「ポテサラが好き」は自己紹介に必要でしょうか?

プロフィール作り

今回は、「こんな自己紹介をする新人クリエイターはNG」という話です。

 

「クリエイター」と「自己紹介」って、あまり交わらないイメージを持っているかもしれません。

 

とんでもない!

 

出版社には、イラストレーターやデザイナーから自分の作品集、いわゆるポートフォリオが頻繁に届きました。

 

そこには当然、自己紹介文を書く必要があります。

 

また、自作を公開するときにはやはり簡単な自己紹介を入れますし、多くのSNSで自己紹介を書く欄があります。

 

このように、クリエイターと自己紹介は、決して無関係で交わらないものではないのです。

 

差がつかない自己紹介は無意味

 

そんな自己紹介つくりで、やってはいけないことが大きく3つあります。

 

これは、就職活動をイメージするとわかりやすいと思います。

 

NGな自己紹介の1つめは、「差がつかない自己紹介」です。

 

就活の面接では、まず最初に「それでは簡単に自己紹介をしてください」といわれます。

 

そこで、「A大学のB学部4年の山田太郎です」としかいわない人はアウトです。

 

なぜなら、同じような大学で同じような学部の人がたくさんいて、そこでは差がないから、企業側も判断できないのです。

 

なので、経歴だけでなく、あなたの魅力が伝わるような話もして、短い時間でも自分をアピールする必要があります。

 

これは新人クリエイターも同じこと。

 

もちろん作品で差がつけられるほど圧倒的なものをつくっている自信があるなら、「作品をみてください」だけでかまいません。

 

ですが、あらゆる面からアピールしたほうが間違いなく、あなたの作品の価値に気づいてくれる人が増えます。

 

そのための自己紹介です。

 

 

ウソも盛るのも、やっぱりバレる

 

NGな自己紹介の2つめは、「ウソをつく。大げさに盛る」です。

 

これはもう最低ですね。

 

ウソも盛った話も案外カンタンにバレてしまいますので、「ちょっとくらいならいっか」と思っても、絶対やらないほうがいいでしょう。

 

たとえば就活でも、たいして本が好きでもないし、そんなに読んでもないのに、

 

「幼いころから本が大好きで、本に何度も救われました!」

 

という人がいますが、出版業界の人間からいわせてもらうと、少し質問したらあまり本を読んでいないことはすぐにわかることが多い。

 

同様にクリエイターも、「●●賞を受賞した」「有名なAさんの弟子だった」などをアピールしても、作品を見たらやっぱりウソはばれてしまうので、やめておきましょう。

 

 

「ポテトサラダが好き」を書く理由

 

NGな自己紹介の3つめは、「求められないことをアピールしている」です。

 

就活というのは、会社が求めている人材を探す場であり、会社側には「こんな能力を持った人がほしい」というイメージがあります。

 

そこで求められていない能力をアピールしても、意味がありませんよね。

 

「はい、わかりました。もう結構です」と言われておしまいです。

 

でも、こういうことをしてしまう就活生って多いんですよね。

 

やっぱりこれも、新人クリエイターも似ています。

 

あなたが伝わる自己紹介でなければ、それを相手に伝える意味はありません。

 

たとえば、あなたが書道1段、英検1級や、輝かしい資格を持っていたとしても、それが作品に反映されていないなら、自己紹介に書く意味はありません。

 

反対に、「ポテトサラダが好き」というある種、どうでもいい情報であっても、それが作品に反映されているなら、書く意味はあるんです。

 

 

クリエイターの自己紹介で求められること

 

以上、NGな自己紹介のポイントを3つ、お伝えしました。

 

「NGポイントは理解できたけど、クリエイターの自己紹介で求められるのってなんなの?

 

と思ったかもしれませんので、簡単に説明します。

 

それは「ストーリー」です。

 

自己紹介で求められているのは、「どんな人間がその作品をつくったのか、よく伝わるストーリー」なんです。

 

それを自己紹介に盛り込むことで、作品の魅力もアップします。

 

クリエイターは、作品の価値を高めるために自己紹介をつくりこむんです。

 

あくまでも、作品です! そこは間違ってはいけません!

 

ということで今回は、「こんな自己紹介をする新人クリエイターはNG」という話をしました。

 

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