よく寝る新人クリエイターは育つ

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寝る新人クリエイターは育つ

 

今日は「寝る子は育つ」ならぬ、「寝る新人クリエイターは育つ」という話です。

 

もう10年以上前のこと。

 

ホリエモンこと、堀江貴文さんの取材をしたことがあります。

 

取材では、編集者だったぼくとライターとで数多くの質問をしたのですが、どの質問にもビシッと明快な答えが返ってきました。

 

その後、ライターが書き上げた原稿を堀江さんに確認してもらったところ、1か所だけ赤字修正が

 

その内容はというと……。

 

「高校3年生のとき、東大に入るための勉強をしていたけれど、毎日7時間以上は、睡眠を取っていた」

 

という一文を、

 

「高校3年生のとき、東大に入るための勉強をしていたけれど、毎日8時間以上は、睡眠を取っていた」

 

に変えるというもの。

 

「7時間」を「8時間」に修正したわけです。

 

このとき、ちゃんと細かいところまで読んで、チェックしていただけたことへの感謝とともに、堀江さんといういわゆる成功者の睡眠に対する姿勢・考え方を知りました。

 

高3の受験勉強時、しかも東大に受験するのだから、寝る間も惜しんで勉強していたのかと思っていたのですが、まさか8時間も寝る時間を確保していたなんて!

 

しかも堀江さんのこの考えは今も変わらずで、毎日忙しいながらも睡眠時間の確保を最優先にしているそうです。

 

 

アイデアは「三上」で思いつく

 

いきなりぼくの編集者時代の思い出から始めてみましたが、この後の話にちゃんとつながっていますので、安心して読み進めていただければと!

 

さて。

 

「アイデアは三上で思いつく」という言葉、知っていますか?

 

ちなみに三上とは、馬上・厠上(しじょう)・枕上(ちんじょう)を指します。

 

中国の詩人・欧陽脩(おうようしゅう)の言葉だそうで、「優れた考えがよく浮かぶ場所」としてこの3つをあげたとのこと。

 

「馬上」とは、移動しながら景色をみているとき。

 

「厠上」とは、トイレで一人っきりになったとき。

 

そして「枕上」とは、寝ているとき

 

そうです。大昔から、良いアイデアは寝ている時間に思い浮かぶものとされていたのです。

 

と、このように説明をして、

 

「睡眠時間は大事ですから、早く寝ましょう!」

 

といっても、

 

でもやっぱり毎日時間が足りなくて、眠る時間を削って、創作活動にあてているんです

 

という新人クリエイターの人も多いでしょう。

 

ぼくも今でこそ睡眠時間を確保するようにしていますが、出版社につとめていた20代のころなんて、寝なくても大丈夫だし、むしろ寝ないことが美徳だとさえ思っていた気もします……。

 

なので当時の自分自身も含めて、睡眠時間を短くしてしまっている人に向けて、

 

「毎日忙しいのはわかるけど、それでもやっぱり睡眠時間を増やしたほうが、クリエイターとして成功に近づけますよ」

 

ということを、3つのポイントからお伝えします。

 

3つのポイントはこちら。

  1. 「寝ないとクリエイティブになれない」
  2. 「短時間睡眠ではダメ」
  3. 「あなたがショートスリーパーな確率は1%以下」

 

 

①寝ないとクリエイティブになれない

 

1つめは、「寝ないとクリエイティブになれない」というもの。

 

コロナ禍での活躍によって日本でも注目されて、本も数冊出版された台湾のデジタル担当大臣のオードリー・タン氏は、以下のように発言したそうです。

 

「まずは情報のインプットだけを行ない、それが終わったら、『明日起きたら、この問題の回答を得なければならない』と思って眠りにつきます。

 

すると翌朝、目が覚めたら頭のなかに回答ができ上がっているんです。

 

眠っている間に脳がどのように働いたのか、私にはその仕組みはわかりません」

 

ようするに、なぜなのか、どういう理由でなのかはわからないけれど、私たちが寝ている間にも脳はちゃんと働いてくれているということです。

 

しばしば耳にする話ですが、試験勉強を徹夜でする人よりも、しっかり睡眠をとる人のほうが点数はいいそうです。

 

なので、これはオードリー・タン氏に限ったことではなく、みんなそうなのです。

 

新人クリエイターのみなさんも、何時間もイスに座って、

 

う~ん、アイデアが出てこない……

 

とうなったり、頭を抱えて悶絶する必要もないんですよ。

 

インプットしたら、あとは寝ているだけでいいなんて、最高じゃないですか?

 

②短時間睡眠ではダメ

 

2つめは、「短時間睡眠ではダメ」というもの。

 

1つめを読んで、

 

睡眠が大切なのはなんとなく分かったけど、毎日5、6時間眠れているから、それで良くない?

 

と思った人もいるはず。

 

そんな人には、「6時間睡眠の人は、『酔っ払い状態』で仕事しているのと同じだった!?」という記事がオススメです。

 

6時間睡眠の人は、「酔っ払い状態」で仕事しているのと同じだった!? | ライフスタイル | LEON レオン オフィシャルWebサイト
じつは日本は世界一睡眠時間が短い国。毎日6時間睡眠以下の人は、徹夜明けや日本酒を1~2合飲んだのと同じくらい低いパフォーマンスで、日々仕事をしていることになるという……。

 

記事の内容をざっくりまとめると、

 

睡眠時間を削ると脳のパフォーマンスが著しく低下します。

 

6時間睡眠を14日間続けると、48時間徹夜したのと同程度の認知機能に。

 

6時間睡眠を10日間続けたただけで、24時間徹夜したのと同程度の認知機能に。

これは具体的には、日本酒を1~2合飲んだときの「酔っぱらい状態」での認知機能に相当します。

 

毎日6時間睡眠を続けている人は、「毎日徹夜明けで仕事をしている」「お酒を飲みながら仕事をしている」のと同じくらい低いパフォーマンスで、日々仕事をしているということ。

 

毎日6時間くらいしか寝てない人は、怖くなってきたのではないでしょうか?

 

ただし、逆に考えれば、これから毎日8時間睡眠をきちんととれば、あなたの脳はこれまでとは比べ物にならないほど、活性化するということ。

 

ちゃんと寝るだけでクリエイターに近づけると言っても、少しも過言ではないのです。

 

 

③あなたがショートスリーパーな確率は1%以下

 

3つめは、「あなたがショートスリーパーな確率は1%以下」というもの。

 

ポイント2つめを読んでも、

 

いやいや、自分はショートスリーパーだから、あまり寝なくても大丈夫なんだよ!

 

という人もいると思います。

 

ぼくも昔は、自分をショートスリーパーだと信じていました。

 

ですが、実際のショートスリーパーは人口の1%以下で、睡眠に関わる遺伝子に変異がある人だけだそうです。

 

つまり、訓練ではどうにもならないということ。

 

 

適正睡眠時間は約8時間!

 

以上、睡眠時間を短くしてしまっている人に向けて、「睡眠時間は長くとりましょう」ということを3つのポイントから説明しました。

 

ちなみに、いろいろな説はあるものの、「7.5~8時間」というのが、多くの人の適正睡眠時間だそうです。

 

冒頭の話に戻りますが、堀江さんは自分の体感で適正睡眠時間をちゃんと把握していたんですね。

 

ということで今回は、「新人クリエイターは睡眠を優先しましょう」という話でした。

 

早速今日から、7.5~8時間睡眠をとってください!

ぼくもとります!

 

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