「睡眠時間を削って少しずつ作品を完成させて、ようやく公開できた! でも、全然見てもらえない……」
そんなときって辛いですよね。
もうやめたくなっちゃいますよね。
今回は、もしかしたらまさに今、そんな時間を過ごしているかもしれないあなたに向けて書いています。
読んでいただけたらきっと、「よし、もう少しがんばろう!」と前向きになれると思います。
さて。
ある女性歌手のエピソードをさせてください。
今でこそ数千人規模のホールをファンで埋め尽くす彼女ですが、この話はまだCDデビューする前のこと。
その頃はまだ、路上で歌ったり、何組もの歌手やバンドと一緒にライブハウスに出演したりしていました。
ある日、レコード会社の人から、「あなたに興味を持っています。今度のライブの後、デビューについて話をさせてください」と連絡がきます。
実は当時、彼女はもう音楽活動を辞めようかと悩んでいたそう。
どれだけライブをしても、レコード会社から声もかからないし、全然芽が出なくて、未来が見通せなかったんです。
けれど、ようやく未来に光が差し込み、希望が持てた。
「絶対にこのチャンスをものにしてやるんだ!」
そして次のライブ。
いつもはピアノで弾き語りをしているのですが、その日は他の出演者と一緒にカバー曲をしたり、バンド形式でやったりと、通常とは違うワチャワチャとした楽しいライブになったそうです。
ライブ終了後、レコード会社の人からは、

なんだか思っていたのと違った。今回の話はなかったことにしてください
と言われてしまいました。
「またイチから出直しなのか……」
そのライブ自体は楽しかったのですが、出演したことをすごく後悔したそうです。
「やっぱり私はもう、デビューできないんじゃないかな……」
落ち込みながらも家に帰ろうとライブハウスを出ると、一人の男性が声をかけてきました。

すごくいいライブでした! また次回も聴きにきます
その男性こそ、のちに彼女の初代マネージャーとなるレコード会社の人だったのです。
その後、これまでの努力が一気に報われ、彼女はCDデビューをし、もう少しでデビュー20周年になります。
みなさんも当時の彼女のように、努力を積み重ねてもなかなか芽が出ず、もうあきらめてしまおうと考えたことが、きっとあったと思います。
もしかしたら、まさに今がその時期かもしれませんね。
そんな日はつらいですよね。
何をやってもウキウキしないし、すべてを放りだしたくもなってきますよね。
時間を捻出して少しずつ少しずつ完成させていった作品をネットで公開しても、思うように広がらなくて、

だれもわたしのことを見てくれない……
と悩む日は、新人クリエイターにはかならずやって来ます。
そんな人に言いたいことは、見てくれている人は必ずいるんです。
今お伝えした女性歌手にとっての初代マネージャーのような人が、あなたにもきっといるんです。
残念ながら、期待するほど世の中は私たちのことを見てくれていません。
でも、がっかりしてあきらめてしまうほど、見ていないわけでもないんです。
今、私たちがやれることは、そんな人が声をかけてくれるまで、創作活動をやめないこと。
とにかく続けるのみ。
あきらめてしまいたくなる日もありますが、それでも作品を作り続けるんです。
すると、どこかで必ず、思いもよらなかったとてつもないプレゼントがあなたに届きます。
お互い、その日までがんばりましょう!
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