「編集者も厳しいけど、読者はもっと厳しい」
ぼくがまだ新人編集者だったころ、編集長にいわれた言葉。
これは、クリエイター志望者みんなが知っておいたほうがいいと思っています。
なぜなら、「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」なんて言葉も残っているように、敵(読者やお客)の特徴を知っているのと知らないのとでは、創作活動においても、結果においても、大きな違いが出てくるから。
ということで今回は、クリエイター志望者が最初に知っておくべき読者・お客の3つの特徴を解説します。
これをよく理解しておけば、今後の創作活動が変わってくるはずです。
無言で立ち去ってしまうのが読者
「クリエイター志望者が最初に知っておくべき読者・お客の特徴」1つめは、「無言で立ち去る」です。
もしもあなたに読者、お客、ファンができたとしましょう。
彼らは、仮にあなたの作品のクオリティが下がったと感じても、
「今回は、あそこの展開がイマイチだったな」
「ここをもっとこうした方が良いと思う」
などと伝えてきません。
そんなことをせず、ファンをやめる理由なんていわずに、ただ無言であなたの前からいなくなります。
ぼくら編集者は、あなたの作品を良くするためにあえて厳しいことを伝えることもあります。
でも、ファンの厳しさはそんなものではないんです!
だからこそ、
「ちょっと妥協して、こんなくらいでまあいいや」
「いつもより手を抜いているけど、まあバレないだろう」
なんて姿勢はNGです。
「おい、今回は妥協してるだろ!」なんていってこないだけで、手を抜いていることは、あっさりとバレています。
そして、無言で立ち去り、戻ってきてはくれません。
それくらい厳しいのが読者・客なんです。
これが1つめの特徴です。

ファンでも注目してくれない
「クリエイター志望者が最初に知っておくべき読者・お客の特徴」2つめは、「あまり注目してくれない」です。
とくにSNSではその傾向が強いでしょう。
たとえば作品を公開したり、イベントの予定を告知したり、大きなことを始める宣言などをSNSでしても、かなりの確率でスルーされます。
期待している反応は、なかなか返ってきません。
あなたに興味のある読者やファンであっても、そうなんです。
なぜなら、みんな、あなた1人だけを注視して、四六時中その動向を追っているわけではないから。
みんなそれぞれ、別々の生活スタイルがありますし、事情だってあるでしょう。
さらに、あなたのほかにも推しの対象がたくさんいることだって!
たとえば、ぼくが「今年、アイドルグループをたちあげます!」なんて一大宣言をしても、ほとんど反応がなく、そのときのブログはいいねもあまりつかず、無風でした(笑)。
あんなにドキドキしながらツイートしたのに!!
もうお分かりのように、これはぼく自身に言い聞かせているフシがありますが、みんなが注目してくれていないからこそ、めげることなく、何度も情報発信する必要があるということです。
これが2つめの特徴です。
想像以上に伝わって、熱くなってくれることもある
「クリエイター志望者が最初に知っておくべき読者・お客の特徴」3つめは、「でも、伝わるときは想像以上に伝わる」です。
ここまでの2つの特徴を読んで、ガッカリしたり落ち込んだりした人に伝えたいことがあります。
それは、それでも必ず、あなたの熱が伝わる日が来る、ということ。
読者やお客は厳しいし、ずっと注目し続けてくれるわけではないけれど、きちんと創作活動を続けていれば、ある日、
「あれ、なんか最近、読者が増えたな」
「今日は妙に反応がいいな」
という日がやってくるんです!
しかも、いきなり!
つまり、「あなたの熱は、伝わるときは伝わる、しかも突然に」ということ。
ですので、そんな日を待ちながら、反応がなくてもなんでも、とにかく創作を続け、発信を続けるのみです!
これが3つめの特徴です。
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ということで今回は、「クリエイター志望者が最初に知っておくべき読者・お客の3つの特徴」について解説しました。
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あなたの読者・お客の特徴を知って、しっかり対策を立てよう!
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