アイデアは「遠く」から持ってこよう

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「小説だけじゃなくて、仕事でもなんでも、『もっといいアイデアを出して』とか言われて、アイデアが大事なのはわかってるんだけど、そんな簡単にいいアイデアが出てくるはずないじゃん」

 

と悩んだことのある人が、この記事を読むと、きっといいアイデアをたくさん出せるようになります。

 

そんな、アイデア出しのコツをご紹介します。

 

最初に結論を書くと、「いいアイデア、あなたらしいアイデア、個性的なアイデアを出したいなら、遠くにある2つを組み合わせましょう」となります。

 

こうすることで、思いもよらないアイデアがポンポン出てくるのです。

 

その理由を話す前に、「アイデアというのは、2つ以上のものの組み合わせだ」というのは聞いたことがあるかもしれません。私もブログに書いたことがあります。

 

たとえば「アイフォンは、電話と携帯型音楽プレイヤーを組み合わせたもの」といった感じです。

 

ここで気を付けないといけないのは、近いもの同士をいくら組み合わせても、どこかで聞いたことのあるようなものになりがち、ということ。

 

でも、遠くにあるものを組み合わせることができたら、意外に盲点をついたアイデアになりやすいのです。

 

たとえば、カレーうどんという料理があります。

 

すでに存在してしまっているから、意外性がない気もするけど、うどんにカレーを組み合わせようと最初に考えた人のアイデア力はすごいものです。

 

カレーうどんがなかった世界で、「カレーにうどんを組み合わせたら美味しそうだ」と思いつく人は、はっきりいって普通じゃありません。すごいアイデア力の持ち主です。

 

ほかにも、また食べ物になってしまうけど、いちご大福もそうですね。

 

和菓子の大福に、いちごを包もうという発想は、普通は出てきません。もう、大福の時点であんこが包まれているのに、さらにそこに果物のいちごを入れたら美味しいだろうなんて、なかなか考えないはず。

 

コーヒーに納豆を入れるようなものです。ちょっと違うか。

 

とにかく、できるだけ遠くのものを組み合わせることで、他の人が思いつかないようなアイデアが出やすいのです。

 

 

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ここまで読んで、

「いわれたように実際に考えてみたけど、遠くのものを掛け合わせろって言われても、範囲が広すぎて、なかなか発想しづらい」

という人もいるかもしれません。

 

そういう人のために、さらにヒントを一つ。

 

昔、「ヤンキー先生」という人がいて、その人の本がすごく売れました。いまは政治家になっています。

 

また、「夜回り先生」という人もいます。元極道の妻で今は弁護士、という人の本も売れました。

 

それぞれの組み合わせを抜き取ると、「ヤンキー×先生」「夜回り×先生」「極道の妻×弁護士」となります。

 

共通点が見えてきませんか?

 

そうです。みんな、ある種の「相反するもの同士」を組み合わせているんです。

 

ようするに、反対の要素を掛け合わせると、比較的いいアイデアになりやすいといえるんです。

 

少し前に「DJポリス」なんて話題になりましたが、あれも決して交わりそうにない仕事を掛け合わせたことで、キャッチーさが出て、話題になったわけです。

 

今から、相反するもの同士を組み合わせてアイデアを実際に作ってみましょう。

 

僕がいまパッと思いついたのが、「15歳の総理大臣」「いつもスーツ姿の登山家」「吃音の落語家」といったもの。

 

もちろん今出した3つのアイデアにもいえますが、必ずしもいいアイデアが出てくるわけではないので、あとはとにかくアイデアを出しまくること、数をたくさん出してみることが大事になってきます。

 

ということで今回は、アイデアは遠くのものを組み合わせよう、という話でした。

 

早速、今から5分間タイマーを測って、主人公の職業に関するアイデアを考えてみてください。

 

もちろん、遠くのものを組み合わせて、です。

 

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