創作せず、インプットばかりしていませんか?
みなさんは、インプットばかりしてしまっていませんか?
ここでいうインプットとは、本を読んだり、作品を見たり、講義を聞いたりなど、いわゆる「勉強」のこと。
「勉強をして、知識をしっかりと得てから創作に取り掛かろう!」
という人、けっこう多いんです。
でも、こういう人のほとんどは、インプットしてばかり。
アウトプット、つまり創作になかなか取り掛からないんです!
たとえば、
「よし! 小説家になろう!」
と一念発起して、『日本一やさしい小説の書き方』『小説の書き方 初級編』といった書き方本や、ベストセラー小説をたくさん読み、ひたすら「小説の書き方」だけを学び、いつまでたっても小説を実際に書かない人が、まさにそれです。
ちなみに、大学時代の私はまさにそうでした! 恥ずかしい・・・。
これは小説家を目指す人に限ったことではなく、クリエイター全般にいえることです。
クリエイターになりたいなら、アウトプットを優先しなければなりません!
アウトプットについて、大切なポイントが3つあるので、ご紹介していきます。
インプットだけは宝の持ち腐れ
1つめのポイントは、「アウトプットをしないと、宝の持ち腐れになってしまう」です。
大きな本屋に行けば、「漫画の描き方」「イラストの描き方」「ギターの弾き方」「作曲の方法」「動画の作り方」といった教本がたくさんあります。
こういった本を読んだり、またはお金を払って学校に通ったりして勉強をすれば、その道に必要な知識は身につけられます。
でも、そうやって有益なことを大量にインプットしても、それを使わないことには、いつまでたってもあなたの中に眠ったまま。
つまり、宝の持ち腐れになってしまいます。それではもったいない!
だから、アウトプットしないとならないのです。
それに加えて、そもそも作品を創作していないのにクリエイターになることなんて不可能です!
自分の足りない部分を知るには?
2つめのポイントは、「アウトプットすると、足りない部分が見えてくる」です。
クリエイターにとってのアウトプットとは、ようするに「作品づくり」。
未熟だろうと、初心者だろうと、実際に作品をつくることで、自分に足りない能力がすぐに見えてきます。
いや、むしろ実際に作らないことには、自分に何が足りていないのかなんて、見つからないでしょう。
「漫画を描きたいんだけど、私にはストーリー力が全然ないや」
「キャラのポーズがヘタクソすぎる」
こういった自分に足りていない脳力は、どんなに本を読んでインプットをしたとしても、発見できません。
アウトプットしないことには、わからないんです。
アウトプットの大切さ、段々わかってきたのではないでしょうか?
スキルをもっと早く身につける方法
3つめのポイントは、「アウトプットすれば、スキルアップできる」です。
スキルというのは、インプットだけでは身につきません。アウトプットがあって、はじめて身につき、伸びるものなんです。
たとえば、どんなにピアノの教本を読んでも、音楽理論を学んでも、それだけではピアノをうまく弾けるようにはなりませんよね。
実際にピアノを弾いて、手指を動かすことで、うまく弾けるようになるものです。
イラストも同じでしょう。
描き方を学ぶことも大事ではありますが、手指を動かして実際にたくさん描いてみないことには、スキルは身につきませんし、うまくもなりません。
うまくなりたい、スキルアップしたいなら、2つめのポイントで書いたように、まずアウトプットをしてください。
そこから自分の足りない部分を認識し、そこを重点的にインプットして、それを活かしてまたアウトプットする。
これを何度も繰り返すことが、スキルを飛躍的にアップさせる方法なのです!
インプットとアウトプットの比率は「3:7」
もしかしたら、
「アウトプットの大切さはわかったけど、アウトプットだけでもやっぱりダメでしょ。結局、どれくらいインプットして、どれくらいアウトプットすればいいの?」
と思った人もいるかもしれません。
これには明確な答えがあります。
『学びを結果に変える アプトプット大全』(樺沢紫苑・著)という本に書かれているのですが、コロンビア大学の心理学者アーサー・ゲイツ博士がある実験をおこなった結果、
「アウトプット比率でいうと、初心者は6割、熟練者は7割の時間をアウトプットに振り分けるのが、効果的な勉強・学びの方法といえる」
だそうです。
ようするに、インプットとアウトプットの比率は「4:6」~「3:7」がベストということ。
みなさんは、これくらいアウトプットをできていますか?
ぜひ、この比率を意識してインプットとアウトプットをしてみてください。
さて。
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