●●にフタをしたとたんに、あなたの小説はつまらなくなってしまう

プロ作家を目指すあなたへ

 

●●にフタをしたとたんに、あなたの小説はつまらなくなってしまう

(今回の記事を音声で聴きたいかたはこちらを。字幕付きです)

 

いきなりですが質問です。

 

「あなたが最近、ものすごく怒ったことはなんですか?」

 

この質問に答えることで、あなたにしか書けない小説のテーマが見つかるかもしれません。

 

さて。

 

もうここ数年はやっていませんが以前はよく、小説家の人とお酒を飲んでは、打ち合わせとも仕事の話ともいえるようないえないような雑談をしていました。

 

「雑談からこそ、小説の題材が浮かぶんだ。だから飲み代は必要経費なんだ」

 

なんて体のいい言い訳をしながら、会社のお金を使って飲み食いをしていたんです。

 

それは半分は正しくて、お酒のつまみ代わりに小説家に話した僕の過去の体験談、失敗談が、次の作品に使われていたことだって何度かあったし、仮に直接は使われなかったにしても、間接的に作品の血肉になっていたはずだ、と無理やり思っています。

 

僕が担当した小説家はみな、

 

「もっとこんな世の中だったら過ごしやすくなる」

 

「みんなはこう思っているけど、私はそうは思わない」

 

「常識とは違っているけど、私の考えを世の中に問いたい」

 

なんてことを小説のテーマとして扱っていました。

 

ここまで堅苦しくなくても、たとえば「こんな恋愛の形があったっていいじゃないの?」と、学生時代から20年近くすれ違い続ける男女を描いた恋愛小説を書いた小説家もいました。

 

その作家だけが持つ独特の視点で世界をつぶさに観察して、「何度考えても、どうも納得できない」と感じたものにストーリーを与えて、小説として発表していたともいえます。

 

もしくは、「世の中に対する違和感」といってもいいのかもしれません。

 

彼らが小説として書きたいこと。

 

その本質はきっと「怒り」なのだと思います。

 

怒りこそが、小説のテーマの源となる大きな感情のうねりなんです。

 

このように書くともしかしたら、「自分は世の中に大きな不満は持っていない。怒りもない。だから小説を書けないのか?」と感じた人もいるかもしれません。

 

だけど、本当の本当に怒りも不満もないといえるでしょうか。

 

感情にフタをしてしまっているだけではないでしょうか。

 

最近の世の中の風潮として、「怒り」は良い感情ではないから、怒りがないならないほうがいいと思われています。

 

「あの人は怒らないし、優しいよね」なんていわれることが、ある種の誉め言葉にもなっているといえるでしょう。

 

怒らないことが良いことになっているのが現代。でも、喜怒哀楽の「怒」だけがない人なんていないはずです。

 

はっきり書きます。

 

あなただって絶対に、怒りの感情を持っているんです。

 

怒りといわずとも、「違和感」は何個も抱いているはず。

 

ただ、その感情を持つことが良しとされていないから、そこにフタをしてしまっているだけなんです。

 

もしも「自分には怒りがない」と考えてしまっているなら、ほんの些細なことでもいいから、日々の生活を送るなかで「あれ?」と思うような瞬間を大事にするのが、まずはいいと思います。

 

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すこし話がずれたので戻します。

 

「あなたが最近、ものすごく怒ったことはなんですか?」という質問を自分に問いかけてみてください。

 

できればペンを持って、ノートにいくつか羅列してほしい。

 

「どうしてどこもかしこも、人のことを思いやれない人間ばかりなんだ」

 

「二歳児にマスクなんて、バカなんじゃないのか。政治家はみんなダメだ」

 

「LGBTQとかいってマイノリティを救済しようとしているけど、そこからも掬われない私の性癖はどうすればいいんだ」

 

などなど。

 

もちろん、「なんで自分の小説は全然読まれないんだ」から始めたってかまいません。

 

そして羅列したものを見て、考えてみてください。

 

その怒り、違和感、不満を、もっとみんなに知ってほしいとは思わないでしょうか。

 

もしも知ってほしいと思える怒りがあったら、それを種火として小説を書いてみてほしい。

 

たとえば、それが主人公の「気づき」になるとしたらどうでしょうか。

 

または、その違和感から最も遠い人を主人公にして、彼にどんな事件がおこったら違和感を覚え始めるかを考えるのもいいと思います。

 

そうやって怒りを怒りのままで終えるのではなく、その怒りにストーリーを載せて小説にすることで、まずは自分を、次に読者を、そして世の中だって変えることができる。

 

それが小説の力なんです。

 

最後に大それたことを書いてしまいましたが、まずは今、この質問に答えてみてほしい。

 

「あなたが最近、ものすごく怒ったことはなんですか?」

 

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