(今回の記事を音声で聴きたい方はこちらを~)
今回は、「あなただけのこだわりを見つけて、個性的な小説を書こう」というテーマです。
早速ですが、1つ質問です。
「あなたが書いた小説で、とくに大事にしたことを教えてください」
この質問の答えを考えることによって、あなたがまだ自分では気づけていないポテンシャルが見つかったり、個性的な小説を書けるようになったりします。
なぜかというと、大事にしたことの中にはこだわりが存在していて、そのこだわりはあなただけにしか書けないことのヒントになるから、です。
▼▼▼▼▼
たとえば、コーヒーが好きで、自分で豆を挽いて入れている人とか、チェーン店ではなくて、店長がコーヒーをじっくり入れるような喫茶店で、「このコーヒーを入れるときに、大事にしたことはなんですか?」と質問をしたら、どんな答えがかえってくると思いますか?
きっと「温度が~~」とか「豆が~~」とか「いれる水が~~」とか「マグカップが~~」とか、すごく細かいことを熱く語ってくると思いませんか。
これはコーヒーに限りません。
たとえばお好み焼き屋とかでも同じはず。
「ひっくり返すタイミングが~~」とか「ソースに隠し味として~~」とか、そこでもきっと細かいことを答えてくれるはずです。
ようするに、大事にしていることにはかならず、その人なりの細かいこだわりが隠れているんです。
そしてそのこだわりは、他の人と違ったものになっています。
上の例でいえば、コーヒーの温度、豆、水、カップのどれも、他の人と同じにはなっていないでしょう。
お好み焼きのタイミングも、ソースの隠し味も同じです。
だから、この質問に答えることでこだわりが見つかって、それをもっと強くして伸ばすことによって、出来上がる小説も個性的なものになる、ということです。
さらにいうと、こだわりを書こうとしたら、そこにはかならず情熱が発生します。
小説家のタマゴはまず、情熱をもって作品を書くことが第一です。
情熱のない作品におもしろいものはないし、そんな小説をいくら書いても伸びません。
ということで今回は、「こだわりを見つけて、個性的な小説を書こう」というテーマでした。
早速、「あなたが書いた小説で、とくに大事にしたことを教えてください」という質問に答えてみてくださいね。
▼▼▼▼▼
「1週間で小説家のタマゴが急成長するレッスン」を作りました。
・やる気はあるけど、どこから手をつけていいか分からない
・おもしろい小説が書けているのか、不安だ
・独学で書いているけど、やっぱりイチから小説の書き方が知りたい
・自分の小説に対して、編集者からのアドバイスがほしい
この中に1つでも当てはまる人は、参考になるはず!
もちろん無料です!
1日目――長編小説を書きたくても、まずは短編小説から書き始めよう!
2日目――上達への最短距離は、プロットを先に書くこと
3日目――ストーリーには型があることを知っている?
4日目――主人公の3つの要素①「欠点」
5日目――主人公の3つの要素②「目的」
6日目――主人公の3つの要素③「気づき」
7日目――実際に作って、送って、読んでもらおう
よろしければぜひ!