小説家は、●●を取り入れるかどうかで差がつく?

プロ作家を目指すあなたへ

私は、
これからの小説家は、
「プロセスエコノミー」を取り入れられるかどうかで、
大きく差がついてしまうと思っています。

もっというと、
現時点での売れっ子作家はいいのですが、
まだ売れっ子でない新人作家や、
これから
とさえ思うようになりました。

ちなみに、
プロセスエコノミーとは簡単にいえば、
これまでの
「完成までのプロセスは見せず、完成品を売ってお金を稼ぐ」
という作り方ではなく、
「完成に至るプロセスを公開する」
という作り方のこと。

さらにいうと、
完成品だけでなく、
プロセスでもお金を稼ぐという方法です。

みなさんには、
今のうちからプロセスエコノミーを知っていただき、
とくに作家を目指している人は、
できる限りはやく取り入れていただければと思っています。

(作家を目指していなくても、
取り入れることでファンが付く可能性大ですよ)

もちろん、
私自身も取り入れていきますし、
やる以上は、
「小説のプロセスエコノミーのことなら、てて160に聞け」
と言われるくらいまでならなければ、
と考えています。

ということで、
試行錯誤の真っ最中ですが、
その試行錯誤をしているさまをみなさんに公開すること自体が、
プロセスエコノミーなのです。

 

今回の記事では、
9月20日号の小説予備校メルマガから、
「小説のプロセスエコノミー」
というコーナーを全文公開いたします。

3000文字以上ですが、よろしければ読んでみてください!

 

 

 

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5:小説のプロセスエコノミー
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【ライトな層が激減した今こそ・・・】

今回は、
少し前に聞いて、
すごく勉強になった話を書きますね。

映画業界の話なのですが、
小説もすぐに同じような状況になりそう、
というか、なりつつあると思うので。

さて。

みなさんは、
映画館に年間でどれくらい行きますか?

コロナ禍となって、
おそらく回数は減ってしまったと思いますが。

私は、
2年前くらいまでは、
年間10回以上は行っていました。

とくに、
毎月1日と14日は、映画が安く観れていたので、
その日に合わせて観に行く作品を選んでいました。

でも、
コロナ禍になってからというのもありますが、
確実に行く頻度は減りました。

映画って、
数年前くらいまでは、
「映画観に行こう。今、なにやってるんだろ?」
と上映中の映画を調べて、
「あ、竜とそばかすの姫がやってる。よし、行こう!」
という流れで観に行く人が多かったそうです。

ようするに、
どのタイトルを観るかよりも前に、
映画を観ることが決まっていたんです。

映画館に行くというのが
目的になっている人たちが、
たくさんいたわけです。

私もその中の一人でしたが、
この数年で一気にその人たち、
いわゆるライトな層がいなくなりました。

コロナの影響もあったのかもしれませんが、
でもその前からそんな風潮は確実にあって、
それがコロナ禍によって急激に進んだそうです。

ただし、
映画館に行く人が大きく減ったというわけではなく、
元ライトな層が映画を観なくなったわけでもありません。

では今、
映画館に映画を観に行く人は、
どのように考えているのか?

「竜とそばかすの姫」を見に行こう!

「キネマの神様」を見に行こう!

「東京リベンジャーズ」を見に行こう!

このように、
観に行くタイトルがすでに決まっているんです。

ある映画を観ることが決まっていて、
それが上映されているから映画館に行くわけです。

つまり、
「ブラッと映画館に行って、おもしろそうな映画を観よう」
なんて考えるライトな層はいなくなり、
かわりに
「このタイトルを見に行こう!」
と第一希望でその映画をみたい、
いうなれば「コアな層」が
映画を観に行くようになったということ。

私自身、
映画館に行くのは、
「この作品を観よう」
と思っていくわけで、
安く観られるから行くという理由はなくなりました。

 

▼▼▼▼▼

 

おそらくほかの業界でも同様ですね。

たとえば音楽業界。

昔は、
「なんかおもしろい新人いないかな」
「いいビジュアル系バンド、ないかな」
と考えながらCDショップをウロウロしていた人が
たくさんいました。

そうやって、
そのショップでイチオシされていた
バンドの曲を試し聴きしたり、
店内で偶然かかっていたアーティストの曲を
聴いたりして、
そのCDを買ったりしていたんです。

でも、
今はそんなことなくなりました。

そもそもCDショップがたくさん閉店して、
そういうことをできる場が
なくなったというのもありますが、
仮に近くにCDショップがあったとしても、
なんとなく用もなく
店に入ったりすることは、
おそらくないでしょう。

私も、
CDショップにも年に1回行くか行かないかで、
そのときも目当てのCDを買うだけで、
店内をブラブラしたりすることは
一切なくなりまりました。

別にコロナ禍だから、
ではありません。

すでに数年前から、
その傾向はあったように思います。

そしておそらく出版業界、
というより本屋で、
近いうちに
似たような状況になることが予想できます。

「なんか本が読みたいから、
あの本屋にブラっと行って、
おもしろそうな小説を買おっと」

こんなライトな層が
いなくなるということ。

そのかわりに、
「この小説を買うぞ」
と決めて書店に来る
コアな層ばかりになるわけです。

(となると、
買いに行く書店はどこでもよくなってしまうので、
結果としてアマゾンで買う人が
もっと増える気がしますが、
それはまた別のお話しということで)

これまた私の経験でしかありませんが、
確実に本屋に行く回数は減っています。

出版業界にいて、
ほぼ毎日のように本屋に行っていた私が、
週に3回行くかどうか、
というくらいになってしまったのです。

映画に関しても、
音楽に関しても、
風見鶏のように
世間の風と私自身の体験が合っていたので、
残念ながら同じように
本屋に行く回数が減っている人は多いはずですし、
本屋はこのままだと
かなり厳しい状況になるのではないでしょうか。

 

▼▼▼▼▼

 

そしてここからが
「小説のプロセスエコノミー」の本題です。

ライトな層、
つまり「本屋に置かれていたのをたまたま見て、買ってみた」
という人が激減するであろう近い未来に、
どうやってコアな層に訴えかければいいのか。

その手段がプロセスエコノミーなのです。

「本が読みたいから本屋に行って、
おもしろそうな本を探そっと」
と考えるライトな層が
いなくなるのであれば、
コアな層を取り込むしかないわけです。

しかも、
プロセスエコノミーは、
もともと小説が好きで
書店に行く人だけに
刺さるわけではありません。

より広い人に刺さる可能性を持っています。

ようするに、
今からプロセスを公開して
プロセスエコノミーを取り入れることによって、
これから待ったなしでやって来るであろう未来、
本屋からライトな層がいなくなる未来に対して、
万全の準備ができるということです。

 

それと、
これも何度でも言いたいのですが、
まだプロなんて目指していない小説家のタマゴの人も、
プロセスエコノミーは
少しずつ取り入れていくことを
オススメしたいです。

なんだかんだでやっぱり、
小説を完成させたら
読者に読んでほしいじゃないですか。

そして、
「おもしろかったよ」とか
「感動しちゃった」とか言われて、
「次の作品も楽しみです」
とファンになってくれたら、
それだけでやる気がわいてくるじゃないですか。

結局、
プロセスを公開しないのと公開するのとでは、
公開したほうが
読者の満足度が絶対にアップするんです。

私はそれを
身をもって何度も感じているからこそ、
プロセスエコノミーに力を注いでいるだけなんです。

読者を喜ばせたいと思っているならなおさら、
プロセスを公開したほうがいいと思います。

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以上です。
いかがでしたでしょうか?

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