今回は「新人クリエイターこそ、はやくお金をもらって創作すべき3つの理由」です。
あらゆる新人クリエイターのヒントになる内容となっています。
プロとアマの決定的な違いとは?
さて。
このブログでも何度か、「プロとアマで作品のクオリティの差が縮まってきた」という話をしました。
アマチュアでも、プロ顔負けの作品をつくる人がどんどん出てきています。
これはやはり、ユーチューブなどを使えば無料で簡単にプロの技術を学べるようになったことが大きい。
それでも、プロとアマには決定的な差があります。
それは、創作活動が仕事かどうか。
つまり、お金をもらって創作したり、創作物を売ってお金を得たりしているかどうか、です。
プロは創作の対価としてお金を得ますが、アマチュアの創作は、基本的に金銭が発生しません。
そこに差があるのですが、ぼくは、
「新人クリエイターもなるべくはやく、『仕事』としての創作をしたほうがいい」
と考えています。
そこには理由が3つあります。
お金をもらうと、いつも以上の力が出る
1つめの理由は、「プロの自覚が芽生える」から。
想像してほしいのですが、たとえばあなたが、普段は趣味でイラストを描いているとします。
ある日知り合いに、「1万円はらうから、僕のイラストを描いてよ」と言われたとしましょう。
身が引き締まりませんか?
背筋が伸びる気がしませんか?
いつも以上にきちんと描こうとするのではありませんか?
その結果、どうなるでしょうか?
普段のイラスト以上に細部まで力を入れて描き、クオリティがいつもより高いイラストが完成すると思いませんか?
それはまさにプロの自覚といっていいでしょう。
これはイラストレーターに限らず、小説も音楽も漫画も一緒。
一度、やってみてください。きっと実感できると思います。
成長スピードが格段にアップ
はやく仕事として創作することをオススメする2つめの理由は、「成長のスピードがアップする」から。
先ほどの例は、仕事として受けたことで、クオリティがいつもより高い創作ができたといえます。
では、その後はどうなると思いますか?
仕事が来なければ、またもとに戻ると思いますか?
違いますよね。
お金の支払いがない創作だとしても、それまで以上の作品をつくろうとするようになるんです。
一度味わったあの感じを忘れられず、けっしてだらけて描いたりはしません。
そんな状態が続いた結果、どうなるかというと、成長のスピードが一気に増すんです。
一度、仕事として創作したことで、こういう影響もあるといえます。
強固な自信がより作品を良くする
3つめの理由は、「自信がつく」から。
「自分の創作がついに仕事になった」という自信は、作品づくりに大きく関係します。
しかも、根拠のない「俺の作品はすごいんだぞ」という自信ではありません。
創作の対価としてお金をもらったという、いわば「クリエイターとしての自信」です。
そういった根拠がある強い自信は、なかなかなくなりません。
それから何があろうとも、創作を続けるためのエネルギーとなってくれます。
これもやっぱり、一度仕事を受けてみないと、本当に実感することはできないかもしれないのがもどかしいんですが……。
長期間勤めたアルバイトで昇給したり、仕事で出世したりしたときと似た感覚だと思ってください。
新人が世の中に出るきっかけをつくる
以上のような3つの理由から、みなさんはやく「仕事としての創作」をすることをオススメします。
とはいえきっと、
「まだまだ自分なんてひよっこだから、お金を取っちゃいけないものしかつくれない」
「自分にはお金をもらう価値はまだないな……」
このように考える人も、とくに新人クリエイターの人だと多いはず。
最初のうちはだいたいみんな、そう思うもの。
ですが、それは多くの場合、「思い込み」「心の壁」にすぎません。
それらを壊すには、やっぱり実際にお金をもらって仕事として創作するのがベストです。
そうはいっても、残念ながらなかなか新人クリエイターに仕事がやってこないのも事実。
それに対しては、ぼくはずっとジレンマを抱えていました。
ぼくは、クリエイターが個性を発揮して、世の中に出ていくきっかけをつくりたいと思い、こうやって発信をしているんです。
なので、少しだけ新しいことをすることに決めました。
まだ仕込み中ではありますが、新人クリエイターの方々に仕事を頼める仕組みをつくろうと考えています。
もしも興味ある人は、こちらのライン公式アカウントをフォローしておいてください。
少し先になりますが、きっとみなさんが創作を仕事にできるきっかけをつくれると思います。
ということで今回は、新人クリエイターは早く仕事として創作したほうがいい3つの理由を説明しました。
んじゃまた!