この記事の結論は、「脳を活かせないクリエイターは生き残れない」です。
- いいアイデアがなかなか出ない
- 毎日忙しくて、考える時間を確保できない
- 自分にしかできない作品ってどんなだろう
このような悩みのある人が読むと、その悩みが晴れるはず。
カラーバス効果とは?
さて。
みなさんは「カラーバス効果」というのを聞いたことがありますか?
カラーバス効果とは、ある「特定の何か」を意識することで、日常生活の中でその「特定の何か」に関係している情報などが、自然と目にとまったり、浮かんできたりする現象のことです。
たとえば、まず下の写真を5秒、見てください。
その際、「赤い看板」は何個あるかに注目しながら見ましょう。
普段以上に「赤い看板」に目がいったはずです。
では問題です。「白地に黒文字の看板」は何個ありましたか?
きっと答えられないはず。
「え? そんな看板あった?」
と思った人もいるかもしれません。
この実験から何がわかるのでしょうか。
それは、ぼくらの脳というのは、「特定の何か」を意識することによって、「視覚」や「聴覚」から入ってくる膨大な情報の中から、「特定の何かに関連する情報」ばかりを勝手にピックアップする性質を持っているということ。
この性質があることで、「赤い看板」を意識すると、それ以外の看板は意識の外になってしまうんです。
アイデアが浮かぶ人、浮かばない人の差
実は、アイデアがポンポン浮かんでくる人と、ほとんどアイデアが浮かばない人の違いは、ここにあります。
みなさん、与えられた時間は平等に1日24時間。
そのなかで、「これから1時間、アイデアを出そう!」と机に向かって考える人はあまりいません。
それよりも、朝起きてご飯を食べて出勤・通学して帰宅して夕飯食べてシャワー浴びて寝る、という日常生活を送りながら、ふとした瞬間にアイデアが思い浮かぶ、という人のほうが圧倒的に多い。
つまり、日常生活の過ごし方、もっといえば「何を意識しながら日常生活を送っているか」によって、大きな違いが現れるんです。
先ほどの「赤い看板」を、アイデアの種やヒントだと思ってください。
「赤い看板」を意識している人は、次々と赤い看板を集められますが、他の色の看板は集められません。
これは、見方を変えると、アイデアが浮かぶ人は、自分がどんな情報を求めているかをいつも意識しているというわけです。
カラーバス効果を使いこなそう!
では、カラーバス効果の性質を、クリエイターがうまく利用するには、どうしたらいいでしょうか。
もうお分かりですね。
自分が求めているアイデアは何かを考え、それを常日頃から意識して生活をすればいいんです。
たったそれだけで、普段通りの生活を送りながらも、アイデアのヒントを集めやすくなるんです。
いつもなら聞き逃してしまう情報だってキャッチできるようにもなります。
その結果、どうなるか?
良いアイデアがポンポン浮かんできたり、抱えていた悩みを解決するヒントを思いついたりするんです。
たとえばあなたが、
「私は高校生に向けて、いじめは絶対に良くないというメッセージを伝える小説を書きたい!」
という目標を持っているなら、それを常日頃から意識するように心がけるんです。
そうすることで、テレビを見たり、雑誌を読んだり、ツイッターを眺めたり、動画を見たりしているだけで、脳が勝手にそれに関連する情報を教えてくれるというわけです。
勝手に、です!
このように、カラーバス効果という脳の仕組みをうまく利用することで、クリエイターとして一歩リードすることができます。
参考にしてください!
ということで今回は「脳を活かせないクリエイターは生き残れない」という話でした。
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