発信しない小説家に未来はない

プロ作家を目指すあなたへ
【発信しない小説家に未来はない】

最初に結論を書きます。

 

これからの小説家に、SNSやブログなどでの「発信」は必須です。

 

今日からどんどん発信していきましょう。

 

▼▼▼▼▼

 

昔の作家は、SNSで発信しないでも、なんの問題もありませんでした。

 

というより、そもそもネットがなかったので、発信したいことがあっても、発信できなかったのです。

 

今では信じられないかもしれませんが、SNSが登場するまでの小説家は、自分の本の発売日になっても、「今日が発売日です! 買ってね!」なんて言えなかったんですね。

 

けれども、昔はそれでよかったんです。

 

なぜならば、本屋に本が並んでいれば、バンバン売れていましたから。

 

40代の私はそんな時代を体験できませんでしたが、50歳以上の出版関係者に聞くと、本が売れに売れた時代があったそうですよ。もちろん、たいしたプロモーションもせずに。

 

でも……。みなさんご承知のとおり、今は違いますね。

 

プロモーションなしで売れる本なんてありません。

 

出版されて本屋に本が並んだとしても、発売されていることが知られない本は、そのままひっそりと出版社に戻ってきて、断裁され、すぐに絶版となってしまいます。

 

▼▼▼▼▼

 

昔は簡単に本が売れていた理由はいくつもありますが、大きな理由として「ほかにあまりエンターテイメントがなかったから」というのがあるでしょう。

 

つい20年くらい前は、youtubeもラインもツイッターもスマホゲームもネットフリックスも、とにかくなんにもなかったのです。

 

今、スマホやネットのない時代を想像することは難しいですよね。

 

そんなこともあって、昔は本を読む人が多かった。読書がもっともっと多くの人に楽しまれていたんです。

 

このたった20年くらいで、スマホが生まれ、たくさんのエンターテイメントと、無料で楽しめるものが生まれました。

 

その結果、お金を出して本を買って読む人がどんどん減り、本が売れなくなったのです。

 

▼▼▼▼▼

 

「本が売れないなら、もっと出版社が本のプロモーションをすればいいんじゃないの」

と思った人もいるでしょう。

 

たしかにそのとおりですし、出版する以上は宣伝する責任だってあると思います。

 

でも……、本が売れなくなったことで、出版社にはお金がなくなりました。

 

結果、プロモーションにかけるお金が激減してしまったのです。

 

それゆえ、宣伝しない本は売れず、売れなければプロモーションにお金をかけられない、というマイナスの連鎖が続いています。

 

かなしいかな、これが出版業界の現実。

 

けれど、嘆いていても始まりません。

 

ここからが本題!

 

繰り返しますが、どんどん発信しましょう。

 

発信するメリットはいくつもありますが、特に大きなメリットは、発信したら、フォロアーが増えるということ。

 

フォロアーが増えると、実は「本が出しやすくなる」のです。

 

どういうことか簡単に書きますね。

 

ほとんどの出版社では、企画会議が行われています。

 

編集者が企画を立て、それを営業部などが、出版するかどうかを企画会議で判断します。

 

その際、営業部の判断基準は、「売れるかどうか」です。

 

身も蓋もありませんが、ほぼこれ。

 

そして、著者にフォロアーが多いと、出版社の企画会議を通しやすい!

 

仲のいい編集者に聞いた話だと、小説ではありませんが、SNSでフォロアー3万人以上が出版の条件になっているとか。

 

おそらく近い将来、小説も同じようになるでしょう。

 

なぜならば、フォロアーが多ければ多いほどファンが多いということで、出版社が宣伝しなくても、著者のSNSによる宣伝でファンたちが買ってくれる可能性が高いから。

 

繰り返しますが、この現況がいいとはまったく思っていません。でも、残念ながら、小説家を目指す以上は、この現実を見つめないとならないのです。

 

▼▼▼▼▼

 

では、何を発信すればいいのか。

 

「今日はラーメンを食べました」

なんて発信しても意味がありません。

 

フォロアーも喜びませんし、増えません。

 

私がオススメしたいのは、今書いている作品について。

 

「いま、作品についてこんなことを考えている」

「ここで悩んでいる

「ここをこうしたのは、こういう意図があったから」

 

そんなことを中心に、作品作りの裏側を書くのです。

 

多くの人が、「発信するのはいいけど、何を書いていいのかわからない」といいますが、これならあなたが原稿を書き続ける限り、発信することができるでしょう!

 

実は、作品制作の裏側を知りたい人は多いのです。

 

とくに、小説執筆の裏側なんて、ほとんどの人は知らないでしょう。

 

あまり作家は裏側を語りたがりませんから。

 

だからこそ、あなたが裏側を書くことは、差別化にもつながるわけです。

 

それに、裏側を知ったことによって、その人はきっとファンになってくれます

 

そして、その作品が出版されることになったとき、その人にとっても他人事ではなくなり、間違いなく応援してくれます。

 

▼▼▼▼▼

 

2年くらい前になりますが、アイドルグループ欅坂46のドキュメンタリー映画を観ました。

https://2020-keyakizaka.jp/

 

 

とくに彼女たちのファンというわけではなく、メンバーも2人しか知らなかったのですが、興味あって観に行きました。

 

映画の内容はというと、とにかくライブやメンバー脱退などの裏側が赤裸々に描かれていて、私はむちゃくちゃ感動してしまいました。

 

今後、応援していこうと思っちゃったわけです。

(欅坂46は改名して、現在は櫻坂46となっていますが、もちろんその動向に注目しています)

 

私のようなにわかファンを簡単に作れるくらい、裏側の秘話には力があるのです。

 

そして、大事なのは発信し「続ける」こと。

 

最初はとにかく根性です。

 

おそらくみなさんもSNSをやっている人が多いと思いますが、フォロアーはいきなり増えません。

 

私自身も、何度もくじけそうになっています。

 

ですが、発信をやめてしまったら、そこでおしまいです。

 

とにかく根性で続けています。続けてさえいれば、かならずいいことが待っていると信じて

 

▼▼▼▼▼

 

 

こういう記事って、読んで「なるほど~」と思うだけだと、あまり意味がありません。

 

でも、「私は~~~と思った」みたいに一言書いて、自分の意見を入れておくだけで、その内容が格段に活きてくるんです。

 

なので、もしも今回の記事がおもしろかったという方がいましたら、すぐ下にあるツイッターマークから、この記事の感想や意見を入れつつ、つぶやいていただけると、今回の内容がインプットできますし、私もうれしい!

 

よろしくお願いします!

 

タイトルとURLをコピーしました