小説は「ストーリー」が9割です。文体とか、世界観とか、暗喩とか、直喩とか、そういった細かいことにはこだわらないで大丈夫。それより、とにかくおもしろいストーリーを作ってください。それが小説の土台で、すべての始まりです。
★まだ小説を書き慣れていない人のための 小説の書き方講座 1★— てて160/小説編集者 (@produced_by_ti) April 19, 2021
今回は、小説を書きなれていない人が最初に力を入れるべきことについて、お話しいたします。
結論を先にお伝えしちゃいます。
「ストーリー」です。
まだ小説を書き慣れていない人は、まずストーリー作りに力を注ぎ込んでください。
小説は、ストーリーがつまらないと、最後まで読んでもらえません。文体とか、キャラ設定とか、比喩表現とか、豊富な語彙とか、これらはすべて、おもしろいストーリーがあってこそなんです。
ほとんどの読者は、ストーリーを重視して小説を読みます。とくに文庫だと、カバーの裏側に200文字くらいのあらすじが書いてあって、それを見て、お客さんは買うか買わないかを判断しているんです。
それくらいストーリーは大切ですし、ストーリーは「小説の土台」といっても言い過ぎではありません。
砂場で作った砂山を想像してみてください。土台の部分がしっかりと固まっていなかったり、ぐらぐらとしていたら、すぐに崩れてしまいますし、高い山も建てられません。
でも、しっかりとした土台を作っておけば、なかなか崩れませんし、高い山を作ることもできますし、いろんな装飾を施すことだって可能です。
小説も砂山と同じで、土台となるストーリーがしっかりしていれば、キャラ設定などで大胆なことをしても、小説が大きく崩れることはないんです。
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もちろん、ストーリー重視ではなく、内面をひたすら深く深く描いていくような小説もあります。芥川賞にノミネートされるような小説です。それらは除外して考えてください。
私が指している小説は、いわゆるエンタメ系の小説です。「読んで号泣した」や「エキサイティングだった」「とにかく感動した」「おもしろかった」といった感想がもらえる小説です。
そういった小説は、とにかくストーリーが重視されています。
ちょっと思い出してみてください。ストーリーはひどくてつまらなかったけれど、それ以外がすごいおもしろかった最高の小説、なんてありますか?
ないはずです。おもしろかった最高の小説は、ストーリーがおもしろいことが大前提なんです。
私は「小説はストーリーが9割」といっていますが、それくらいストーリーが大切なんだと、わかっていただけたでしょうか。
だからこそ、小説を書き慣れていない人や、小説を書くようになってまだ時間が浅い人ほど、ストーリー作りに時間を割いて、力を注ぎ込んでほしいのです。
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「ストーリー作りから始めろっていっても、何をどこから始めればいいのかわからない」
こういう人も多いと思います。
実は、ストーリーには作り方があるんです。けれど、ほとんどの人はそれを学んだことがありません。
ストーリーの作り方を学ぶには、独学以外だと、小説のカルチャースクールに通うか、「小説の書き方本」を読むくらいしかないんです。少なくとも小学校、中学校、高校では、そんな授業はなかったはず。
これはつまり、小説を書き慣れていない人のほとんどは、ストーリーの作り方について、何も知らないということです。
くれぐれも、「想像のなかで主人公を動かしていけば、おもしろいストーリーが勝手にできあがる」とは思わないでください。こう考えている人は非常に多くいますが、それでおもしろいストーリーが出来上がるなら、みんなおもしろい小説が書けています。
でも、そうじゃないことは、みなさんよく理解しているはず。
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たとえば絵で考えてみてください。
私のような素人でも、たしかに絵は描けます。でも、書き方をまったく学んでいない素人が書いた絵が、たとえば大きな賞を受賞したり、高額で売れたりはしませんし、インスタでアップしたって大勢からいいねをもらえたりはしないはずです。
小説も同じなんです。
小説の初心者でも、なんとなく小説っぽいものは書けます。でも、それがいきなり文学賞を受賞したり、いきなり出版社の目にとまって、売れっ子作家になれたりはしません。
それなのに、なぜか小説に関しては、すぐに文学賞を受賞できたり、読んだ人はみんな「おもしろかった!」と言ってくれるとカン違いしてしまうんです。小説の書き方なんて学ばなくたって、すぐに読者を楽しませる小説を書けると思ってしまうんです。
でも、繰り返しますが、そんなにうまい話はありません。
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さて。
ここまでちょっと辛口の話になってしまったかもしれません。
でも、まだ小説を書き慣れていない人ほど、最初にストーリーの作り方を身につけさえすれば、あとはどんどんおもしろい小説が書けるようになるんです。なので、小説を書き始めて挫折をしてしまう前に、ストーリーの作り方を学んでいただければと思います。
ちなみに、ストーリーの作り方は、本屋に行けばいくらでも小説の書き方本が売っているので、それらを読んで、自分にしっくりくるものを読めばいいと思います。
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ということで今回は、小説を書きなれていない人が最初に力を入れるべき点について、お話しいたしました。
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