今回は、「クリエイターをめざすなら、うまい鉄砲を当たるまで打つしかない」という話になります。
うまい鉄砲、当たるまで打つ!
早速ですが、下のやりとりは、ぼくが出版社で小説の編集者をやっていたころに交わした、ある作家のタマゴとのやりとりです。
今って、どんな本を書いたら売れますか?
それが分かったら苦労しないですよ! 分かっていたら、みんなそれを書きますよ!
じゃあ、どうすれば売れますか?
作品をたくさん書いて、売れるまで創作活動を続けるしかないですね
なるほど! ヘタな鉄砲、数うちゃ当たるですね!
いえ、違います! うまい鉄砲、当たるまで打つ、です!
本音は「最短距離で目標達成したい!」
さて。
「ヘタな鉄砲、数うちゃ当たる」が間違っているわけではありません。
とにかく数をこなすことで、当たる確率は増えるので、そのうち当たるかもしれない。
何千、何万と作品をつくって、それを公開していたら、ある日バズったり、出版社から声がかかったりする可能性だってゼロではありません。
でも、現代のクリエイターをめざすみなさんは時間がありませんよね。
できることなら、なるべく少ない数で当てたいですよね。
小説家をめざす人は、何十回も文学賞で落選してやっと受賞するより、数回の応募で受賞したいですよね。
「最短距離で効率よく目標を達成したい」が本音のハズ。
そんな人が最も大切にしなければならないことが、「うまい鉄砲、当たるまで打つ」なんです。
何度打っても当たらない鉄砲もある
もちろん、鉄砲がヘタでもうまくても、いずれにしてもある程度は数をこなす必要がありますし、鉄砲を打ち続けなければ当たりません。
でも、これまで数多くの人たちが試行錯誤を繰り返してきたなかで、
「これをやってもダメ」
「AとBなら、Aのほうが当たる」
「この道を進んでも成果は出ない」
といったことがすでに証明されていることが、いくつもあるんです。
そういったダメなこと、成果が出ないこと、むしろマイナス効果なことを極力避け、うまくいく可能性が多少高いことをやり続けることこそ、目標達成への最短ステップです!
それが「うまい鉄砲、当たるまで打つ」の本質です。
うまい鉄砲でも、かならず当たるわけではない
「……どういうことか、もう少しわかりやすく教えて」
という人もいるかもしれないので、具体例を少しあげますね。
たとえば、ぼくのブログでもたまに書きますが、
「ストーリーの型を使って小説を書くのと、思いついたままに書く」
「まずはマネからイラストの勉強をするのと、誰にも学ばずひたすら好き勝手に描く」
「毎日1時間を創作に充てるのと、週に1日、7時間を創作に充てる」
など、どれも前者がうまい鉄砲で、後者がヘタな鉄砲だといえます。
とはいえ、誤解してはいけないのは、前者のような方法で創作をすれば、かならず当たるわけではありません。
ストーリーの型を使って小説を書いたとしても、100%おもしろい小説になるわけではない。
でも、思いついたままに書き散らすよりも、はるかにいい小説になる可能性は高いといえます。
そしてこのブログでは、何がうまい鉄砲で、何がヘタな鉄砲かを、分かりやすく説明してきました。
もちろん、今後も続けていきます!
基本的で当たり前のことばかりだと思うかもしれませんが、できていない人も多いですし、参考にしていただければうれしいです。
そして、大切なので繰り返しますが、どんなにうまい鉄砲であっても、いきなり当たることは稀。
当たるまでガムシャラに続けられた人だけが、目標を達成して笑顔になれるんです!
おたがいがんばりましょう!
最後にお知らせ
ということで今回は、「クリエイターはうまい鉄砲を当たるまで打つしかない」という話でした。
最後にお知らせです。
昨年、「アイドルグループをたちあげる」という話をしました。
くわしくは下の記事を読んでいただきたいのですが、みなさん新人クリエイターが仕事をする第一歩目となる場にします。
もし興味があるという方がいましたら、まずはてて160のライン公式アカウントをご登録いただければと思います。
今日のブログを読んでモチベーションが上がって、「よし! やってやるぞ!」なんて気になっている人がいたら、ぜひ!
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