本日は12月28日! 今年もお世話になりました!
今回は、普段ブログを読んでいただいているみなさまに、「ライン公式アカウントご登録の方限定」で公開していた記事を、特別にお届けします!
約12000文字の長い記事なので、年末年始の時間があるときにでも読んでみてください!
それではどうぞ!
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「もっとSNSのフォロワーを増やしたい!」
「作品には自信があるのに、公開しても反応がなくてモチベーションが最近下がりぎみ……」
「もっといいねや、作品の感想がほしい!」
「大勢の人に推してほしい!」
このように考えて悩んだ経験のある人は、ぜひこちらを読んでから自己紹介文を作ってみてください。
きっと上の悩みが解消され、ファンやフォロワーが増えたり、これまで以上に応援してもらえたりして、創作に対するモチベーションもアップするでしょう。
それでは早速始めていきましょう!
美味しければそれでお客が来る?
きっとみなさんのうち、半分くらいの人は、

なんだかんだで、クリエイターは作品で勝負でしょ

作品が良ければ、ファンはどんどん増えてくるよ
と、心のどこかで思っているはず。
たしかに、昔は作品が良ければファンは自然につき、人気クリエイターになることができました。
でもそれは、ネットやスマホによって一変しました!
現在は、作品が良いだけでファンがつくことはほぼありません。
飲食店で考えてみてください。
「うちの店は抜群に美味しい料理を出しているから、店を開いたら何もしなくたってすぐにお客さんが殺到して、行列のできる店になるよ。」
と言っている料理人がいたら、どう思いますか?
「いやいやいやいや!! 楽観的すぎるし、甘すぎるでしょ!」
「どの店もだいたい美味しいんだから、店の内装に凝ったり、新メニューを考案したり、SNSを使って発信もしないと! そんなうまくいくはずないよ」
こんなふうに言いたくなりませんか。
クリエイターにとっての自己紹介の大切さ
飲食業界も、ネットやスマホの登場で激変しました!
味だけで勝負する飲食店には、客が来なくなったのです!
そして飲食店の店長たちは、内装やSNSの発信など、味以外の面でも考えなければならないことが増え、努力が必要になったのです。

飲食店は大変そうだなあ
なんて他人事みたいに思っていませんか?
残念ながら、これはクリエイターも同じなんです!
作品が良くても、それだけでは大した差がつかなくなり、SNSを使った発信など、作品づくり以外でもやることが増えました。
しかも大変なのは、今やSNSだってほとんどのクリエイターは使っていて、上手に宣伝をしています。
つまり、作品でもSNSでも、あまり差がつかないのが現状なのです!

じゃあ、どこで差をつければいいの?
その答えはたくさんあるんですが、ここでぼくが提案したいのが、「自己紹介」なのです!
自己紹介に「あなただけのストーリー」を入れることで、他の人と差がつきます。
しかも、あなたを推してくれる人、応援してくれるファンが増えるんです。
どんなストーリーを入れればいいの?
ぼくは約17年間、出版業界で編集者として本をつくり続けてきました。
小説からビジネス書まで、さまざまなジャンルの本を手掛けてきたのですが、とくにビジネス書を編集するうえでの大切な仕事の1つが、著者のプロフィールをつくりこむことでした。
これまでに100冊くらいはビジネス書を担当したので、100人くらいのプロフィールをつくりこんだのです。
その経験から培ったことを、この「自己紹介の作り方」に注ぎ込んでいます。
「なるほど! じゃあ早速、ストーリーを入れた自己紹介を作ろう! ……で、ストーリーを入れるって、どうやればいいの?」
と思ったかもしれません。
たしかに、「自己紹介にストーリーを入れよう」といわれても、ピンときませんよね。
ちなみに、多くの人が考える自己紹介というのは、
「山田太郎といいます。2001年生まれ、東京出身です。A高校卒業、B大学経済学部3年生です」
というくらいで、ここにストーリーは入っていません。
では、自己紹介に入れるべきストーリーとは何なのか。
それは、「型」を用いたストーリーなんです。
型を使うと熱いファンになってくれる
人を魅了するストーリーには、共通する「型」があります。
映画の脚本や、小説やマンガのあらすじなど、そのほとんどすべてが型を使ってつくられているんです。
「型の存在なんて知らなかった」「はじめて聞いたよ」という人も多いかもしれません。
ですが、映画業界や出版業界の人にとっては、秘密でもなんでもない周知の事実。
では、その型を使ってストーリーをつくることのメリットとはどのようなものでしょうか?
型を用いても良いことがないのに、みんな同じ型を使って映画や小説のストーリーをつくるはずがないですよね。
いくつかメリットはあるんですが、自己紹介文をつくりたいみなさんが知っておきたいメリットは、この1つで十分です。
「相手の心をわしづかみ!」
つまり、型を使ってストーリーを作り、それを自己紹介に入れることで、相手はあなたのことが気になってしまい、次第に推してくれるようになり、熱いファンになってくれるということ。
神話のように人の心に残り続ける!

なんで型を使うだけで、そんなことが起こるの?
と思った人もいるはずなので、簡単に説明します。
古今東西、世界各国に長い間語り継がれる「神話」ってありますよね。
有名なのは、ギリシャ神話やケルト神話など。
型というのは、そういった神話のあらすじにはどんな共通点があるのかを研究し、抽出したもので出来ているんです。
心に残らず、没入もできないストーリーが長期間、語り継がれるはずありませんよね。
長い間、その土地に残っている神話にはどれも、相手を引きずり込む力があるんです。
言い方を変えると、その型を使ってストーリーを作ることで、神話のように多くの人の心に残る物語がつくれるということ。
この型の威力、分かっていただけたでしょうか。
型を使った自己紹介の例
「型の力がどれだけすごいのか、分かりました! で、その型を使うと、具体的にはどういうストーリーになるんですか?」
ときっと考えたはず。
それでは例として、型を用いたストーリーを取り入れた自己紹介文を3つ、あげてみます。
~例1~
ある本を読み、編集者が小説家とともに本をつくっていくプロセスを知って感動し、それほど文学を読んでいるわけではないが、小説編集者になるために出版業界へ。
数社を経て小説編集者になるが、つとめていた出版社が不況で倒産。
それを機に、「小説の編集をするなら、出版社に転職するよりも自分で会社をつくるほうが早い」と起業し、小説家のタマゴを育成するサービスを開始。
1年後には小説家のタマゴたちの作品を集めて本も出すことができ、順調にいっていたものの、自分の力不足で2冊目が出せなくなってしまい、それに伴いサービスも停止。
「これからどうすればいいんだ……」と暗中模索しながら、徹底的に自分の過去を振り返ったとき、「自分は小説を編集したり、小説家を育成するよりも、のびのびと自分らしい創作活動を楽しむ人を増やしたかったんだ!」と気づいた。
今は、クリエイターを目指して日々努力している、主に10~20代の若者に向けて、「自分らしさをもっと出して創作活動を楽しもう」というメッセージを、ブログを中心に発信している。
これからの目標は、新人クリエイターが輝ける場をつくりだし、仕事を依頼しながら、創作活動を支援すること。
2022年内にその第一歩を踏み出す。
~例2~
幼いときから、なぜだか孤独感、寂しさをずっと抱えこんでいた私。
友達や恋人に話しても、あまり理解してもらえず、なおさら「世界にこんな寂しい想いをしているのは自分だけなんだ……」と哀しくなったこともあります。
「このままだと生きるのがツラい……なんとかして寂しさを消したい」と思い、その寂しさについてを小説やエッセイで書いたけれども、やっぱり消えませんでした。
3年前、子どもを妊娠したときに知り合いから、「子どもを産むと、人生観が一気に変わるよ」と言われ、もしかしたら子どもが出来たらこの寂しさも消えるかもと期待しました。
でも、出産して子どもと一緒にいてもやっぱり寂しさは消えてくれなくて、「この寂しさや孤独感を抱えながら、私はこれから先も生きていかなければならないんだ」と絶望的な気持ちに。
ところが、子どもが生まれてしばらくしたころ、私の小説の読者から、「私もあなたと同じ孤独感がずっとある。同じ人がいてうれしい」と言われたとき、「ああ、この寂しさにも意味があったんだ」と気づいたんです。
今は、昔の私のように、何をしてもずっと孤独で、心のどこかに寂しさ抱えてしまっている人に向けて、
「私も同じだから、負けずに前向きに生きよう。何があってもこの寂しさは消えてなくなってはくれないけど、決して悪いことばかりじゃないよ」
ということを、小説を通じて伝えるようにしています。
これからの目標は、私と同じように孤独で寂しくてたまらなくて、世の中に絶望してしまっている人に寄り添う小説を、1冊でも多く書き残したいと思っています。
~例3~
昔からずっと映画監督に憧れていて、いろんな映画を観たりしては、「俺ならもっとこう撮るぜ」「日本の映画は、こんなんだからダメなんだよ」などとエラそうに言っていた。
大学生のとき、映画サークルで映画製作をすることになり、映画監督を目指していた自分は監督になった。
「よし、この監督デビュー作をユーチューブにアップして、世界をアッといわせてやるぜ!」
頭の中で描いた夢は大きく、撮影前から成功した気分でいた。
撮影が始まり、自分の理想の映画を目指し、サークルメンバーや役者にあれこれ細かく注文をつけるが、うまくやってくれない。
「そんな高いレベルを求めるな。それにお前も素人みたいなもんだろ」と言われてケンカになった。
結局、メンバーが次々に辞め、映画製作は途中で頓挫してしまった。
「本気度が低いサークルの奴らじゃ、俺にはついてこれない! 早く映画会社に就職して、本気の奴らと映画を撮ろう」と考えていたころ、尊敬している映画監督のトークイベントに行った。
その監督も昔、自分と同じような経験をしたが、スタッフの助けがないと映画は製作できないと気づき、一人ひとりに謝罪をして回ったらしい。
さらに、「監督1人では、絶対にいい映画は撮れない。いい映画を撮りたいなら、スタッフと役者みんなで同じ方向を向かなければならない」という言葉を聞き、ハッとした。
「俺はなんて独りよがりのバカヤローだったんだ……」
今は、いくつもの映画を監督しながら、過去の自分自身のように独りよがりになっている人に向けて、
「チームで大きな偉業を成し遂げたいなら、メンバーみんなが同じ方向を向かないとならない」
というメッセージを込めた映画を製作している。
これからの夢は、世界をアッと言わせる作品を、大勢のスタッフたちと一緒につくり、アカデミー賞を受賞してみんなで喜ぶこと!
さて。いかがでしたか?
きっと、みなさんが考えていた自己紹介とは少し違うもののはず。
でも、その人がどんな人物なのか、ハッキリと見えてくるような自己紹介になっているのではないでしょうか。
そして、なんだかその人の活動を応援したくなってきたのではないでしょうか!
このレッスンを最後まで読み進めていただければ、あなたもこのような自己紹介がつくれるようになります。
自己紹介に必須の7要素
上の例を分解していくと、下記の7つの要素に分けることができます。
この要素を、「自己紹介に必須の7要素」と呼びます。
【自己紹介に必須の7要素】
- 昔は□□□だった私。
- □□□しようとした。
- 一時的にうまくいき、□□□となった。
- でも、□□□になってしまい、どん底に……。
- そこで□□□したことがきっかけで、「□□□だった」と気づいた。
- 今は□□□している。
- これからは□□□したい。
もうお気づきかもしれませんが、この①~⑦を満たしたストーリーこそ、型を使った自己紹介文なのです。
とくに①~⑤のうちの1つでも欠けると、ストーリーとしての完成度が低くなってしまうので注意してください。
4つの質問に回答するだけ!
それではここから、あなただけの「自己紹介に必須の7要素」を探し、自己紹介をつくっていきましょう。
なんだか面倒に思えてきたかもしれませんが、作り方は簡単です!
以下の4つの質問にそれぞれ答えていただき、最後にそれらをまとめ、文章を整えるだけです。
★質問1★(要素⑥)
あなたは今、誰に、どんなメッセージを伝えたくて、どのような創作をしていますか?
★質問2★(要素⑤)
質問1の回答は、いつ、どんなきっかけで、そのことに気づいたのでしょうか?
【□□□な出来事があってネガティブになっていたころに、□□□というきっかけがあり、□□□だと気づいた】という形で答えてください
★質問3★(要素①~④)
質問2の【□□□な出来事】をもう少しくわしく教えてください。
その出来事は、どのように起こったのでしょうか?
【□□□だった自分が□□□しようとした。一時は□□□でうまくいった。でもうまくいかず、□□□になってしまった】という形で答えてください。
★質問4★(要素⑦)
あなたのかなえたい夢、実現したい目標、これから目指す姿を教えてください。
では、ここからそれぞれの質問についてくわしく説明をしていきます。
それを読みながら回答していってください。
創作を始めたきっかけはなんですか?
まずは、
⑥.今は□□□している。
をつくり、続いて、
⑤.そこで□□□したことがきっかけで、「□□□だった」と気づいた。
をつくっていきます。
ここでは、あなたが創作している理由や、大切にしている想い、伝えたいメッセージを探していきます。
もしかしたら、「そんなこと、考えたこともないよー」という人もいるかもしれません。
でもぼくらは、何のきっかけも理由もないのにイラストを描き始めたり、小説を書き出したり、曲を作ろうと思い立ったりはしません。
絶対に創作を始めようとしたきっかけがありますし、創作活動を続けている理由もあるんです。
答えは必ずあなたの中にあります。
この自己紹介作りを機に、それを見つけ出しましょう!
あなたが作品に込めているメッセージは?
最初の質問に回答してください。
★質問1★
あなたは今、誰に、どんなメッセージを伝えたくて、どのような創作をしていますか?
【誰に?】は、特定の●●さんでも、15歳の頃の自分自身でも、もっと広く「30代女性」などでもかまいません。
きっと創作をしているときに思い浮かぶ人や、喜ばせたい相手など、いるはず。
その人のことを当てはめてください。
【どんなメッセージ?】は、あなたが作品に込めていること、大切にしている想い、伝えたいこと、などです。
なかなか出てこないかもしれませんが、あなたの作品に触れた人にこうなってほしい、というのがあるはず。
それをもう少し掘り下げてください。
「これだ!」というのが見つかるでしょう。
【どのような創作?】は、小説執筆やイラスト、マンガといったジャンルでも、もっと細かく「読者の心温まる恋愛小説をwebで公開」などでもOKです。
以下、具体的にわかるようにぼくの例を掲載するので、参考にしてみてください。
★てて160の回答例★
・誰に?
「クリエイターを目指して日々努力している、主に10~20代の若者」
・どんなメッセージ?
「もっと自分らしさを出して創作活動を楽しもう」
・どのような創作?
「ブログを中心とした文章執筆」
この回答を「⑥.今は□□□している」という形に当てはめてみましょう。
⑥【今は、クリエイターを目指して日々努力している、主に10~20代の若者に向けて、「もっと自分らしさを出して創作活動を楽しもう」ということを、ブログを中心に文章の形式で伝えている】
これで要素が1つ完成しました。
質問に答えただけです。
拍子抜けするほど簡単でしたよね!
きっかけの前にはネガティブな出来事がある
つづいて、質問2にうつります。
★質問2★
質問1のように考えたのはいつ、どんなきっかけで、そのことに気づいたのでしょうか?
【□□□な出来事があってネガティブになっていたころに、□□□というきっかけがあり、□□□だと気づいた】という形で答えてください。
さて。
この質問で⑤の要素が見つかります。
回答する際、よく思い出してほしいことがあります。
そのきっかけの少し前には、「不調」「失敗」「後悔」「ショック」といったネガティブな出来事があったはず。
ぼくらが新しいことを始めようとするときは、その前に大小問わず、なんらからの変化があるんです。
忘れてしまっているかもしれませんが、あなたの記憶からそれを掘り起こしてください。
こちらについても、ぼくの例を掲載するので、参考にしてみてください。
★てて160の回答例★
【□□□な出来事があってネガティブになっていたころに、□□□というきっかけがあり、□□□だと気づいた】
という形にあてはめると……。
↓
【期待していた仕事がうまくいかず落ち込んでネガティブになっていたころに、ゼロから仕事をやり直そうと思い、自分の過去を徹底的に振り返った。
それがきっかけで、小説編集者として仕事をしたいというよりも、自分らしさを表現しながら創作活動を楽しむ人を増やしたかったんだと気づいた。】
この回答から、「きっかけ」と「気づいたこと」を抜き出し、【⑤.そこで□□□したことがきっかけで、「□□□だった」と気づいた。】の形に当てはめてみましょう。
⑤【そこで徹底的に自分の過去を振り返ったことがきっかけで、「小説編集者として仕事をしたいというよりも、自分らしさを表現しながら創作活動を楽しむ人を増やしたかったんだ」と気づいた】
これで要素⑤も完成しました!
自己紹介で大切なのはどん底や大失敗
もうレッスンは半分以上をすぎています!
次に質問3です。
★質問3★
質問2の【□□□な出来事】をもう少しくわしく教えてください。
その出来事は、どのように起こったのでしょうか?
【□□□だった自分が□□□しようとした。一時は□□□でうまくいった。でもうまくいかず、□□□になってしまった】という形で答えてください。
先ほど回答した【□□□な出来事】をさらに細かく、4つに分解します!
この4つは、「自己紹介に必須の7要素」の①~④にあたります。
①.昔は□□□だった私。
②.□□□しようとした。
③.一時的にうまくいき、□□□となった。
④.でも、□□□になってしまい、どん底に……。
でしたね。
そしてもうお気づきかもしれませんが、質問3の回答と要素①~④は、それぞれ対応しています。
「□□□だった自分が」→→要素①
「□□□しようとした」→→要素②
「一時は□□□でうまくいった」→→要素③
「でもうまくいかず、□□□になってしまった」→→要素④
というように。
さて、質問に戻ります。
具体的にどんな出来事が起こったり、どのように考えたりしてうまくいかなくなり、どん底に落ちたり大失敗をして、ネガティブになってしまったのでしょうか?
ここは自己紹介つくりでとくに大切になるので、よくよく思い出してみてください!
その際、④→③→②→①の順番で回答したほうが、徐々に記憶をさかのぼっていくことになり、思い出しやすくなるかもしれません。
それと、それぞれを回答する際の注意点があります。
【「でもうまくいかず、□□□になってしまった」→要素④】の注意点
あなたのストーリーのどん底、失敗部分になります。
恥ずかしいかもしれませんが、隠したりせず、本当のことを書いてください。
【「一時は□□□でうまくいった」→要素③】の注意点
どん底や失敗の前にはたいてい、一時的だとしてもうまくいっていた好調の時期があったはず。
それを書き出してみましょう。
【「□□□しようとした」→要素②】の注意点
上の好調の時期は、どのようなことをしようとした結果、うまくいったのでしょうか?
なぜそれをしようとしたのか、その活動の目的だったことを書き出してみましょう。
【「□□□だった自分」→要素①】の注意点
最初のころ、何を考えてそのような活動をしようと決めたのでしょうか。
ダメな自分を変えたかったり、問題を抱えていたりしたのではないでしょうか。
それを思い出して、書き出してください。
★てて160の回答例★
④【小説家のタマゴの短編集が売れず、予定していた2冊目が出せなくなり、それに伴いサービスも停止になってしまった】
③【小説家のタマゴたちの作品を集めて短編集を出すなど、順調だった】
②【小説家のタマゴ向けのサービスをつくり、勤めていた出版社倒産後も、小説の編集を続けようとした】
①【ある本を読み、編集者が小説家とともに本をつくっていくプロセスを知り、それほど文学を読んでいるわけでもないが、小説編集者になるために出版業界へ入った】
目標があると、もっと応援してもらえる!
おつかれさまです!
もう8割がた、あなたの自己紹介文は完成しています。
ですがまだ、ファンから応援してもらうために大切な部分が抜けています。
それが【⑦.これからは□□□したい。】
そうです! あなたの「目標や夢」です!
最後の質問に答えてください。
★質問4★
あなたのかなえたい夢、実現したい目標、これから目指す姿を教えてください。
応援してもらえる自己紹介の最後のピースとして、絶対に必要な要素が、あなたの夢です。
あなたがこれから目指す姿を書いてください。
夢が大きければ大きいほど、かけられる期待も大きくなり、熱い応援をしてもらえるはず。
ただし1点、注意があります。
最初につくった要素⑥とのつながりは意識してください。
とくに、あなたが伝えたいメッセージとかけ離れた目標を立ててしまうと、せっかく作り上げたストーリー性のある自己紹介が台無しになってしまいます。
★てて160の回答例★
⑦【新人クリエイターが輝ける場をつくりだし、仕事を依頼しながら、創作活動を支援したい】
これまでの回答を整理して自己紹介つくり
いよいよ最後です!
ストーリーを取り込んだ自己紹介文の作成にとりかかりましょう。
ここまでの回答を順番にならべ、それらを上手につなげて文章整理をしてください。
こちらは、つくりたい自己紹介の文字数によって、長くすることも短くすることも可能です。
長い自己紹介文をつくりたい場合は、それぞれの質問の答えをより具体的にして、それらをつなげます。
短くしたいなら、全体のストーリーの流れは残しながら、余分に感じた部分をバッサリとカットしましょう。
注意点としては、要素④を大きく削ってしまうのはNGです。
それではここまでのてて160の回答例①~⑦を並べて、自己紹介文を完成させます!
★てて160の回答例★
①【ある本を読み、編集者が小説家とともに本をつくっていくプロセスを知り、それほど文学を読んでいるわけでもないが、小説編集者になるために出版業界へ入った】
②【小説家のタマゴ向けのサービスをつくり、勤めていた出版社倒産後も、小説の編集を続けようとした】
③【小説家のタマゴたちの作品を集めて短編集を出すなど、順調だった】
④【小説家のタマゴの短編集が売れず、予定していた2冊目が出せなくなり、それに伴いサービスも停止になってしまった】
⑤【そこで徹底的に自分の過去を振り返ったことがきっかけで、「小説編集者として仕事をしたいというよりも、自分らしさを表現しながら創作活動を楽しむ人を増やしたかったんだ」と気づいた】
⑥【今は、クリエイターを目指して日々努力している、主に10~20代の若者に向けて、「もっと自分らしさを出して創作活動を楽しもう」ということを、主にブログを中心に文章の形式で伝えている】
⑦【新人クリエイターが輝ける場をつくりだし、仕事を依頼しながら、創作活動を支援したい】
「①~⑦をまとめて整理した自己紹介文」(約500文字)
ある本を読み、編集者が小説家とともに本をつくっていくプロセスを知って感動し、それほど文学を読んでいるわけではないが、小説編集者になるために出版業界へ。
数社を経て小説編集者になるが、つとめていた出版社が不況で倒産。
それを機に、「小説の編集をするなら、出版社に転職するよりも自分で会社をつくるほうが早い」と起業し、小説家のタマゴを育成するサービスを開始。
1年後には小説家のタマゴたちの作品を集めて本も出すことができ、順調にいっていたものの、自分の力不足で2冊目が出せなくなってしまい、それに伴いサービスも停止。
「これからどうすればいいんだ……」と暗中模索しながら、徹底的に自分の過去を振り返ったとき、「自分は小説を編集したり、小説家を育成するよりも、のびのびと自分らしい創作活動を楽しむ人を増やしたかったんだ!」と気づいた。
今は、クリエイターを目指して日々努力している、主に10~20代の若者に向けて、「自分らしさをもっと出して創作活動を楽しもう」というメッセージを、ブログを中心に発信している。
これからの目標は、新人クリエイターが輝ける場をつくりだし、仕事を依頼しながら、創作活動を支援すること。
2022年内にその第一歩を踏み出す。
「ショートバージョン」(約240文字)
小説編集者になるために出版業界に入るが、つとめていた出版社が倒産。それを機に起業し、小説家育成サービスを始めた。
そのサービスから短編集を出版するなど順調だったが、自分の力不足でサービス停止に追いこまれてしまう。
夢も目標も見失うが、ゼロになったことで「実はのびのびと自分らしい創作活動を楽しむ人を増やしたかったんだ!」と気づき、今は新人クリエイターに「自分らしく創作することの大切さ」を伝えている。
目標は、新人クリエイターが輝ける場をつくること。年内にその第一歩を踏み出す。
最後にお知らせ!
おつかれさまでした!
なるべくわかりやすくしたつもりですが、とはいえ1回読んだだけでは、なかなかピンとこない部分もあったかもしれません。
それに、ぼく自身がそうなんですが、こういう「実際に答えてみましょう!」という形式のレッスンって、なかなか実際に回答しないもんですよね!
なので、おそらくここまで読み終えた人のほとんどが、実際に質問に回答していないはず!
でも、それで全然OKなんです!
まずはどんなことが書かれているかを最後まで読み進めて、有益だと感じていただけた人だけ、改めて読み直していただくことで、きっと理解も深まりますし、一層相手の心を引き付ける自己紹介が作れるようになるはずです!
最後にお知らせです。
今回の「ストーリーを取り入れたプロフィールの作り方」を用いて、みなさんのツイッタープロフィールをぼくが作成する、というサービスを始めました。
詳細はこちらにありますので、よろしければぜひ!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
※こちらの記事の転記などは禁じております。