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【小説の書き方を学んでいないのに、書けると思い込んでいない?】

あなたは学生時代、小説の書き方という授業を受けたりしていましたか? おそらくそんな授業はなかったはず。私の知る限りでは、創作学科のあるごく一部の大学や、講師が作家を務めているカルチャースクールくらいでしか、小説の書き方の授業なんてありません。

 

そういった授業を受けたら、小説を書けるようになるのかと問われると、授業内容にもよるので、必ずしも書けるようになるとはいえません。ただ、ここで私がいいたいのは、これまでほとんどの人が、小説の書きかたを勉強したことがない、という事実です。

 

にもかかわらず、「小説を書こう!」と思い立ったほとんどの人が、すぐに小説を書きだします。たとえば、車の運転で考えてみてください。免許も持っていなければ、運転したことも、車の操作方法も知らないのに、いきなり道路に出て運転したりしませんよね? まずは、アクセルやブレーキなどの運転方法をある程度学んで、それから教習所内で担当教官が隣に乗って、運転の仕方を横からレクチャーされながら運転するはず。

 

そうしないと、車の運転をできるようにはなりません。なのに、小説に関しては、いきなり書き始めてしまうんです。これはどうしてなのかと考えると、「小説なんて簡単に書けるぞ」といった思い込みがあるからなんです。

 

「適当に主人公を作って、そいつを想像したように動かしていけば、なんとなく物語が展開していって、ラストにたどりついて、おもしろい小説になるはず」
多かれ少なかれ、こんなふうに考えて小説を書きだしてしまうんです。というか、まさに私はこんな感じで大学時代に小説を書き始めて、速攻で筆が止まり、小説家になる夢を諦めました。それくらい簡単にあきらめたのですから、そこまで本気だったのかは疑問ですが。

 

小説なんて簡単に書ける。この思い込みをまず最初に消さないことには、小説は書けません。

 

多くの人が、どうしてこんな思い込みをしているのかというと、小学生や中学生のときに、国語の授業で日記や作文を書いたことが原因ではないでしょうか。小説は、日記や作文の延長にあって、日記や作文に関してはそこそこ書けていたし、あまり苦手意識も持っていないから、小説もたぶん書けるだろう。そんなふうに思い込んでしまっているのです。

 

それに加えて、普段読んでいる小説が、とても読みやすいというのもあるでしょう。たとえば、プロの歌手が上手に歌っているのを聞くと、自分でもそこそこは歌えそうな気がしてきます。でも、カラオケに行って実際に歌ってみると、とんでもない! いかにその歌手が上手だったかが身に染みてわかります。

 

聴くのと実際にやるのとでは大きな違いあるのですが、小説に関しても、実際に書いてみないとなかなかわからないのです。わからないから、書き始めて、すぐに挫折して、小説を書くのをやめてしまうんです。

 

それと、日本人の99%以上は日本語を書けます。そのせいで、自分は日本語を使いこなせていると思いこんでしまっているのです。その結果、「小説といっても、日本語で書かれているんだから、自分にだって書けるだろ」と考えてしまいます。書き始めて気づくのは、「日本語って難しい。頭の中のイメージを全然文字にできない」ということ。

 

このように思い込みを重ねてしまった結果、小説の書き方なんて学ばなくたって書けると考えてしまい、いきなり小説を書き始めて、挫折してしまうというわけです。誤解しないでほしいのですが、私は、小説を書くハードルを高くしたいわけでは決してありません。むしろ、「小説家になんて絶対になれない」とか、「私におもしろい小説を書くような才能はない」といったものは思い込みに過ぎないと思っていますし、その思い込みはなんとしてでも取り去りたいと考えています

 

ここが難しいところで、ハードルは下げたいのですが、一方で、正しい小説執筆の始め方は、しっかりと伝えていきたいのです。そうでないと、無責任にあおるだけに人間になってしまいますので。大切なのは、小説の書き方をしっかり学んで身につけることによって、おもしろい小説はいくらでも書けるようになる、ということです。

 

これまで学んだことがない分、なかなか大変な部分もあるかもしれませんが、身につけることによって絶対に書く力はアップしますし、ほかのライバルたちは今も、小説の書き方を学んでいません。ですから、こうやって積み重ねていくことによって、ライバルたちに差をつけることもできるのです。

 

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以上です。

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