです。
なので、周りと同じことをやるのではなく、個性を活かして創作をしていきましょう!
ということで今回は、
「大人気のあのアイドルに誕生日プレゼントをあげるとします。何をどんなふうに、どうしたら、周りの人よりも喜んでもらえるでしょうか?」
という質問について考えてみました。
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