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今回は、「小説家になりたい」という目標を設定してしまうと、いつまでも今のまま、小説を出版できないかもしれない、という話です。
とくに読んでほしいのは、「毎日小説を書いているし、書き方の勉強もしているけど、なんか前進している気がしない」という人です。
そんな悩みを抱えてしまっている原因と、その解決策が見つかるかもしれません。
最初に結論を書きます。
「小説家になりたい」「本を出したい」というように「ゴール」を設定するような目標の立て方ではなく、「~~な自分になっていたい」というように、なっていたい「状態」を考えて、それを目指すことが大切、ということです。
おそらくいま、「え? 小説家になりたい、はダメなの? どうして?」
と思った人もいるはずです。
なので、「小説家になりたい」だと良くない理由を3つ、あげていきます。
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まず1つめは、「ゴールがおおざっぱすぎるので、行動にうつせないから」です。
「小説家になりたい」というゴールを設定したとしても、行動にうつせなければ、ゴールは絵に描いた餅。
それが達成できる日はやって来ません。
「小説家になりたい」に限らず、たとえば「海外旅行にいきたい」というゴールでも同じです。
これではきっといつまでたっても行けないでしょう。
海外とはどこなのか? いつ行くのか? どうやって行くのか? だれと行くのか? などなどが決まっていないので、夢は夢のまま終わってしまうんです。
どちらも、おおざっぱなゴールを設定したことが原因なんです。
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つづいて2つめの理由は、「やるべきことが見えてこないから」です。
1つめと似ていますが、おおざっぱなゴールを設定しても、今日から具体的に何をしたらいいかは、なかなか思いつきません。
たいていの人は、「小説家になりたいけど、さて、どうしたら小説家になれるんだろう」と立ち止まって、具体的な行動にうつせないし、続けることもできない。
せいぜい、小説を書いて、文学賞に応募するくらいしかできません。もちろん、これで小説家になれる人もいますが、かなり確率の低い勝負になってしまうわけです。
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最後の3つめは、仮にそれを達成できたとしても、それからやるべきことがなくなってしまうからです。
ほかにも、たとえば「貯金1000万円」みたいなゴールも同じです。
必死で働いて貯金1000万円を達成したら、どうなると思いますか?
達成感はあるでしょう。でも、「次は2000万円だ」みたいなゴールをまた設定できるかというと、きっと、なかなかモチベーションは上がりません。
それにおそらく、これまでの節約生活、禁欲生活がたたって、一気に散財してしまうことだってあるはずです。
ダイエットだともっとわかりやすいかもしれません。
「マイナス10キロ」を目標にして、達成したらどうなるか? ずっとその体重を維持できるかというと、ほぼ確実にリバウンドしてしまうでしょう。
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ここまで、「小説家になりたい」がダメな理由を3つ書きました。
でも、「~~な自分になりたい」という状態を目指すと、どうでしょうか?
3つともすべて、解決するんです。
今日からやるべきことも具体的に考えやすいですし、それを達成できたとして、その状態であり続けられると思えないでしょうか。
たとえば「毎年3冊をコンスタントに出して、どれも3万部売れるようになりたい」という状態を目指したとします。
すると、「今は毎日1000文字くらいしか書けていないから、このペースだと年間3冊は文字数的にも足りない。もっと書く文字数を増やすために、書く時間を毎日あと1時間、捻出しよう」というように考えて、行動にうつすことができるはずです。
少なくとも、「小説家になりたい」よりもやるべきことがクリアになったのがわかると思いますし、こっちのほうが、より自分の目指すところに到達できそうな気がしてきたと思います。
ということで今回は、目標を立てるときは自分がなりたい状態を設定しましょう、ということについてでした。
一度、自分が目指す状態を考えて、設定してみてください。
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