【誤解注意!】「好きなことを書く」と「好きなように書く」

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「好きなことを書く」を誤解すると、誰も読んでくれない小説を書くことになる?

(今回の記事を音声で話しています。こちらもぜひ!)

 

今回は、「好きなことを書く」と「好きなように書く」を誤解すると、大変なことになってしまいます、ということについてです。

 

以前、こんなツイートをしました。

 

「小説家のタマゴこそ、もっと好きなことを書いたほうがいいですよ」って話をよくするんですが、なぜか「好きなように書こう!」と誤解する人が出てきます。「好きなことを書く」と「好きなように書く」は3文字しか違ってないけど、全然違うんで!

 

このツイートについて要望があったので、もう少し詳しく書いていきますね。

 

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まず、「好きなことを書く」と「好きなように書く」の両者の違いを考えてみたいと思います。

 

「好きなことを書く」というのは、大前提として「好きなこと」があるわけですよね。

 

では、なぜその好きなことを「書く」のか。

 

それは、「相手に伝えたいから」だと言えます。

 

となると、「好きなことを書く」とは、「自分が誰かに伝えたいことを、伝わるように書くこと」が目的となります。

 

もしも自分の好きなことが相手に伝わらなければ、その目的は果たせません。

 

ようするに「好きなことを書く」とは、「相手本位」な行為といっていいでしょう。

 

一方、「好きなように書く」というのは、筆のおもむくままに書けばいいので、相手に伝わる必要はありません。

 

こちらは「自分本位」といえる行為で、だれかに見せることを前提としていないという意味で、日記と同じだといえます。

 

ここまでをまとめると、「好きなことを書く」は相手本位で、「好きなように書く」は自分本位なのだといえます。

 

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もう少し考えをすすめていきましょう。

 

「好きなように」自分本位に書いていく文章は、独りよがりになってしまいがちです。

 

日記であれば全然かまわないのですが、そこには「もっとおもしろく書こう」「より伝わるように書こう」という意思は皆無です。

 

けれど「好きなことを」相手本位に書く文章は、独りよがりにはなりません。

 

「自分の好きなことをもっと知ってほしい。分かってほしい。理解してほしい」と考えて書かれた文章は、得てして熱のこもった文章になります。

 

私たちはそんな熱に吸い寄せられるので、その文章は大勢の人を魅了します。

 

もちろん、「もっと知ってほしい」と思いながら文章を書いた先には、「こうしたらもっと伝わるかな」といった工夫にもつながります。

 

これは言い方を変えると、「好きなことを書かない限り、みんな読んでくれないし、文章力もアップしない」ともなるわけです。

 

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たまに、「好きなことを書いてもだれも読んでくれないから、好き嫌いにかかわらず、流行っていることを小説に書かないといけないんだ」という意見を目にします。

 

「流行していることを書くのが好き」なら別にいいのですが、たいして興味がないことをいくら小説にしたとしても、やっぱり読まれないし、文章力もアップしないし、もちろんおもしろい小説にもなりません。

 

ですので、その点は注意していただければと思います。

 

このように書くと、「好きなことを相手に伝わるように書きたいけど、具体的になにをすればいいの?」と思った人もいるかもしれません。

 

具体的にすべきことはいくつもありますが、そのうちの一つは「ストーリーの型」を身につけることでしょう。

 

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これこそ、自分の小説をたくさんの人に読んでほしいと思っている方が、最初に読むべき教材だと自負しています。

 

ということで今回は、「好きなことを書く」と「好きなように書く」の違いについて、説明をしました。

 

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